XPS 15レビューTOP > XPS 15の性能をベンチマーク測定 【ベンチマーク比較 その2】 実作業での快適さを測定する「PCMARK05」と「PCMARKVantage」
性能/質感/機能 3拍子揃ったミドルレンジノート DELL XPS 15 レビュー
XPS 15は、使いやすい15.6インチモニタや最新プロセッサ「Core i7/i5」を搭載する売れ筋のミドルレンジノートパソコンです。軽い3Dゲームならプレイできる拡張性ビデオコントローラGeForce GT 400シリーズや堅牢なボディ、豊かな低音が楽しめるJBL製スピーカーなど、激安ノートでは得られない所有感が味わえます。
XPS 15の性能をベンチマーク測定
【ベンチマーク比較 その2】 実作業での快適さを測定する「PCMARK05」と「PCMARKVantage」
アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。ファイルの圧縮や暗号化、メモリの読み書き、Windows起動など実作業に近いテストが中心です。
PCMARK05。アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。
PCMARK05の性能比較
比較対象 |
旧機種Inspiron 15 |
XPS 14 |
XPS 15 |
XPS 17 |
主なカスタマイズ構成
(CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク) |
- Core i3-330M
- 4GB
- 320GB(5400回転/分)
- オンボード
|
- Core i5-460M
- 4GB
- 500GB(7200回転/分)
- GeForce GT 420 1GB
|
- Core i7-740QM
- 4GB
- 600GB(7200回転/分)
- GeForce GT 435 2GB
|
- Core i7-740QM
- 4GB
- 600GB(7200回転/分)
- GeForce GT 445 3GB
|
CPU |
6006 |
7393 |
7565 |
7529 |
Memory |
5087 |
6038 |
8373 |
8354 |
Graphics |
2474 |
4550 |
6674 |
8673 |
PCMARK05各スコアを比較。Core i3は大きく引き離されます。
マルチスレッドに対応しているアプリケーションが少ないためか、Core i5-460MとCore
i7-740QMのスコア差はありませんでした。もう少し離れると思ったんですが。ただし、Memoryスコアは思った以上にスコア差が発生しています。Core
i3シリーズは、Core i5/i7と比べると約2割ほど低いですね。
Graphics(グラフィックス)については、搭載するビデオコントローラがそのまま影響した結果となりました。XPS
17が搭載するGeForce GT 445 3GBは強いですね。XPS 14やXPS 15ではカスタマイズ不可なので、狙ってみてください。
画像や動画を主用途とする、負荷が重いベンチマーク「PCMark Vantage」
PCMark05よりも、高画質写真やハイビジョン動画などマルチメディア系コンテンツに重きを置いたベンチマークソフト「PCMark
Vantage」を使って、同じように比較してみました。
高画質写真やハイビジョン動画などマルチメディア系コンテンツに重きを置いたベンチマークソフト「PCMark
Vantage」を使ってXPS 15の性能を測定。
PCMark Vantageでの性能比較
比較対象 |
旧機種Inspiron 15 |
XPS 14 |
XPS 15 |
XPS 17 |
備考 |
主なカスタマイズ構成
(CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク) |
- Core i3-330M
- 4GB
- 320GB(5400回転/分)
- オンボード
|
- Core i5-460M
- 4GB
- 500GB(7200回転/分)
- GeForce GT 420 1GB
|
- Core i7-740QM
- 4GB
- 600GB(7200回転/分)
- GeForce GT 435 2GB
|
- Core i7-740QM
- 4GB
- 600GB(7200回転/分)
- GeForce GT 445 3GB
|
4機種を比較 |
PCMark Suite |
4551 |
6142 |
6093 |
5958 |
総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。 |
Memories Suite |
2654 |
3916 |
4412 |
4405 |
拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。 |
TV and Movies Suite |
3010 |
3445 |
4349 |
4099 |
Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。 |
Gaming Suite |
3050 |
5406 |
6036 |
6364 |
ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。 |
Music Suite |
4442 |
6296 |
5971 |
5556 |
Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。 |
Communicati Suite |
3886 |
5573 |
4590 |
4565 |
データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。 |
Productivity Suite |
4028 |
5079 |
4853 |
4837 |
テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索、Windows Mailの検索、Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。 |
HDD Suite |
2511 |
4118 |
4007 |
3953 |
ハードディスクの速度を計測。 |
PCMark Vantageでの性能比較。定格動作周波数が高いCore i5-460Mが検討。負荷が重くなると、Core
i7が強いです。
Windows7の基本動作程度であれば性能の差が小さいCore iシリーズですが、PCMark
Vantageのように処理負荷が高い実作業になると上位CPUとの差が開きます。Core
i7を搭載するXPS 15やXPS 17は、高性能ビデオコントローラを搭載している影響もありますが全体的に高スコアです。デジタルコンテンツ系用途では、最低でもCore
i5を狙ってください。
ハードディスクスコアについて
XPS 15が搭載するハードディスクは、高速な7200回転/分タイプです。入門ノートパソコンに採用されることが多い5400回転/分タイプとは大きく性能が異なりますので、性能重視の方にもおすすめします。
XPS 15の600GB(7200回転/分)ハードディスクのCrystalDskMarkスコア
CrystalDiskMarkでの性能比較
比較対象 |
旧機種Inspiron 15
(5400回転/分タイプ) |
XPS 15
(7200回転/分タイプ) |
備考 |
連続 Read |
61.64 |
99.31 |
7200回転/分タイプが速い |
連続 Write |
60.15 |
83.10 |
同上 |
ランダム512KB Read |
26.34 |
35.84 |
同上 |
ランダム512KB Write |
40.28 |
46.97 |
同上 |
ランダム5KB Read |
0.437 |
0.450 |
ランダムになると大きな差はない。ランダム読み出しに強いSSDも検討してみる価値あり。 |
ランダム5KB Write |
1.379 |
1.676 |
同上 |
※出荷時期によって違うハードディスクが搭載されている可能性がありますので、参考程度にご覧ください。
ベンチマーク結果を見てもわかるとおり、連続Read/Writeでは7200回転/分タイプが圧倒的に速いです。Windowsの起動時間やアプリケーションの操作感にも影響しますので、性能重視の方はXPS
15を含むミドルレンジノートをおすすめします。予算に余裕があればより速いSSD
も狙えますが、この記事を書いている2010年12月時点ではかなり高額です。性能重視の方はぜひ狙ってみてください。
XPS 15が気になる方はDELL公式サイトをチェック!
スリムなデザインかつ最新パーツを搭載するミドルレンジノート DELL XPS 15
15.6インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i5/i7」を搭載するミドルレンジノートXPS
15。
→詳細はXPS 15(DELL公式ページ)をご参照ください。
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