タブレットとしても使えるウルトラブック DELL XPS 12 レビュー
今回ご紹介するのは、液晶モニタ部分がくるっと回転するウルトラブックXPS 12。いわゆるタッチ式コンバーチブル(利用シーンに合わせてノートパソコン形状やタブレット形状に変更できる)と呼ばれるタイプです。
- 【レビュー1】 使ってて楽しい♪ DELL XPS 12 レビュー
- 【レビュー2】 XPS 12の外観と接続端子をチェック
- 【レビュー3】 XPS 12のキーボードをチェック
- 【レビュー4】 XPS 12のモニタと回転構造をチェック
- 【レビュー5】 XPS 12の性能をベンチマークテスト
- 【レビュー6】 Windows8の使用感をチェック
- 【レビュー7】 上位の薄型ウルトラブックNew XPS 13と比較New!
【レビュー1】 使ってて楽しい♪ DELL XPS 12 レビュー
今回ご紹介するのは、2012年10月に発売されたばかりのDELL初のタッチ式コンバーチブル(利用シーンに合わせてノートパソコン形状やタブレット形状に変更できる)ウルトラブックXPS12 Ultrabookです。
DELL初となるタッチ式コンバーチブルウルトラブックXPS 12。久しぶりに面白い機種に出会いました。
今回ご紹介するXPS 12の主なスペック
項目 |
仕様 |
備考 |
OS |
Windows 8 |
法人向けにも対応できるようWindows 8 Proもカスタマイズ可能 |
CPU |
Core i5-3317UM(定格:1.70GHz、最大:2.60GHz) |
Core i7-3517U(定格:1.90GHz、最大:3.00GHz)もカスタマイズ可能 |
メモリ |
4GB |
8GBもカスタマイズ可能 |
HDD |
SSD 128GB |
256GBもカスタマイズ可能 |
液晶モニタ |
12.5インチ光沢液晶(LEDバックライト採用。表示解像度は1,920×1,080ドット固定) |
頑丈なコーニング社のゴリラガラス |
インターフェイス |
USB 3.0×2(うち1つはPowerShare給電タイプ)、ミニディスプレイポート、ヘッドフォン/マイクコンボポート、ワイヤレスLAN/Bluetooth、130万画素Webカメラ等 |
接続端子は最小限 |
キーボード
タッチパッド |
防滴設計、バックライト付きのフルサイズチクレットキーボード
ボタン一体型のガラス製タッチパッド |
タイピングは良好、タッチパッドは高級感あり |
寸法
重量 |
幅:317mm、奥行き:214mm、高さ:8〜20mm
最小重量:1.52kg |
ウルトラブックとしては少し重いが、タッチ機能搭載なので仕方なし |
※2012年11月30日時点。最新の価格・スペック情報はXPS12 Ultrabook(DELL公式サイト)でご確認ください。
XPS 12はモニタがくるりと回転して、しかもWindows 8+タッチ機能で快適
XPS 12は、モニタがくるりと回転&タッチ機能を搭載しています。
XPS 12の一番の特徴であるコンバーチブル機能。モニタ部分がスムーズに回転します。
液晶モニタを回転させて、そのまま閉じるとiPadのようなタブレットとして使えます。(驚!)
XPS 12は、タッチ機能も搭載しているので、なんとノートパソコン状態でもタッチ操作とキーボード操作が併用可能。
XPS 12は、タブレットとノートパソコンのいいとこ取りをした製品です。例えば、文字の入力や複数の同時作業はパソコン、写真やWebページ閲覧であれば手軽なタブレットとして使えます。今までのノートパソコンにありそうでなかったカテゴリの製品で、Windows
8との組み合わせがピッタリだと思います。
質感が高いXPS 12
XPS 12は、タッチ機能だけでなく、
- 液晶モニタは、頑丈なコーニング社のゴリラガラス
- フレームは、高質感かつ指紋が付きにくいアルミ素材
- 天板と底面は、軽量かつ剛性を併せ持つカーボンファイバー
など、DELLこだわりの素材を投入しています。激安ノートと比べると価格は若干高めですが、将来長く使うのであればコストパフォーマンスは悪くありません。
XPS 12のモニタは、頑丈なコーニング社のゴリラガラスで覆われてます。タブレットとしての利用が多くても、堅い物に当てて画面が割れません。両手でねじってもたわみ感なしです。モニタの隅までゴリラガラスが覆われているので、高級感も味わえます。
XPS 12の天板は、軽量かつ剛性を併せ持つカーボンファイバー素材を採用。ビジネス用途としてもおすすめ。
手を置くパームレスト部分を拡大。マグネシウム素材(ソフトタッチペイント仕上げ)を採用し、しっとりとした手触りのマット調です。写真では高級感が伝えきれないのが残念です。
XPS 12の底面を拡大。XPS 12の極薄デザインかつ軽量化を実現するカーボンファイバ複合材で底面全体が覆われています。一部のジャンボジェット機にも採用されるほど高品質な素材で、一台数十万〜数百万円もする自転車のフレームに使われることもあるとのこと。
Windows 8+最新パーツの組み合わせがとにかく速い
XPS 12は、見た目のデザインだけでなく、省電力タイプのCore i5/i7や高速なSSDを搭載しており、性能面でも妥協がありません。
Windows8との組み合わせによって、起動時間やシャットダウン時間極めて速く、特に、シャットダウン時間は画面が消えるまでに2〜3秒、本体の電源が落ちるまででも5秒前後しかかかりません。また、スリープ状態や起動時間からの復帰時間も劇的に速いです。「これだけでも、XPS 12を購入するメリットがあるのではないか?」と思うほどです。
XPS 12が搭載するSSDのアクセス速度をCrystalDiskMark 3.0で計測。
読込・書込共、爆速!9万円台のモバイルノートとは思えません。用途によっては、ハイエンドデスクトップパソコンよりも体感速度は上です。
【参考】1年ほど前の15.6インチ液晶のスタンダードノート旧Inspiron 15R(ハードディスク)のアクセス速度。
XPS 12の速さがよくわかります。連続・ランダム共、全く別次元ですね。
15.6インチ液晶のスタンダードノート旧Inspiron 15Rと比べてみると・・・
XPS 12の薄さを体験して頂くために、旧Inspiron 15Rと比べてみました。
上が12.5インチ液晶のXPS 12、下が15.6インチ液晶の旧Inspiron 15R。厚みや大きさが全く違います。XPS
12を2台目のサブノートとして購入してもOKです。
メインノートとしても使えるUltrabook(ウルトラブック) XPS 12
最近ではタブレットの普及がめまぐるしいですが、ノートパソコンとタブレットの中間的な製品として登場したのが、今回ご紹介しているXPS
12です。
タッチ機能を強化したWindows8の発売と同時期だったこともあり、予想以上に売れてます。
価格下落が激しいスタンダードノートと比べると多少割高ですが、XPS 12のデザイン・品質・性能が9万円台(2012年11月30日現在)で手に入ると考えると、コストパフォーマンスは高いです。
- 「タブレットとしても使えるノートパソコンが欲しい。」
- 「OSの起動時間が速いノートパソコンが欲しい。」
- 「リビングで、気軽なパソコン+タブレット環境を手に入れたい。」
という方におすすめです。
次ページでは、XPS 12の外観を徹底的にチェックします。
DELL公式サイト 製品ページリンク
タブレットとしても使えるウルトラブック DELL XPS 12
液晶モニタ部分がくるっと回転するウルトラブックXPS 12
詳しくはXPS12 Ultrabook(DELL公式ページ)をご参照ください。
>>【レビュー2】 XPS 12の外観と接続端子をチェック
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