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XPS 15レビューをご紹介!
DELLノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2011/1/7
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XPS 15レビューTOP > XPS 15の性能をベンチマーク測定 【ベンチマーク比較6】 動画エンコードでGPGPUの効果を確認 「TMPGEnc 4.0 XPress」と「MediaEspresso6」

性能/質感/機能 3拍子揃ったミドルレンジノート DELL XPS 15 レビュー

XPS 15は、使いやすい15.6インチモニタや最新プロセッサ「Core i7/i5」を搭載する売れ筋のミドルレンジノートパソコンです。軽い3Dゲームならプレイできる拡張性ビデオコントローラGeForce GT 400シリーズや堅牢なボディ、豊かな低音が楽しめるJBL製スピーカーなど、激安ノートでは得られない所有感が味わえます。

XPS 15の性能をベンチマーク測定

【ベンチマーク比較6】 動画エンコードでGPGPUの効果を確認 「TMPGEnc 4.0 XPress」と「MediaEspresso6」

CPUに高い性能を求められる用途の1つが、動画ファイルのエンコード作業です。マルチコアや動作周波数が高いCPUは有利とされていますので、XPS 15が搭載可能なCore i5やCore i7の処理速度を調べてみます。

動画エンコードの定番「TMPGEnc 4.0 XPress」
動画エンコードの定番「TMPGEnc 4.0 XPress」

TMPGEnc 4.0 XPressを使用して、約8分のDVビデオカメラ動画をDVD形式(720×480)に変換、約8分のAVCHDビデオカメラ動画ファイルをブルーレイ形式(1920×1080)、MPEG4(H.264形式)(1920×1080)に変換するのに必要な時間をそれぞれ比較してみました。

TMPGEnc 4.0 XPressでの性能比較
比較対象 旧機種Inspiron 15 XPS 14 XPS 15 XPS 17
主なカスタマイズ構成
(CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク)
  • Core i3-330M
  • 4GB
  • 320GB(5400回転/分)
  • オンボード
  • Core i5-460M
  • 4GB
  • 500GB(7200回転/分)
  • GeForce GT 420 1GB
  • Core i7-740QM
  • 4GB
  • 600GB(7200回転/分)
  • GeForce GT 435 2GB
  • Core i7-740QM
  • 4GB
  • 600GB(7200回転/分)
  • GeForce GT 445 3GB
軽負荷エンコードテスト
DV(720×480)→DVD形式(720×480)に変換
2分51秒(171秒) 2分35秒(155秒) 2分16秒(136秒) 2分16秒(136秒)
重負荷エンコードテスト
HD(1920×1080)→ブルーレイ形式(1920×1080)に変換
14分32秒(872秒) 12分56秒(776秒) 11分12秒(672秒) 11分12秒(672秒)
重負荷エンコードテスト
HD(1920×1080)→MPEG4(H.264形式)(1920×1080)に変換
38分24秒(2304秒) 32分16秒(1936秒) 24分00秒(1440秒) 24分00秒(1440秒)

TMPGEnc 4.0 XPressでの各スコアを比較
TMPGEnc 4.0 XPressでの各スコアを比較

低解像度なDVDレベルの画質であれば、Core i3/Core i5/Core i7共大きな差はありません。今回テストしたのは8分程度の短い動画ファイルなので、実作業となるであろう1〜2時間前後の動画エンコード作業になるともう少し差は開きますが、許容範囲だと考えます。昔のminiDVカセット式ビデオカメラで撮影した動画編集であれば、予算を重視してXPS 15+Core i5でもOKでしょう。

反対に、高解像度なブルーレイレベルの画質になると、全体的にCore i7の強さが目立ちます。特に負荷が高いMPEG4(H.264形式)へのエンコードは、上位CPUほど処理時間が劇的に短くなります。エンコード作業が主用途であれば、Core i7への予算投資は必須と考えます。

GPGPUの効果が高い「MediaEspresso 6」

ビデオコントローラの性能を活用するGPGPU機能を使うなら、効果が高い「MediaEspresso 6」がおすすめです。DELLでも購入可能ですし、MediaEspresso公式サイトでもダウンロード購入できます。体験版もありますので、気になる方はチェックしてみてください。

MediaEspresso 6
DELLでカスタマイズ項目にある「MediaEspresso 6」。エンコードする動画を選んで、携帯電話、メディアプレーヤー、ゲームなど出力形式を選ぶだけの簡単変換が魅力的なソフトです。ビデオコントローラを使って高速変換するGPGPU機能も利用できます。

MediaEspresso 6での性能比較
比較対象 旧機種Inspiron 15 XPS 14 XPS 15 XPS 17
主なカスタマイズ構成
(CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク)
  • Core i3-330M
  • 4GB
  • 320GB(5400回転/分)
  • オンボード
  • Core i5-460M
  • 4GB
  • 500GB(7200回転/分)
  • GeForce GT 420 1GB
  • Core i7-740QM
  • 4GB
  • 600GB(7200回転/分)
  • GeForce GT 435 2GB
  • Core i7-740QM
  • 4GB
  • 600GB(7200回転/分)
  • GeForce GT 445 3GB
ハイビジョン動画をH.264形式に変換(GPGPU利用) - 2分17秒(137秒) 0分47秒(47秒) 0分47秒(47秒)
ハイビジョン動画をH.264形式に変換(GPGPU非利用) 3分25秒(205秒) 3分15秒(195秒) 1分55秒(115秒) 1分55秒(115秒)

MediaEspresso 6
ハイビジョン動画をH.264形式に変換(GPGPU非利用)

約1分のAVCHDビデオカメラ動画ファイルをH.264形式に変換した時間を比較しましたが、GPGPU利用/非利用共、Core i7が圧倒的な強さを見せつけました。Core i3やCore i5との差がここまで付いたのは、正直驚きです。測定間違いかな?と思ったのですが、手元にあったCore i5搭載XPS 14では再テストしても同結果でした。(Core i5では性能不足なのか、動作がかなり鈍かった印象は受けましたが。)

また、拡張型ビデオコントローラを搭載することによって利用可能となるGPGPU機能についても、劇的な処理速度アップが確認できました。約2倍以上の時間短縮が期待できますので、エンコードした動画を携帯電話やメディアプレーヤーに入れて持ち出したい方は狙ってみてください。

ちなみに、GPGPU利用時におけるGeForce GT 435 2GB(XPS 15搭載)とGeForce GT 445 3GB(XPS 17搭載)の差は感じられませんでした。もう少し動画時間が長くなると差が付くのかもしれませんが、むやみに上位デオコントローラを狙わなくてもよさそうです。

XPS 15が気になる方はDELL公式サイトをチェック!

XPS 15
スリムなデザインかつ最新パーツを搭載するミドルレンジノート DELL XPS 15

 15.6インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i5/i7」を搭載するミドルレンジノートXPS 15。
 →詳細はXPS 15(DELL公式ページ)をご参照ください。

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