14/15インチモニタを搭載する激安ビジネスノート!
DELL Vostro 14 3000(3481) VS DELL Vostro 15 3000(3581) レビュー
使いやすい14/15インチのビジネスノート Vostro 14 3000(3481)、Vostro 15
3000(3581)
今回ご紹介するNew Vostro 14 3000 (3481) とNew Vostro 15 3000 (3581)は、安価なCeleron/Core i3プロセッサや使いやすい14/15インチ液晶を搭載するビジネス用ノートパソコンです。
一般的な15インチサイズのNew Vostro 15 3000 (3581)の外観。DELL15インチノートの中でも、予算を抑えた低価格3000シリーズの位置づけ機種です。
本体サイズは幅:380mm×奥行き:258mm×高さ:20.66、重量は2.2kgです。また、飽きないシンプルなデザインなので、個人用途・仕事用途のどちらでも使えますね。今回ご紹介している機種の正式な品番は「3581」です。
また、この記事を書いている時点では、安価なVostro 3000シリーズには、他にも豊富なラインナップが併売されています。今回は、その中から一回りコンパクトな14インチのNew Vostro 14 3000 (3481) との比較もご紹介します。
Vostroノートのモニタサイズを14インチ or 15ンチのどちらにしようか迷っている方はご参考にしてください。
左が14インチのVostro 14 3000(3481)、右が15インチのVostro 15 3000(3581)です。詳細な比較は後述します。
Vostroシリーズは、堅牢性と安心サポートが魅力的
Vostroシリーズを購入する最大の目的は、個人向けノートInspironシリーズにはない堅牢性と安心サポート体制です。
見た目のデザインを全く気にせず(?)、堅牢性と万全のサポートを合わせ持つVostroシリーズ。「パソコンが壊れても、修理に出せばいいや。」ではなく、「パソコンが壊れて使えないと、仕事にならない!」という方におすすめです。
具体的には、
- 安価なCeleronプロセッサから、高速なCore iプロセッサまで広いラインナップ
- 見やすい非光沢ディスプレイ
- 豊富な接続端子
- 高速ギガビットイーサネット
- 持ち運びに便利な薄型軽量の本体
- 高度なセキュリティ機能
- 事故による破損防止:落下検知センサー
- デルの専門技術者に問い合わせることができるオンサイトサービス
など、ビジネス用途に特化しています。
Vostroシリーズは、ビジネス用途に最低限必要な機能を搭載しています。
今回ご紹介する14インチのVostro 14 3000(3481)と15インチのVostro 15 3000(3581)には、安価な第7世代のCore
i3プロセッサを搭載しています。
14インチのVostro 14 3000(3481)と15インチのVostro 15 3000(3581)違いは?
14インチのVostro 14 3000(3481)と15インチのVostro 15 3000(3581)の違いについて、ご紹介します。
左が14インチのVostro 14 3000(3481)、右が15インチのVostro 15 3000(3581)です。
モニタの大きさは、結構違います。
モニタベゼル幅を比較。左が14インチのVostro 14 3000(3481)、右が15インチのVostro
15 3000(3581)です。
Vostro 14 3000(3481)の方が若干狭くなっていますが、影響は少ないです。
天板サイズを比較。左が14インチのVostro 14 3000(3481)、右が15インチのVostro
15 3000(3581)です。
モニタサイズに比例して、天板のサイズも結構違います。
14インチのVostro 14 3000(3481)は、15インチと比較すると一回りコンパクトなので、持ち運び便利です。
15インチのVostro 15 3000(3581)は、据え置きを想定しているため、持ち運びには少し大きいです。
本体サイズを比較。左が14インチのVostro 14 3000(3481)、右が15インチのVostro
15 3000(3581)です。
Vostro 15 3000(3581)は全体にスペースやタッチパッドが広く、テンキーを搭載しています。
接続端子などの違いについても、詳細に比較してみます。
詳細は、New Vostro 14 3000 (3481) (DELL公式サイト)、New Vostro 15 3000 (3581)(DELL公式サイト)をご参照ください。
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の接続端子をチェック
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の接続端子を詳しくご紹介します。
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の左側面
左側面を比較。上がVostro 14 3000(3481)、下がVostro 15 3000(3581)。
左から、電源コネクタ、HDMI、有線LAN、USB3.1 Gen1 Type-A、ヘッドフォン/マイクです。
搭載する接続端子の種類や数は、同じです。
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の右側面
右側面を比較。上がVostro 14 3000(3481)、下がVostro 15 3000(3581)。
USB2.0やVGAは共通ですが、SDカードリーダーの使える種類が違います。また、光学ドライブは本体サイズに余裕がある15インチのVostro 15 3000(3581)のみです。
Vostro 15 3000(3581)では、個人向けノートでは搭載が少なくなった、光学ドライブを搭載できるのは嬉しいです。
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の前面
前面を比較。上がVostro 14 3000(3481)、下がVostro 15 3000(3581)。
両機種とも、接続端子はありません。
前面を拡大。天板を開けやすいように、本体ボディにくぼみがあります。
本体の大きさとは反対に、本体の横幅に余裕があるVostro 15 3000(3581)の方が、薄いように感じます。
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の背面
背面を比較。上がVostro 14 3000(3481)、下がVostro 15 3000(3581)。
両機種とも、接続端子はありません。
背面を拡大。Vostro 14 3000(3481)は中央に大きな排熱スリットがありますが、Vostro
15 3000(3581)は全面に小さな排熱スリットになってます。
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の底面
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の底面について、詳しくご紹介します。
Vostro 14 3000(3481)の底面
Vostro 14 3000(3481)の底面。発熱量が少ないパーツを採用しているため、放熱部分のスリットが少ないのが印象的です。ただし、安価な樹脂系のカバーです。
Vostro 15 3000(3581)
Vostro 15 3000(3581)の底面。本体サイズが大きく排熱能力に余裕があるためか、Vostro 14 3000(3481)よりもスリットが小さいです。
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)のキーボードとタッチパッド
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)のキーボード周辺について、詳しくご紹介します。
Vostro 14 3000(3481)のキーボードとタッチパッド
Vostro 14 3000(3481)の全景。キーボードは、主流のアイソレーションタイプで、電源ボタンだけのシンプルなデザインです。タッチパッドは10.5cm×6.5cmなので、横方向に長いです。
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的です。
キーボード右部分を拡大。
Vostro 15 3000(3581)のキーボードとタッチパッド
15インチクラスの本体サイズなので、キータッチにも余裕があります。手が大きな私でもゆったりとしたタイピングが楽しめます。タッチパッドも10.5cm×8cmと非常に大きいです。また、テンキーを搭載しています。
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的です。
キーボード右部分を拡大。右側に数字入力が可能なテンキーが搭載されています。14インチ以下のVostroシリーズには非搭載なので、15インチクラスの特権と言えます。
ビジネス用途に最適な、非光沢パネルを搭載
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)は、非光沢タイプのパネルを搭載しています。背景の映り込みが少ないので、ビジネス用途に最適です。
ただし、Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の解像度は1366×768です。高解像度タイプの1920×1080がカスタマイズ不可なので注意が必要です。
広視野のIPSパネルではないので、視野角はそれほど広くありませんが、ビジネス用途と割り切って使えば問題ないと思います。
ビジネスモデルのため、モニタ周辺のベゼル幅は狭くないですが、約1.7cmほどなので違和感はないです。
安価な樹脂素材の天板
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の天板。ブラックです。
天板を拡大。安価な樹脂製でデコボコがあります。
詳細は、New Vostro 14 3000 (3481) (DELL公式サイト)、New Vostro 15 3000 (3581)(DELL公式サイト)をご参照ください。
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の性能をベンチマークテスト
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
今回ご紹介しているカスタマイズ構成
項目 |
New Vostro 14 3000(3481) ベーシックモデル
New Vostro 15 3000(3581) ベーシックモデル(SSD搭載) |
OS |
Windows 10 Home 64ビット日本語 |
CPU(定格動作周波数) |
第7世代 インテル Core i3-7020U プロセッサー (3MB キャッシュ, 2.30 GHz) |
メモリ |
4GB, 1x4GB, DDR4, 2666MHz |
ハードディスク |
【Vostro 14 3000(3481)】
1TB 5400RPM 2.5インチ SATA ハード ドライブ
【Vostro 15 3000(3581)】
128GB M.2 PCIe NVMe Solid State Drive |
ビデオコントローラ |
インテル HD グラフィックス 620 共有 グラフィックス メモリー付き |
今回ご紹介しているVostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)。
最新の価格・スペック情報は、New Vostro 14 3000 (3481) (DELL公式サイト)とNew Vostro 15 3000 (3581)(DELL公式サイト)でご確認ください。
「第7世代 インテル Core i3-7020U プロセッサー (3MB キャッシュ, 2.30 GHz)」をCPU-Zで見る。
動作周波数はそれなりに上昇し、2コア/4スレッドで動作します。
Vostro 15 3000(3581)のデバイスマネージャ
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCHを使って、「第7世代
インテル Core i3-7020U プロセッサー (3MB キャッシュ, 2.30 GHz)」の実力を確認してみました。今回テストしたのは「CINEBENCH
R11」です。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
CINEBENCH R11
機種名 |
第7世代 インテル Core i3-7020U
(2コア/4スレッド、2.3GHz) |
(参考)
インテル Pentium シルバー N5000 プロセッサー
(4M キャッシュ, 最大 2.7 GHzまで可能) |
(参考)
第7世代 インテル Core i5-7200U
(2コア/4スレッド、2.5〜3.1GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
0.75 |
0.83 |
1.45 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
2.52 |
2.62 |
3.53 |
ビジネス用途なので、個人向けCPUと比較するとあまりスコアは高くありません。用途にあわせて、ご検討ください。
SSDとハードディスクの性能をチェック
SSDとハードディスクの性能をご紹介します。
定番のCrystalDiskmark 6.0
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0を使って128GB SSDの性能を調べてみました。
読み出しは高速で、書込も速いです。
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0を使って1TB ハードディスクの性能を調べてみました。
速度は普通ですが、ビジネス用途として割り切ればこれぐらいでしょうか。
詳細なATTO Disk Benchmark
詳細なATTO Disk Benchmarkでも、「128GB SSD」の性能を調べてみました。
詳細なATTO Disk Benchmarkでも、「1TB ハードディスク」の性能を調べてみました。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
一般的な使い勝手の「Home」は2445
「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
個人向けの高性能ノートと比較すると、少し物足りない。
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は2321
「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
個人向けの高性能ノートと比較すると、性能はかなり低い。クリエイティブな用途は避けた方が良いです。
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は3654
「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
個人向けの高性能ノートと比較すると、下位34%前後の性能まで上昇します。
最新の高性能パソコンと比較するのも酷ですが、ビジネス用途であれば使えるレベルと言えそうです。
SSDへのアクセス速度を調べる「Strage」は4775。速いです。
ハードディスクへのアクセス速度を調べる「Strage」は2196。普通です。
(まとめ)低価格なビジネスノートとして最適な、Vostro 14 3000(3481)とVostro
15 3000(3581)
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)は、
- 使いやすい14/15インチ、かつ、非光沢のパネルを搭載
- 安価なCeleron/Core i3プロセッサを搭載
- 高速なSSDが搭載可能
- 光学ドライブを搭載可能(※Vostro 15 3000(3581)のみ)
なので、4万円台(割引クーポンを使うと3〜4万円台。2019年6月時点)から購入できる価格設定が魅力的なノートパソコンです。
ただ、性能がかなり低いので、最低限のビジネス用途でないと、ストレスがたまります。
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)を購入するのであれば、低価格で遅いCeleronプロセッサではなく、性能が上のCore i3プロセッサを搭載するパッケージがおすすめ(できれば高速なSSDもセットで)です。
詳細は、New Vostro 14 3000 (3481) (DELL公式サイト)、New Vostro 15 3000 (3581)(DELL公式サイト)をご参照ください。
予算がアップできるなら、上位の5000シリーズがおすすめ♪
ちなみに、上位の5000シリーズでは、見た目の高級感や性能などが大きく向上します。予算がアップできる方は、Vostro 14 5000やVostro 15 5000がおすすめです。
New Vostro 15 5000(5581)の外観。DELL15インチノートの中でも、コストパフォーマンスが高い標準5000シリーズの位置づけ機種です。見た目のデザインや素材がグレードアップするので、急に高級感のあるビジネスノートになります。(笑)
Vostro 15 5000(5581)の天板。見た目は個人向け-ノートパソコンに近く、ビジネスノートの印象はなくなります。写真はアイスグレーですが、アーバングレーも選択可能です。
3000シリーズの標準解像度は1366×768ですが、5000シリーズではオプションで高解像度タイプの1920×1080も選択可能です。1366×768よりもかなり広いので、複数ウィンドウを開きながらの作業も快適です。
5000シリーズでは、SSDとHDDの2台搭載も可能になります。Cドライブはアプリ起動が高速なSSD、Dドライブは大容量データが保存可能なハードディスクとして使い分けできます。
予算と用途にあわせて、5000シリーズも比較検討してみてください。
下記は、当サイトのVostro 5000シリーズ/7000シリーズのレビュー一覧です。
おすすめは、New Vostro 14(5481) やNew Vostro 15(5581) です。
パソコン納得購入ガイドのVostro 5000シリーズ レビュー
パソコン納得購入ガイドのVostro 7000シリーズ レビュー
Vostro 14 3000(3481)とVostro 15 3000(3581)が気になる方はDELL公式サイトをチェック!
詳細は、New Vostro 14 3000 (3481) (DELL公式サイト)、New Vostro 15 3000 (3581)(DELL公式サイト)をご参照ください。
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