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DELL Studio XPS 9000レビューをご紹介!DELLパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2009/12/4
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DELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 9000 レビュー

Studio XPS 9000は、ハイエンドCPU「Core i7」を搭載するDELLの高性能デスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途に強く、下位機種とは一線を画した性能と拡張性が魅力的です。

Studio XPS 9000の概要

(速報3) Studio XPS 9000の性能をベンチマーク

Core i7を搭載するStudio XPS9000の性能をチェックしてみます。

今回ご紹介するStudio XPS 9000カスタマイズ

今回ご紹介するStudio XPS 9000のカスタマイズ構成は以下のとおりです。

OS
Windows 7 Professional 正規版(日本語版)
CPU
インテル Core i7 920 (動作周波数:2.66GHz)
メモリ
6GB(2GB×3)
ハードディスク
500GB
ビデオコントローラ
GeForce GTS240 1024MB
Windows エクスペリエンス インデックス値

Windows 7の動作快適性を表す「Windows エクスペリエンス インデックス値」を調べてみます。

Windows 7の動作がどの程度快適かを示すエクスペリエンス値は5.9
Windows 7の動作がどの程度快適かを示すエクスペリエンス値は5.9。その他のグラフィックス系も好スコアであり、非常に高いレベルでバランスが取れていることがよくわかります。

  • プロセッサ:7.5
  • メモリ:7.5
  • グラフィックス:7.3
  • ゲーム用グラフィックス:7.3
  • ハードディスク:5.9

基本スコアは5.9です。(カスタマイズによって変化します。)

Windows 7の動作は、インデックス値が、

  • 5以上・・・ものすごく快適
  • 4以上・・・かなり快適
  • 3以上・・・実用レベル
  • 2以上・・・多少性能不足
  • 1以上・・・動作しない場合あり

というランク付けであることから、かなり快適な性能を有していることになります。

他機種と性能比較してみると?

Studio XPS 9000の性能を知るために、弟機種であるStudio XPS 8000と入門機種Inspiron 530(Inspiron 545の前機種)の性能差を比較してみます。

Studio XPS 9000と入門機種Inspiron 530(現行Inspiron 545の前機種)との性能を比較してみます
Studio XPS 8000(左)と入門機種Inspiron 530(右

両機種のカスタマイズ構成比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 9000
Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8000
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
CPU(動作周波数) Core i7 920(2.66GHz) Core i7 860(2.80GHz) Core 2 Duo E8500(3.16GHz)
メモリ 6GB(2GB×3) 4GB(2GB×2) 4GB(2GB×2)
ハードディスク 500GB 500GB 500GB
ビデオコントローラ GeForce GTS240 1024MB GeForce GTS240 1024MB GeForce GT8600 256MB

今回比較したInspiron 530は現行Inspiron545の前機種であり、価格comのランキングにも長きに渡ってランクインしていた名機です。チップセットがインテルG33と前世代、ビデオコントローラも少し前世代のミドルレンジですが、今でもかなり高性能です。

Windows 7エクスペリエンス値の比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 9000
Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8000
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
備考
プロセッサ 7.5 7.5 6.5 両Core i7のスコアが際立つ
メモリ 7.5 7.4 6.5 メモリ周辺がかなり高速化されている
グラフィックス 7.3 6.9 6.4 プロセッサやメモリ同様、かなりの差を計測。Studio XPS 9000とStudio XPS 8000の差がなぜか大きい
ゲーム用グラフィックス 7.3 6.9 6.4 同上
ハードディスク 5.9 5.9 5.9 ハードディスクはほぼ同性能
(製品による差は少ない)

Studio XPS 9000とStudio XPS 8000が、非常に高性能であることがわかります。

プロセッサ

Studio XPS 9000とStudio XPS 8000の両機種、Core i7を搭載するだけあって7.5と非常に高いスコアを計測しています。一般用途では過大性能ですが、画像や動画編集などの用途では無類の強さを発揮します。

Studio XPS 9000が搭載するCore i7 920(動作周波数:2.66GHz)と、Studio XPS 8000が搭載するCore i7 860(動作周波数:2.80GHz)ではスコアが同じでしたが、ターボブースト機能を含めると、Core i7 920が最大2.93GHz、Core i7 860が最大3.46GHzまで上昇しますので、マルチコア非対応アプリケーションでは後者の方が有利と言えそうです。

対して、Inspiron 530のプロセッサ値もCore 2 Duo上位クラスを搭載しているだけあって6.5と比較的高いですが、Core i7には大きく及びません。Core 2 Duo E8500(3.16GHz)レベルであれば、動作周波数もかなり高いですが、Core i7のターボ・ブースト機能によって、その差が簡単に埋まってしまいます。

メモリ

Core i7ではメモリ周りの速度が向上されていること、高速なDD3-SDRAMメモリを採用していることが差となって現れています。画像や動画などメモリの消費量が多い作業が主用途の方は、Studio XPS 9000の恩恵を多大に受けられます

Studio XPS 9000のスコアが、Studio XPS 8000のスコアと比べて0.1高いのは、メモリが6GBであること、2GB×3枚のトリプルチャネルであること、Core i7とメモリ間のデータ転送速度が違うことなどが考えられます。とことん性能重視の方は、Studio XPS 9000を狙ってみてください。

グラフィック

Studio XPS 9000とStudio XPS 8000において、同じGeForce GTS240 1024MBを採用したにも関わらず、0.4ものスコア差が出たのか正直よくわかりません。グラフィックドライバが改善されると、スコアが落ち着くのかもしれません。

Studio XPS 9000では、さらに上位のビデオコントローラもカスタマイズ可能です。3Dゲーム用途の方はご検討ください。

ハードディスク

ハードディスクについては、上位・下位機種問わず、性能に大差がありません。Windows 7エクスペリエンス値を確認しても、スコアは同じです。ディスク容量やメーカーによってスコアが多少前後しますが、ご参考程度にどうぞ。

3Dゲームの描画能力を測定するベンチマークソフト「3DMark06」で比較

Studio XPS 9000の購入を検討する際、グラフィック能力を重視される方も多いです。以下に、グラフィック系ベンチマークの定番である3DMark06のスコアと、他機種との比較結果をご紹介します。

Studio XPS 9000の3DMark06スコア 3dmark06 詳細スコア
Studio XPS 9000の3DMark06スコア(左)と詳細スコア(右)。かなりの高スコアです。

Studio XPS 8000の3DMark06スコア Studio XPS 8000の3DMark06詳細スコア
Studio XPS 8000の3DMark06スコア

Inspiron 530の3DMark06スコア Inspiron 530の3DMark06詳細スコア
Inspiron 530の3DMark06スコア

3DMark06スコアの比較
比較対象 Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 9000
Core i7搭載デスクトップ
Studio XPS 8000
Core 2 Duo搭載デスクトップ
Inspiron 530
備考
3DMark Score 15470 14579 4644 Core 2 Duo搭載機種と比べると、Core i7搭載機種のスコアは約3倍
SM2.0 Score 6439 6234 1888 Core i7 920とCore i7 860の差は小さい
HDR/SM3.0 Score 6561 5875 1607 Core i7 920とCore i7 860の差が少し出た
CPU Score 4864 4859 2892 Core 2 Duo搭比べると、Core i7のスコアは約2倍

Studio XPS 9000とInspiron 530では、ビデオコントローラの性能が大きく違うので当然ですが、約3倍近いスコアは圧倒的です。

Windows7エクスペリエンス値のグラフィック系スコアでは大きな差が出ませんでしたが、グラフィック描画負荷が高いゲーム用途であれば次元が違います。最新ゲームである、バイオハザード5ストリートファイターWのベンチマークテストも行ってみましたが、動作に全く不安はありません。

Core i7を導入する利点

上記でご紹介したベンチマーク結果以外にも、クアッドコアCPUであるCore i7を選ぶ利点があります。性能に余裕があるので、複数の並行作業を行っても動作が遅くなりにくいです。

複数の並行作業にも強いクアッドコアCPU
複数の並行作業にも強いCore i7

クアッドコアはよほどのことがない限り、4つのコアをフル稼働しません
クアッドコアはよほどのことがない限り、4つのコアをフル稼働しません。つまり、常時余裕を持って動作しているのです。コアを2つしか持たないCore 2 Duoとは違い、ウィルススキャンをしながらインターネットを楽しみ、音楽を視聴するなんで同時作業も快適です。

  • 複数の作業を同時に行う機会が多い
  • パソコンを長く快適に使いたい

という方におすすめです。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 9000

 最新Core i7搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 9000。
  詳細はStudio XPS 9000(DELL公式ページ)をご参照ください。

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