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Studio XPS 8100レビューをご紹介!Studio XPS 8100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/1/24
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DELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100 レビュー

Studio XPS 8100は、最新CPU「Core i7/i5」を搭載するDELLのハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途に強く、下位機種とは一線を画した性能を誇ります。

Studio XPS 8100の概要

【概要4】 Core 2 Duo搭載の入門機種と性能を比べてみると?

Core i7 860を搭載するStudio XPS 8100の性能は入門機種と比べてどの程度違うのか?、Core 2 Duoシリーズでは上位のCore 2 Duo E8500(3.16GHz)を搭載するInspiron 530との性能比較をご紹介します。

Studio XPS 8000(左)と入門機種Inspiron 530(右:現行Inspiron 545の前機種)の性能を比較
Studio XPS 8100(左)と入門機種Inspiron 530(右:現行Inspiron 545の前機種)の性能を比較してみます。

両機種のカスタマイズ構成比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8100
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
CPU(動作周波数) Core i7 860(2.8GHz) Core 2 Duo E8500(3.16GHz)
メモリ 4GB(2GB×2) 4GB(2GB×2)
ハードディスク 500GB 500GB
ビデオコントローラ Radeon HD 5770 1GB GeForce GT8600 256MB

今回比較したInspiron 530は現行機種Inspiron545の前機種であり、価格comのランキングにも長きに渡ってランクインしていた名機です。チップセットがインテルG33と前世代、ビデオコントローラも少し前世代のミドルレンジですが、2年前のハイエンドデスクトップ代表としてStudio XPS 8100と比較しました。

Windows 7エクスペリエンス値の比較

Core 2 Duo E8500(3.16GHz)を搭載したInspiron 530のWindows 7エクスペリエンス値
【参考】Core 2 Duo E8500(3.16GHz)を搭載したInspiron 530のWindows 7エクスペリエンス値。

両機種のベンチマークテストの比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8100
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
プロセッサ 7.4 6.5
メモリ 7.5 6.5
グラフィックス 7.4 6.4
ゲーム用グラフィックス 7.4 6.4
ハードディスク 5.9 5.9
プロセッサ

Core 2 Duo上位クラスを搭載しているだけあって、Inspiron 530のプロセッサ値は6.5と比較的高いです。ただし、Studio XPS 8100が搭載するCore i7には大きく及びません。

Inspiron 530はCore 2 Duo E8500(3.16GHz)を搭載していますので、動作周波数だけで言えばStudio XPS 8100が搭載しているCorei7 860(2.8GHz)を凌ぎます。ですが、Core i7 860はクアッドコアかつターボ・ブースト機能(最大3.46GHzまで動作周波数が上昇)を搭載しているので、7.4とかなり高いスコアを計測しています。

インターネットや文書作成程度であれば、プロセッサスコアの差を体感することはないでしょうが、画像や動画などマルチメディア系コンテンツを扱う作業であれば、今回のスコア差もしくはそれ以上の体感差が体験できます。

メモリ

メモリは両機種とも4GB(2GB×2枚)にしましたが、メモリのスコアが大きく異なります。Core i7ではメモリ周りの速度が向上されていること、高速なDD3-SDRAMメモリを採用しているため、スコアがかなり高くなっています。画像や動画などメモリの消費量が多い作業が主用途の方は、Studio XPS 8100の恩恵を多大に受けることができるはずです。

グラフィック

ビデオコントローラの性能がかなり違うので、グラフィックス系スコアにおいても1ほど差が出ています。後述する3Dグラフィックベンチマークテストでは約4倍近い性能差が確認できたことを考えると、Windows7ではそれほどグラフィック能力が求められないようです。

実際に操作感を比較してみましたが、Windows 7の基本機能を動かす程度では体感差はありませんでした。

ハードディスク

Studio XPS 8100レベルになると、CPUやメモリ、ビデオコントローラのレベルがワンランク上がるので、ハードディスクが足を引っ張っている状態になります。となれば、高速なSSDを導入ということになるのでしょうが、DELLをはじめとするBTOメーカーではまだまだ採用されていないのが実情です。

ただし、Windows 7はSSDに最適化されていますので、ハードディスク→SSDに換装する方法もあります。DELLのサポート対象外になる、別途予算が必要、というデメリットさえ割り切れば、ベンチマークスコアは大きく上昇し体感速度も向上します。以前の記事「【おまけ】Studio XPS 8000にSSDを導入して爆速処理を目指す」でもご紹介しましたが、ハードディスクのスコアが6.8前後まで上昇しますので、将来SSDへの換装をご検討の方はご参考にどうぞ。

3DMark06スコアの比較

3DMark06スコアの比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8100
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
3DMark Score 16012 4644
SM2.0 Score 6212 1888
HDR/SM3.0 Score 7229 1607
CPU Score 5059 2892

想像通りと言えばそれまでですが、Studio XPS 8100の強さがよくわかります。1ランクどころか、3〜4ランク違う印象です。

Windows7エクスペリエンス値のグラフィック系スコアでは大きな差が出ませんでしたが、グラフィック描画負荷が高いゲーム用途であれば次元が違います。最新ゲームである、バイオハザード5ストリートファイターWのベンチマークテストも行ってみましたが、動作に全く不安はありません。

1920×1200という高解像度モードでプレイしても、59.8FPSというスコアを計測
1920×1200という高解像度モードでプレイしても、59.8FPSというスコアを計測。まったくストレスを感じることがありません。

Core i7/i5を導入する利点

上記でご紹介したベンチマーク結果以外にも、Core i7/i5を選ぶ利点は多いです。性能に余裕があるため、複数の並行作業を行っても、パソコンの動作に支障をきたすことがありません。

複数の並行作業にも強いクアッドコアCPU
複数の並行作業にも強いCore i7/i5。Windows 7のバックグラウンド動作やウイルスソフトの常駐など、ユーザーが意識して作業している以外の処理が常時行われていることが多いです。Core 2 Duoでは遅くなりやすいヘビーな作業も快適です。

クアッドコアはよほどのことがない限り、4つのコアをフル稼働しません
4スレッド以上の動作だと、よほどのことがない限り全てのコアをフル稼働することがありません。つまり、常時余裕を持って動作していることになります。コアを2つしか持たないCore 2 Duoとは違い、ウィルススキャンをしながらインターネットを楽しみ、音楽や動画を視聴しても快適です。

  • 複数の作業を同時に行う機会が多い
  • パソコンを長く快適に使いたい

という方におすすめです。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100
Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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