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DELL Studio XPS 9100レビューをご紹介!DELLパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/10/21
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 9100 レビュー

Studio XPS 9100は、インテル最上位CPU「Core i7-900シリーズ」を搭載するハイエンドパソコン。最大12スレッド動作するCore i7 Extreme Editionと重量級3Dゲームが楽しめるハイエンドビデオコントローラの組み合わせはStudio XPS 9100だけの特権です。

Studio XPS 9100の性能を徹底ベンチマーク!

Studio XPS 9100の性能について、各種ベンチマークテストを行います。Core i7を搭載する人気デスクトップパソコンStudio XPS 8100との性能比較もご紹介しますので、購入を迷っていらっしゃる方はご参考にどうぞ。

【ベンチマーク比較 その8】 複数コアの威力が確認できる「CINEBENCH」

3Dグラフィックのレンダリングは、パソコン処理の中でもかなり処理負荷が高い作業に入ります。日常的に求める処理ではありませんが、Studio XPS 9100の底力を知るために下位CPUと比較してみました。

今回テストしたのは、定番3Dレンダリングベンチマーク「CINEBENCH R10」と最新版の「CINEBENCH R11」です。

CINEBENCH
「CINEBENCH R10」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでの秒数を調査します。

最新版「CINEBENCH R11」
最新版「CINEBENCH R11」。美麗なグラフィックに生まれ変わっており、レンダリング負荷が上がってます。Core i7やPhenom II X6などハイエンドCPUの性能チェックに最適です。

マルチスレッド対応のアプリケーションであれば、Core i7は定格動作周波数で8コア/100%処理が可能です
CPU能力を100%フルに発揮できるベンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

定格動作周波数+CPU使用率100%で動作するCore i7-900シリーズは魅力的です
定格動作周波数+CPU使用率100%で動作するCore i7-900シリーズは魅力的。Core i7-980Xなら、3.46GHzかつ12スレッド動作です。

CINEBENCHでの性能比較
機種名 Studio XPS 9100 その1 Studio XPS 9100 その2 Studio XPS 9100 その3 【参考1】 Studio XPS 7100 【参考2】 Studio XPS 8100 備考
Single CPU Render Test 4385 4722 4791 3645 4722 自動動作周波数アップ機能であるターボブースト効果により、Core i7が軒並み高スコア
Multi CPU Render Test 17177 19504 27242 16012 17753 マルチスレッドテストになると、12スレッドのCore i7-980Xが圧倒的に強い。
OpenGL Standard Test 8383 9160 9035 6646 8429 Phenom II X6を搭載するStudio XPS 7100が低い。
処理完了時間 0分51秒(51秒) 0分45秒(45秒) 0分32秒(32秒) 0分55秒(55秒) 0分49秒(49秒) Core i7-980Xの爆速感が伝わります。
OpenGL(FPS) 57.98 63.14 63.08 53.70 30.29 ビデオコントローラの性能差がそのまま出た印象。ただしStudio XPS 7100は少し低いです。
CPU(pts) 5.03 5.70 8.86 4.90 4.19 圧倒的に強いCore i7-980X。Core i7-960の約6割増しのスコアは驚異的です。また、リアル6コアのPhenom II X6が、4コア/8スレッドのCore i7-870を超えているのが印象的でした。
※Studio XPS 9100 その1:Core i7-930(2.80GHz/3.06GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 9100 その2:Core i7-960(3.20GHz/3.46GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 9100 その3:Core i7-980X(3.33GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 7100:Phenom II X6 1055T(2.80GHz/3.3GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 8100:Core i7-870(2.93GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB

CINEBENCH R10でのベンチマークスコアを比較
CINEBENCH R10でのベンチマークスコアを比較。Core i7-980Xの圧倒的な強さが目立ちます。

CINEBENCH R11でのベンチマークスコアを比較
CINEBENCH R11でのベンチマークスコアを比較。CINEBENCH R10ほどではないものの、Core i7-980Xが突出しています。余談ですが、6コアPhenom II X6が健闘しています。

処理負荷が高い3Dレンダリング処理ですが、6コア/12スレッドのCore i7-980Xが他CPUを寄せ付けない圧倒的な強さを発揮しています。CINEBENCHのような複数コアが効果的に機能するマルチスレッド対応のアプリケーションを使う用途であれば、(予算さえ許せば、)ぜひ狙って頂きたい一品です。

対して、マルチスレッド非対応を想定したシングルスレッドテストでは、思った以上にCore i7-980Xが伸びませんでした。Core i7-960やターボブースト機能により、Core i7-980Xは最大3.60GHzまで動作周波数が上昇しますが、下位のCore i7-960(最大3.46GHz)やCore i7-870(最大3.60GHz)との差がほとんどないことが原因でしょう。前ページでご紹介した、古いアプリケーションを想定したベンチマークテスト「Superπ」でご紹介した結果とほぼ同じです。

Core i7-930 Core i7-960
CINEBENCH R10のスコアを比較。左がCore i7-930、右がCore i7-980X。
選択するCPUが違うだけで、これだけスコアが変化するのもハイエンドStudio XPS 9100の醍醐味と言えそうです。

Core i7-930
Core i7-980X
CINEBENCH R11のスコアを比較。上がCore i7-930、下がCore i7-980X。
CPUスコアが圧倒的に違います。

Studio XPS 9100の見積もり/カスタマイズはDELL公式サイトで!

Studio XPS 9100

 最新Core i7搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 9100。
  詳細はStudio XPS 9100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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