DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 9100 レビュー
Studio XPS 9100は、インテル最上位CPU「Core i7-900シリーズ」を搭載するハイエンドパソコン。最大12スレッド動作するCore i7 Extreme Editionと重量級3Dゲームが楽しめるハイエンドビデオコントローラの組み合わせはStudio XPS 9100だけの特権です。
Studio XPS 9100の性能を徹底ベンチマーク!
Studio XPS 9100の性能について、各種ベンチマークテストを行います。Core i7を搭載する人気デスクトップパソコンStudio
XPS 8100との性能比較もご紹介しますので、購入を迷っていらっしゃる方はご参考にどうぞ。
【ベンチマーク比較 まとめ】 予算に余裕があるならCore i7 960以上を狙って欲しい
Studio XPS 9100のベンチマークテストについて整理します。
以下、
- Studio XPS 9100 その1:Core i7-930(2.80GHz/3.06GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
- Studio XPS 9100 その2:Core i7-960(3.20GHz/3.46GHz)+ATI Radeon HD 5870
1GB
- Studio XPS 9100 その3:Core i7-980X(3.33GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5870
1GB
- Studio XPS 7100:Phenom II X6 1055T(2.80GHz/3.3GHz)+ATI Radeon HD 5870
1GB
- Studio XPS 8100:Core i7-870(2.93GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB
です。
基本性能編
Studio XPS 9100は極めて高い基本性能を誇ります。Windows7の快適さを示すWindowsエクスペリエンス値を見ても、CPUやメモリ、グラフィックススコアが極めて高く、ほぼ最高値である7.9に近いです。
反面、インターネットや文書作成、ちょっとした画像・動画作業であれば過大性能です。下位機種であるStudio
XPS 7100やStudio XPS 8100、もしくは入門機種であるInspironシリーズを選び、余った予算を他のパーツや周辺機器に充てる方が幸せです。
Windows エクスペリエンス インデックス値を比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
プロセッサ |
7.5 |
7.6 |
7.8 |
7.4 |
7.5 |
マルチコアと動作周波数が大きく影響するスコアなので、コア数/スレッド数が多いCore
i7系のスコアが高いです。最上位のCore i7-980Xは、ほぼ最高値の7.8を計測しており、他CPUを圧倒しています。安価なPhenom
II X6でも十分過ぎるほどの7.4ではありますが、物足りなく見えてしまうのは不思議です。 |
メモリ |
7.7 |
7.7 |
7.8 |
7.4 |
7.5 |
メモリ周りが高速なのか、Core i7-900シリーズが強いです。Core i7-870を搭載するStudio
XPS 8100では7.5なので、0.2以上離れていることになります。Windows7の基本動作程度であれば、体感的な差はありませんが。 |
グラフィックス |
7.8 |
7.8 |
7.8 |
7.8 |
7.4 |
ハイエンドビデオコントローラATI Radeon HD 5870 1GBを搭載するStudio XPS
9100が圧勝。ミドルレンジのRadeon HD 5770をカスタマイズすると7.4前後になります。 |
ゲーム用グラフィックス |
7.8 |
7.8 |
7.8 |
7.8 |
7.4 |
同上。後述する3Dゲーム専用ベンチマークテストでは、さらに大きく性能の差が確認できます。 |
画像/動画用途編
Windows7の基本動作であれば下位機種の差はありませんが、処理負荷が重い画像/動画用途になると、Core
i7-900シリーズを搭載するStudio XPS 9100が強さを発揮します。Studio XPS 8100が搭載するCore
i7-800シリーズもコストパフォーマンスが高いので、性能重視ならStudio XPS
9100、予算重視であればStudio XPS 8100がおすすめです。
PCMARK05での性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
CPU |
9777 |
11054 |
11542 |
9227 |
10651 |
全て9000以上というハイレベルなスコアですが、Core i7-960やCore i7-980Xは11000以上という1レベル違うスコアを叩きだします。Core
i7-930は動作周波数が高くないためか、普及価格帯Core i7-870よりも低スコアでした。 |
Memory |
9767 |
10067 |
10824 |
5994 |
11212 |
Memoryスコアについても、上位CPUほど高スコアの傾向が見受けられます。ただ、Core
i7-870のスコアも高いので、Core i7-800シリーズ/900シリーズ共、大きな差はないと言えます。誤差の範囲でしょうか。 |
PCMarkVantageでの性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
PCMark Suite |
8566 |
9127 |
10656 |
6907 |
9184 |
総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。 |
TV and Movies Suite |
5968 |
6240 |
6724 |
4976 |
6077 |
Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。 |
Gaming Suite |
9137 |
10501 |
11118 |
7636 |
9687 |
ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。 |
Music Suite |
7678 |
8352 |
8398 |
5184 |
8293 |
Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。 |
Communicati Suite |
7098 |
7674 |
12485 |
6964 |
7651 |
データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。 |
3Dゲーム編
3Dゲーム用途であれば、ハイエンドビデオコントローラRadeon HD 5870 1GBを搭載可能なStudio
XPS 9100がおすすめです。高解像度もしくは重量級ゲームのプレイでは、下位機種を圧倒する性能を誇ります。
反面、低解像度でのゲームプレイであれば、ミドルレンジビデオコントローラでも大丈夫そうです。CPU性能も大きく影響しますので、無理にハイエンドビデオコントローラを選択せずとも、ミドルレンジビデオコントローラ+高性能CPUの組み合わせが高コストパフォーマンスです。
3DMark06での性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
3DMark Score
(1280×1024) |
19214 |
20584 |
22434 |
17966 |
16328 |
同じビデオコントローラを搭載しているとは思えないほど、Studio XPS 7100とのスコア差が確認できます。 |
3DMark Score
(1920×1200) |
18386 |
19650 |
21180 |
17570 |
13697 |
高解像度になると、ミドルレンジRadeon HD 5770を搭載するStudio XPS 8100のスコア下落は激しいですが、ハイエンドRadeon
HD 5870を搭載するStudio XPS 9100/7100のスコアはそれほど変わりません。 |
CPU Score (1280×1024) |
5193 |
5767 |
7051 |
5099 |
5363 |
Core i7-980Xだけ、全く違う次元のスコアです。 |
CPU Score (1920×1200) |
5164 |
5830 |
6996 |
5230 |
5125 |
マルチスレッド非対応のテスト項目が多いためか、高解像度になってもスコアの変動はなし。 |
3DMarkVantageでの性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
Entry
(1024×768) |
E37035
56293
18277 |
E40012
58242
20635 |
E48848
59442
31830 |
E30833
49873
14372 |
E28371
35431
17756 |
低解像度では、ビデオコントローラだけでなくCPUの性能も影響します。 |
Performance
(1280×1024) |
P17532
17327
18177 |
P18194
17504
20634 |
P19987
17798
31679 |
P15448
15859
14332 |
P9821
8556
17657 |
表示解像度が上がると、唯一ミドルレンジRadeon HD 5770を搭載するStudio XPS
8100のスコアが急激に下がります。 |
High
(1680×1050) |
H12575
11913
18350 |
H12734
11935
20512 |
H13303
12063
31830 |
H12177
11869
14280 |
H6238
5605
17370 |
ハイエンドRadeon HD 5870を搭載するStudio XPS 9100とStudio XPS 7100はスコアが接近します。 |
Extreme
(1920×1200) |
X8904
8671
18195 |
X9020
8762
20598 |
X9030
8703
31689 |
X8906
8729
14459 |
X4268
4105
17621 |
同上 |
※スコアは左から、総合スコア、GPUスコア、CPUスコアです。
ファイナルファンタジー14のベンチマークテストでの性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
1280×720 |
5461 |
6034 |
6577 |
4144 |
4457 |
低解像度であれば、Radeon HD 5770などミドルレンジビデオコントローラでも大丈夫な印象を受けます。 |
1920×1800 |
4584 |
4683 |
4704 |
4031 |
2469 |
高解像度になると、ハイエンドRadeon HD 5870のスコアはほとんど変化ないですが、ミドルレンジRadeon HD 5770は極端にスコアが下がります。 |
ストリートファイターWのベンチマークテストでの性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
1280×720 |
32569
332.85FPS |
34789
359.62FPS |
34916
361.15FPS |
26469
259.28FPS |
23214
220.02FPS |
十分過ぎるほどの性能です。 |
1920×1200 |
22011
241.04FPS |
21927
239.87FPS |
21843
238.74FPS |
20151
215.58FPS |
13847
129.38FPS |
同上 |
1920×1200グラフィック効果最大 |
10263
148.04FPS |
10249
147.77FPS |
10255
147.79FPS |
9972
141.12FPS |
6591
72.93FPS |
高表示解像度かつグラフィック効果を最大にしても60FPSをクリアしてます。 |
バイオハザード5のベンチマークテストでの性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
低解像度1280×720 |
184.0(S) |
188.9(S) |
194.0(S) |
141.7(S) |
105.5(S) |
十分過ぎるほどの性能です。 |
高解像度1920×1200 |
128.9(S) |
130.6(S) |
131.9(S) |
119.4(S) |
66.0(A) |
同上 |
画像編集/動画エンコード編
特に負荷が重い、画像編集や動画エンコード用途のアプリケーションでは、マルチスレッドに対応しているかが処理速度差になります。最近はマルチスレッドに対応しているアプリケーションが増えてますので、将来対応としてもCore
i7-900シリーズをおすすめします。
各画像アプリケーションでの性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
Capture NX2
標準設定でRAW→JPEG変換100枚 |
3分2秒(182秒) |
2分48秒(168秒) |
2分35秒(155秒) |
3分44秒(224秒) |
3分2秒(182秒) |
マルチスレッドに対応しきれてませんが、動作周波数の高さに比例して処理が速く完了しています。 |
Lightroom
標準設定でRAW→JPEG変換100枚 |
1分39秒(99秒) |
1分26秒(86秒) |
1分16秒(76秒) |
1分40秒(100秒) |
1分40秒(100秒) |
マルチコアCPUとの相性が良いので、6コア/12スレッドのCore i7-980Xが強さを発揮。Core
i7-930とCore i7-870がほぼ同じ、リアル6コアのPhenom II X6も検討してます。 |
Photoshop CS5
ノイズ軽減フィルタを適用100枚 |
4分2秒(242秒) |
3分37秒(217秒) |
3分15秒(195秒) |
4分22秒(262秒) |
4分00秒(240秒) |
私がよく使うノイズ軽減フィルタについても上記と同じ傾向です。フィルタの種類によってマルチスレッド対応/非対応があります。 |
TMPGEnc 4.0 XPressでの性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
軽負荷エンコードテスト
DV(720×480)→DVD形式(720×480)に変換 |
1分25秒(85秒) |
1分16秒(76秒) |
1分8秒(68秒) |
4分34秒(274秒) |
1分19秒(79秒) |
Phenom II X6が極端に遅い。 |
重負荷エンコードテスト
HD(1920×1080)→ブルーレイ形式(1920×1080)に変換 |
7分12秒(432秒) |
6分40秒(400秒) |
6分8秒(368秒) |
19分12秒(1552秒) |
14分8秒(848秒) |
ハイビジョン画質になると、普及価格帯のCore i7-870が辛くなる。 |
重負荷エンコードテスト
HD(1920×1080)→H.264形式(1920×1080)に変換 |
14分40秒(880秒) |
12分56秒(776秒) |
8分56秒(536秒) |
16分00秒(960秒) |
15分20秒(920秒) |
H.264形式への変換では、マルチスレッドが利くためか、Phenom II X6とCore i7-870が遅れを取り戻す。 |
CINEBENCHでの性能比較
機種名 |
Studio XPS 9100 その1 |
Studio XPS 9100 その2 |
Studio XPS 9100 その3 |
【参考1】 Studio XPS 7100 |
【参考2】 Studio XPS 8100 |
備考 |
Single CPU Render Test |
4385 |
4722 |
4791 |
3645 |
4722 |
自動動作周波数アップ機能であるターボブースト効果により、Core i7が軒並み高スコア |
Multi CPU Render Test |
17177 |
19504 |
27242 |
16012 |
17753 |
マルチスレッドテストになると、12スレッドのCore i7-980Xが圧倒的に強い。 |
OpenGL Standard Test |
8383 |
9160 |
9035 |
6646 |
8429 |
Studio XPS 7100が低い |
処理完了時間 |
0分51秒(51秒) |
0分45秒(45秒) |
0分32秒(32秒) |
0分55秒(55秒) |
0分49秒(49秒) |
Core i7-980Xの爆速感が伝わってきます |
OpenGL(FPS) |
57.98 |
63.14 |
63.08 |
53.70 |
30.29 |
ビデオコントローラの性能差がそのまま出た印象。ただしStudio XPS 7100は少し低いです。 |
CPU(pts) |
5.03 |
5.70 |
8.86 |
4.90 |
4.19 |
圧倒的に強いCore i7-980X。Core i7-960の約6割増しのスコアは驚異的です。リアル6コアのPhenom
II X6が、4コア/8スレッドのCore i7-870を超えているのが印象的でした。 |
総括 〜幅広い用途に対応したい方、画像や動画のヘビーユーザー、とにかく短時間で処理したい性能重視の方はStudio
XPS 9100で決まり!〜
3機種を比較すると、安価かつ高解像度ゲームに強いStudio XPS 7100、基本性能が高くコストパフォーマンスが良いStudio
XPS 8100、3Dゲーム/画像/動画など何でも強いStudio XPS 9100という印象を受けます。
Studio XPS 9100でもローエンドCPUを選ぶと、Studio XPS 8100+ハイエンドCPUに性能面で劣る場面もありますが、全体的に強くて安定感があるのはStudio
XPS 9100でしょうか。Studio XPS 8100では選べないハイエンドビデオコントローラRadeon
HD 5870がカスタマイズ可能な点も、ゲームユーザーにとっては強いメリットと言えます。
さらに、Studio XPS 9100は、下位機種にはないパーツの拡張性や前面吸気ファン、冷却能力の高いCPUクーラー、堅牢な本体ケースなど、数字で表現できない"所有欲"が味わえる数少ない機種です。少し割高な価格設定と広い設置スペース確保の問題が許せる方は、Studio
XPSシリーズ最上位機種としてのプレミアム感が味わえるStudio XPS 9100をおすすめします。
Studio XPS 9100の見積もり/カスタマイズはDELL公式サイトで!
 
最新Core i7搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 9100。
詳細はStudio XPS 9100 (DELL公式ページ)をご参照ください。
【ベンチマーク比較 その9】 CPUの温度上昇を計測してみた<< >>【購入まとめ その1】 安くはないが、中〜上級者なら手に入れたくなる一品
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