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DELL Studio XPS 8000レビューをご紹介!DELLパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2009/11/14
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DELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8000 レビュー

Studio XPS 8000は、最新CPU「Core i7/i5」を搭載するDELLのハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途に強く、下位機種とは一線を画した性能を誇ります。

Studio XPS 8000の概要

(速報4) Core 2 Duo搭載の入門機種と性能を比べてみると?

Studio XPS 8000(左)と入門機種Inspiron 530(右:現行Inspiron 545の前機種)の性能を比較
Studio XPS 8000(左)と入門機種Inspiron 530(右:現行Inspiron 545の前機種)の性能を比較してみます。

両機種のカスタマイズ構成比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8000
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
CPU(動作周波数) Core i7 860(2.8GHz) Core 2 Duo E8500(3.16GHz)
メモリ 4GB(2GB×2) 4GB(2GB×2)
ハードディスク 500GB 500GB
ビデオコントローラ GeForce GTS240 1024MB GeForce GT8600 256MB

今回比較したInspiron 530は現行Inspiron545の前機種であり、価格comのランキングにも長きに渡ってランクインしていた名機です。チップセットがインテルG33と前世代、ビデオコントローラも少し前世代のミドルレンジですが、Studio XPS 8000の最新性能と比較するにはちょうど良いと思います。

Windows 7エクスペリエンス値の比較

Core 2 Duo E8500(3.16GHz)を搭載したInspiron 530のWindows 7エクスペリエンス値
【参考】Core 2 Duo E8500(3.16GHz)を搭載したInspiron 530のWindows 7エクスペリエンス値。

両機種のベンチマークテストの比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8000
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
プロセッサ 7.4 6.5
メモリ 7.5 6.5
グラフィックス 6.9 6.4
ゲーム用グラフィックス 6.9 6.4
ハードディスク 5.9 5.9

今回は同じハードディスクを使用して比較したので、ハードディスクスコアは同じです。ディスク容量やメーカーによってスコアが多少前後しますので、参考程度にしてください。

プロセッサ

Core 2 Duo上位クラスを搭載しているだけあって、Inspiron 530のプロセッサ値は6.5と比較的高いです。ただし、Studio XPS 8000が搭載するCore i7には大きく及びません。

Inspiron 530はCore 2 Duo E8500(3.16GHz)を搭載しているため、動作周波数だけで言えばStudio XPS 8000が搭載しているCorei7 870(2.93GHz)/860(2.8GHz)をも凌ぎますが、Core i7はクアッドコアかつターボ・ブースト機能(最大:3.6GHz/3.46GHzまで上昇)が影響しているのかもしれません。

メモリ

メモリは両機種とも4GB(2GB×2枚)にしましたが、メモリのスコアが大きく異なります。Core i7ではメモリ周りの速度が向上されていること、高速なDD3-SDRAMメモリを採用していることが差となって現れています。画像や動画などメモリの消費量が多い作業が主用途の方は、Studio XPS 8000の恩恵を多大に受けられると思います。

グラフィック

後述する3Dグラフィックベンチマークテストでは大きな性能差が確認できましたが、グラフィックス系スコアについては想定していたほど差が出ませんでした。Windows7ではそれほどグラフィック能力が求められないからでしょうか。

ハードディスク

Studio XPS 8000レベルになると、CPUやメモリ、ビデオコントローラのレベルがワンランク上がるので、ハードディスクが足を引っ張っている状態と言えます。となれば、高速なSSDを導入ということになるのでしょうが、DELLをはじめとするBTOメーカーではまだまだ採用されていないのが実情です。

ただ、Windows 7はSSDに対応していますので、ハードディスク→SSDに換装する方法もあります。DELLのサポート対象外となる、別途予算が必要というデメリットさえ割り切れば、ベンチマークスコアは大きく上昇し体感速度も向上します。後日、SSD換装のレビューも掲載してみたいと思いますので、興味がある方はご参考にどうぞ。

PCMark05スコアの比較

Studio XPS 8000のPCMark05スコア Studio XPS 8000のPCMark05詳細スコア
Studio XPS 8000のPCMark05スコア

Inspiron 530のPCMark05スコア Inspiron 530のPCMark05スコア
Inspiron 530のPCMark05スコア

PCMark05スコアの比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8000
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
PCMarks 10062 7398
CPU 10132 7932
Memory 11064 6135
Graphics 13125 6887
HDD 6696 6618

実作業ベースを想定したベンチマークテスト「PCMark05」で比較。HDDスコアは同じ製品を使用しているので誤差程度ですが、他のスコアはStudio XPS 8000が圧倒。約1.3〜2倍近い数値をたたき出しています。デジタルコンテンツ系用途にかなり強いことがわかります。

3DMark06スコアの比較

Studio XPS 8000の3DMark06スコア Studio XPS 8000の3DMark06詳細スコア
Studio XPS 8000の3DMark06スコア

Inspiron 530の3DMark06スコア Inspiron 530の3DMark06詳細スコア
Inspiron 530の3DMark06スコア

3DMark06スコアの比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8000
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
3DMark Score 14579 4644
SM2.0 Score 6234 1888
HDR/SM3.0 Score 5875 1607
CPU Score 4859 2892

想像通りと言えばそれまでですが、Studio XPS 8000の強さがよくわかります。1ランクどころか、3〜4ランク違う印象です。

Windows7エクスペリエンス値のグラフィック系スコアでは大きな差が出ませんでしたが、グラフィック描画負荷が高いゲーム用途であれば次元が違います。最新ゲームである、バイオハザード5ストリートファイターWのベンチマークテストも行ってみましたが、動作に全く不安はありません。

Core i7/i5を導入する利点

上記でご紹介したベンチマーク結果以外にも、クアッドコアCPUであるCore i7/i5を選ぶ利点があります。性能に余裕があるので、複数の並行作業を行っても動作が遅くなりにくいです。

複数の並行作業にも強いクアッドコアCPU
複数の並行作業にも強いCore i7/i5

クアッドコアはよほどのことがない限り、4つのコアをフル稼働しません
クアッドコアはよほどのことがない限り、4つのコアをフル稼働しません。つまり、常時余裕を持って動作しているのです。コアを2つしか持たないCore 2 Duoとは違い、ウィルススキャンをしながらインターネットを楽しみ、音楽を視聴するなんで同時作業も快適です。

  • 複数の作業を同時に行う機会が多い
  • パソコンを長く快適に使いたい

という方におすすめです。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100
Studio XPS 8000の後継機種 Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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