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DELL Studio XPS 8000レビューをご紹介!DELLパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2009/11/15
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DELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8000 レビュー

Studio XPS 8000は、最新CPU「Core i7/i5」を搭載するDELLのハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途に強く、下位機種とは一線を画した性能を誇ります。

Studio XPS 8000の概要

(速報5) ハイエンドパーツを搭載しながらもコンパクトなStudio XPS 8000

Core i7搭載パソコンは、用途や購入層を考慮した結果、拡張性を重視した機種が多いです。

ところが、省電力化が図られた新Core i7/i5シリーズが登場すると状況が一変し、Studio XPS 8000のようなコンパクトな機種が登場し始めています。Studio XPS 8000の本体ケースが、Core 2 Duoを搭載する入門機種と同等サイズであることからも明白です。

入門機種のInspiron 530(右:現行Inspiron 545の前機種)と並べてもこのとおり
入門機種のInspiron 530(右:現行Inspiron 545の前機種)と並べてもこのとおり。高さが少し違うだけで、奥行きや横幅はほぼ同じです。写真で見ると、Studio XPS 8000の方が細く感じるくらいです。設置スペースにほとんど差はありません。

内部も比較してみました
内部も比較してみました。Studio XPS 8000(左)は高さが確保できる分だけ、内部に余裕があります。

Studio XPS 8000では、吸気孔を大きく取るなど放熱性も考慮されています
さらにStudio XPS 8000では、吸気孔を大きく取るなど放熱性も考慮されています。起動時にファン音がブォッと鳴りますが、起動さえしてしまえば普段は全く気になりません。

拡張性と安定性に不安を感じるなら、上位機種Studio XPS 9000も検討材料に

Studio XPS 8000は、超ハイエンドデスクトップ機種と比べると、内部スペースが狭くメンテナンス性はそれほど高くありません。しかし、光学ドライブ用の5.25インチベイを2基、3.5インチの内蔵ハードディスクベイを2基分実装していますし、ブルーレイドライブや高性能グラフィックカードもカスタマイズ可能です。よほどのヘビーユーザーでなければ、Studio XPS 8000の性能に不満を持つことは少ないと思います。

それでもStudio XPS 8000に不安が残る方は、上位機種であるStudio XPS 9000も検討してみてください。ただし本体サイズや重量はかなり大きくなりますし、旧(といっても上位シリーズですが)のCore i7 900シリーズになります。

上位機種であるStudio XPS 9000(左)と並べてみた
Studio XPS 8000(左)を上位機種であるStudio XPS 9000(右)と並べてみました。Studio XPS 9000の大きさ、かつ、Studio XPS 8000のコンパクトさがよくわかります。

内部を比較
内部を比較。詳細については別ページでご紹介しますが、Studio XPS 9000(右)の中はかなり広いです。放熱性にも余裕がありますし、拡張性もStudio XPS 8000(左)よりも断然上です。

Studio XPS 9000は、電源容量の大きさや拡張性、CPUファンの大きさ、前面の吸気ファンの追加など、Studio XPS 8000にはないメリットが数多くあります。Studio XPS 8000で物足りない方は、Studio XPS 9000を検討してみてください。

ただ、Studio XPS 9000クラスのデスクトップパソコンが自宅にあると、「このパソコンでかいな…」と思います。重さも半端ではなく、Studio XPS 8000が子供に見えます。

Studio XPS 8000とStudio XPS 9000の概要比較
比較対象 コンパクトな
Studio XPS 8000
拡張性を重視した
Studio XPS 9000
デザイン Studio XPS 8000  Studio XPS 9000
チップセット インテル P55 Express インテル X58 Express
CPU いわゆる新Core i7/i5
  • Core i7 870
  • Core i7 860
  • Core i5 750
いわゆる旧(上位)Core i7
  • Core i7 975EE
  • Core i7 960
  • Core i7 920
メモリ デュアルチャネル
4GB、6GB、8GB、12GB、16GB
トリプルチャネル
3GB、6GB、9GB、12GB、24GB、
ビデオコントローラ GeForce 260GTX
GeForce 240GTS
GeForce 260GTX
GeForce 240GTS
本体寸法
(高さ×幅×奥行)
408 x 186 x 455 (mm)
493 x 198 x 528 mm
重量 約7.3kg 約20kg
本体カラー
(前面パネル、前面フレーム、側面パネル)
ブラック/シルバー/ホワイト ブラック/クリムゾンオレンジ/ホワイト
製品詳細 Studio XPS 8000(DELL公式ページ) Studio XPS 9000(DELL公式ページ
※2009年11月15日現在
ちょっとややこしい現在のCore i7シリーズ

最新CPU事情は少々ややこしくなっており、新・旧のCorei7シリーズが混雑しています。以下に、Core i5も踏まえて簡単にご紹介しておきます。

Core i7の概要比較
比較対象 コア数/スレッド数 動作周波数 ターボ・ブーストによる
最大周波数
対応ソケット DELLで搭載する機種
【旧・上位】Core i7 975EE 4/8 3.33GHz 3.60GHz LGA1366 Studio XPS 9000
【旧・上位】Core i7 960 4/8 3.20GHz 3.46GHz LGA1366
【旧・上位】Core i7 920 4/8 2.66GHz 2.93GHz LGA1366
【新・下位】Core i7 870 4/8 2.93GHz 3.60GHz LGA1156 Studio XPS 8000
【新・下位】Core i7 860 4/8 2.80GHz 3.46GHz LGA1156
【新・下位】Core i5 750 4/4 2.66GHz 3.20GHz LGA1156
【参考】Core 2 Quad Q9400 4/4 2.66GHz - LGA775 Studio Desktop
※2009年11月15日現在

同じCore i7でも、旧・上位の900シリーズと新・下位の800シリーズが混在しています。どちらも同じNehalem(ネハーレン)プラットフォームによるCPUですが、大きさが違うなど全く互換性がありません。基本的にはCore 900シリーズの方が上位ですが、ターボブースト機能の倍率が新Core i7シリーズの方が高いので、逆転現象が起こる場合があります。

性能差については、プラットフォームの違い(チップセットやメモリ(旧Core i7は3枚のトリプルチャネル動作、新Core i7は2枚のデュアルチャネル動作))など、CPU以外の要素も関係するので一概には言えませんが、同価格帯のCore i7 920とCore i7 860ではベンチマークテストでこそわかる程度の差であることが多いです。

以上のことから、新・旧Core i7の純粋な性能だけでは判断しづらいです。DELLのラインナップであれば、コンパクトさを追求するならStudio XPS 8000、拡張性を重視するなら上位のStudio XPS 9000という判断で良いかと思います。

ちなみに、8スレッド動作が必要なければCore i5でも十分ですが、ベンチマークの結果がCore i7の方が軒並み高いこと、新Corei7とCore i5の価格差が1万円前後(2009年11月15日現在)であることを考えると、個人的には新Core i7をおすすめします。

Studio XPS 8000のおすすめ用途

安さ勝負ならデュアルコアCPUのCore 2 Duo搭載機種で決まりですが、将来長く使うことを考えると、性能面で余裕があるクアッドコアCPUのCore i7もしくはCore i5搭載機種を選択肢に入れてみてください。

  • 画像編集や動画編集が主用途の方
  • CPUの性能に余裕を確保しておきたい方
  • 低価格Inspironシリーズでは性能に不満がある方
  • 予算に余裕がある方

に該当する方であれば、Core i7/i5の恩恵はきっと受けられるはずです。下位のCore i7 860やCore i5 750であればかなり価格がこなれているため、カスタマイズによっては「下位機種+α」の予算で購入することも可能です。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100
Studio XPS 8000の後継機種 Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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