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Studio XPS 8100レビューをご紹介!Studio XPS 8100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/4/23
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 8100 レビュー

Studio XPS 8100は比較的低価格で購入できるDELLプレミアムデスクトップ。
画像・動画編集や最新3Dゲームを楽しむ方におすすめします。

コストパフォーマンスが高いCPUはどれ? Core i7-860 VS Core i5-750 VS Core i5-650

【3CPU対決! その2】 実作業での快適さを測定する「PCMARK05」

アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。ファイルの圧縮や暗号化、メモリの読み書き、Windows起動など実作業に近いテストが中心です。

PCMARK05 XP起動状態を計測
PCMARK05。アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。

64ビット版のWindows 7を搭載したStudio XPS 8100では、PCMarkスコアがエラーとなり計測できなかったので、このテストのみ32ビット版Windows7を使って比較しています。

Core i5-650のスコア Core i5-650の詳細スコア
Core i5-650のスコアは10468。CPUのスコアは9040と少し下がりますが、Graphicsのスコアがかなりアップしているので、総合スコアが引き上げられています。Core i5-750との逆転現象が起こっているのは驚きでした。

PCMARK05での性能比較
CPU名 Studio XPS 8100+Core i7-860 Studio XPS 8100+Core i5-750 Studio XPS 8100+Core i5-650 備考
PCMark 10716 10209 10468 予想を反して、Core i5-650が高スコアを計測。グラフィック系スコアの影響が大きいです。
CPU 10189 9480 9040 純粋なCPUスコアの比較では、上位2CPUが勝利。Core i7-860はCore i5-650の1割ほどスコア差を付けています。
Memory 10985 9935 7566 Memoryスコアについては、クアッドコアCPUである上位2CPUが圧勝。データ量が多いファイルの処理で差が出そうです。
Graphics 14429 13876 15823 グラフィック機能を内蔵しているためか、Core i5-650がNO1。拡張型ビデオコントローラを搭載しているにも関わらずスコアがアップするのは不思議です。ただし、重いグラフィック処理になると、順位が逆転します。
HDD 6428 6611 6538 HDDスコアについてはCPUの影響はありません。誤差の範囲です。

PCMARK05各スコアを比較
PCMARK05各スコアを比較

少し高い処理負荷をかけるベンチマークテストPCMARK05になると、Windows 7エクスペリエンス値では見えなかった上位CPUとの実力差が発生しました。

Core i5-650は完全に力負け

Core i5-650は、総スコアである「PCMark」こそ上位CPUと同等のスコアをたたき出していますが、内訳を見るとGraphicsスコアによって数値が底上げされているだけです。メインテストである「CPU」スコアではCore i7-860の約1割ダウン、「Memory」スコアにおいては約4割ダウンと完全に力負けしています。

Core i5-650はメモリ周りの処理速度が落ち込むようなので、3.20GHzという高い定格動作周波数を生かし切れてない感じさえします。さらにターボブースト機能によって最大動作周波数3.46GHzまでアップしたとしても、メモリ周りに足を引っ張られてどこまで本領を発揮できるか疑問です。画像や動画が主用途の方はご注意ください。

Core i5-750は安定感あり

メモリ周りの落ち込みが激しかったCore i5-650に対して、Core i7-750は「CPU」スコア、「Memory」スコア共にCore i7-860の1割ダウン程度と安定した実力を発揮しています。ハイパースレディング機能こそ搭載してませんが、クアッドコアCPUの強みと言えます。「大容量データを扱う頻度が高いが、低予算で抑えたい」という方におすすめです。

Core i5-750を購入するなら、下位シリーズのInspiron 580という手もあります。個人的には、Studio XPS 8100+8GBメモリ+ミドルレンジビデオコントローラがおすすめですが、用途と予算に応じてご検討ください。

予算に余裕があれば上位のCore i7-870も狙ってみたい

Studio XPS 8100を購入する上で一番のおすすめは、安定感があり比較的安価なCore i7-860ですが、上位CPUであるCore i7-870(動作周波数:2.93GHz)もラインナップされています。ターボブーストMAX時には3.60GHzまで動作周波数がアップしますので、かなり速いです。予算がかなり上がるので万人向けとは言えませんが、性能重視の方は狙ってみてください。

【参考】Core i7とCore i5の概要比較
CPU名 Core i7-870 Core i7-860 Core i5-750 Core i5-650 備考
定格時の動作周波数 2.93GHz 2.80GHz 2.66GHz 3.20GHz 定格時はCore i5-650が一番高い
ターボブーストMAX時の動作周波数 3.60GHz 3.46GHz 3.20GHz 3.46GHz ターボブーストMAX時になるとCore i7-870が一番高い
定格時との差 +0.67GHz +0.66GHz +0.54GHz +0.26GHz 上位CPUほどアップする周波数の上限幅が広い
ターボブーストMAX時のCore i5-650との動作周波数差 +0.14GHz  +0.00GHz -0.26GHz - 動作周波数だけで比較すると、Core i5-750が一番低い

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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