DELL XPS タワー(XPS 8910)のレビューをご紹介!DELL XPS タワー(XPS 8910)の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
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ページ更新:2016/8/28 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最新モデルのレビューはこちら↓ DELLハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー(XPS 8910) レビューDELL XPS タワーは、第6世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強いDELL主力モデルで、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。
(平成30年1月10日追記) 【概要】 画像や動画編集ならこれ!ハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー(XPS 8910)2016年8月16日、DELLから今年の主力ハイエンドデスクトップパソコンが発売されました。画像や動画編集を楽しみたい中〜上級ユーザーにおすすめのDELL XPS タワー(正式名称はDELL XPS 8910)です。 性能はもちろん、本体デザインや品質も秀逸です。自己購入しましたので、詳細レビューをご紹介します。
DELL XPS タワーは、DELLがワンランク上の快適性を提供するプレミアムブランド「XPSシリーズ」の主力モデルです。大人気の最新プロセッサCore i7を搭載していますので、高いCPU性能が必要な画像や動画編集、4Kビデオ、ブルーレイの再生、本格的なマルチタスク処理、大型3Dゲームなど、システム負荷の高いアプリケーションでもさくさく快適な環境が手に入ります。 また、CPU以外にも、最大32GBの大容量メモリ、アプリの起動やデータの読み書きが高速なSSD、用途で選べるローエンド〜ハイエンドビデオコントローラ、数多くの接続端子を標準装備するなど、いわゆる全部入りのハイエンドデスクトップです。
ちなみに、従来のXPSシリーズよりも約27%小さいタワーに全てが搭載されています。
今回、DELL XPS タワーが発売されたことにより、XPS 8900は販売終了となりました。 以下、DELL XPS タワーのレビューです。 【特徴 その1】 高性能なパーツが目白押しDELL XPS タワーは、高性能なCPU、読み書きが高速なSSD、用途で選べるローエンド〜ハイエンドビデオコントローラなど、高いパフォーマンスを誇ります。 1.5年前のCPUの約7倍、3年前のCPUの約2倍のスコアをたたき出すCore i7-6770/6700KDELL XPS タワーの一番の特徴は、最新の「第6世代プロセッサCore i7-6700/6700K」を搭載していることです。詳しい性能については別ページで詳しくご紹介しますが、以下に過去のCPUとのベンチマーク比較をご紹介します。
※ハイパースレッディング機能:1つのコアを擬似的に2つのコアのように動作させる機能
マルチスレッドに対応するソフトであれば、最新のCore i7-6700は桁違いの強さを発揮します。約9年前のCore 2 Duo E6320の約9倍、約7年前に発売されたCore i7-870の約2倍という性能はスゴイです。用途にもよりますが、Core 2 Duo E6320では30分もかかっていた作業が、最短でたった数分で終わる計算になります。 4年間の主力CPUであるCore i7-3770と比較しても、Core i7-6700は約1.23倍程度のスコアアップが確認できます。一般用途では体感差は小さいですが、処理負荷が高く、長時間の作業となる画像や動画編集が主用途になると、割と大きな差になりますね。「処理速度にこだわりたい!」とお考えの方は、Core i7-6700を採用するDELL XPS タワーを検討してみてください。 CPU単独の性能比べだけあって、予想通りCore i7-6700とCore I7-6700Kが圧倒的に強いです。「Single CPU Render Test」についてはCore i5-6400と比較して約1.2倍、「Multi CPU Render Test」については8スレッド動作が効いて約1.4倍のスコアでした。特にCore i7-6700Kが強いですね。 2.大容量ハードディスク、または、高速なSSDが選択可能DELL XPS タワーは、大容量ハードディスク、または、高速なSSDが選択可能です。 データの保存容量を重視する方は大容量ハードディスクを、操作の快適性を重視する方は高速なSSDがおすすめです。また、データ保存用の「大容量ハードディスク」+システム起動用の「高速なSSD」という、贅沢な2台選択も可能です。
あくまで参考イメージですが、ハードディスク(左)とSSD(右)を比較してみると、その差は歴然です。特に、実際の体感差となる『4K QD32』は2ケタも違うほど別次元のスピードです。 特に、処理負荷の高い作業(例えば、1枚数MBの容量のデジカメ写真の編集やハイビジョン動画の編集)をバリバリ作業するレベルであれば、Core i7-6700/6700K+SSDの組み合わせが最適だと思います。 3.低価格〜高性能まで、ビデオコントローラが用途で選択可能DELL XPS タワーは、数種類のビデオコントローラが選択可能です。予算を重視するローエンド、バランスが良いミドルレンジ、重量級ゲームもプレイ可能なハイエンドなど、用途と予算に応じた最新のラインナップが勢揃いです。
【特徴 その2】 豊富な接続端子と高い冷却能力DELL XPS タワーは、とにかく豊富な接続端子と、コンパクトな筐体からは想像できないほど高い冷却能力を誇ります。 1.前後に豊富な接続端子が配置されている
利用頻度が高い接続端子が前面に配置されていますので、DELL XPS タワーを机の下に設置しても、わざわざ背面の接続端子を使うという手間がありません。下位機種(入門デスクトップInspironシリーズ)では得られない、XPSブランドの付加価値と言えます。
なお、あえてデメリットを書くと、光学ドライブはスリムタイプであり、1台のみ搭載可能です。XPS 8900では最大2台まで光学ドライブが搭載可能ですが、DELL XPS タワーのコンパクトさを考えると仕方ありませんね。 また、SDカード以外の少数メディア(コンパクトフラッシュ、メモリスティックなど)を使っている方には不便かもしれません。この機会に、SDカードへの乗り換えもご検討ください。
DELL XPS タワーの背面に用意されている接続端子は、上から有線LAN、USB2.0×2、ディスプレイポート、HDMI、USB3.1 Type-C(形状が小さく、上下・左右の区別がないタイプ)、USB3.1(従来のUSBと同形状で互換性があるタイプ)、USB3.0×3、音声出力、ビデオコントローラ(写真は、NVIDIA GeForce GT730 2GB DDR3 )、拡張スロットです。 最大の特徴は、最新の高速USB規格であるUSB3.1を2ヶも搭載していることです。USB 3.1は、USB3.0の約2倍の転送速度(理論値)を誇りますので、大容量データの転送などにかかる時間も大幅に短縮できます。もちろん、従来のUSB3.0やUSB2.0とも互換性がありますので、既にお持ちの外付けハードディスクや周辺機器も引き続き使うことができます。 2.思わず笑ってしまうほどの強力な冷却能力DELL公式ページではわかりにくいのですが、私がDELL XPS タワーを目の前にして、一番衝撃を受けたのが強力な冷却能力でした。 繰り返しますが、DELL XPS タワーは、「筐体がコンパクト、かつ、高性能パーツを選び放題」が大きな魅力です。反面、「高性能パーツから発生する大量の熱を、どのようにして冷却するのか?」、という課題も存在しているはずです。 「一般的な空冷式だと、難しいのでは?」 というのが、少しパソコンに詳しい方であれば、素朴に感じる疑問だと思います。 DELL XPS タワーが自宅に到着するまで、私も疑問に感じていたのですが、DELL XPS タワーを目の前にして、その疑問が一瞬にして解消されました。そのトリックは大きく2点、「極端に多い吸気メッシュ」と「筐体上部にある特大12cmファン」です。 (トリック その1) 極端に多い吸気メッシュ
DELL公式サイトでDELL XPS タワーの写真を見ていると、メッシュは単なるデザイン+αだと思っていたので、ここまでメッシュ面積を確保していることに驚きました。DELLの潔さを感じますね(笑)。ただし、メッシュの目はかなり細かくなっていますので、内部までスカスカという悪いイメージはありません。 ちなみに、上部の四角形から見えているのは、電源ユニットです。
一般的に、電源ユニットは本体上部、または、下部に配置されることが多いのですが、なぜかこんな中間部分に配置されています。 「こんな中間部分に、放熱量が多い電源ユニットを配置すると、放熱量が多いCPUやビデオコントローラと重なるのでは?」と思ったのですが、その理由は以下のとおりでした。
(トリック その2)筐体上部にある特大12cmファンもう1つのトリックは、筐体上部にあるこの特大12cmファンです。
ちなみに、筐体の内部スペースに余裕があるXPS 8900では、背面側に9cmのファンを搭載しています。最上位のゲーミングデスクトップ「Alienware シリーズ」では、内部に大型のファンを搭載することはありますが、DELL XPS タワーのコンパクトな筐体でこれだけ大きなファンを搭載すると、ものすごい存在感(違和感?)を感じます。 笑ってしまいましたが、しかし、特大12cmファンを搭載することで、
という、2点の大きなメリットが得られていることも確かです。 このように、DELL XPS タワーは、「極端に多いメッシュ」と「筐体上部にある特大12cmファン」により、高性能とコンパクトな筐体を両立させています。
【特徴 その3】 メンテナンスが楽なネジフリー構造と高い拡張性DELL XPS タワーは、下位機種(Inspiron シリーズ)よりも内部メンテナンスが楽なネジフリー構造、高い拡張性、高い信頼性を有しています。特に、ネジフリー構造は、XPS 8900でも採用されていませんので、特筆すべき点だと思います。 1.メンテナンスが楽なネジフリー構造ただし、ここでも、疑問が1点。 筐体に余裕があるデスクトップパソコンだと、内部メンテナンスが楽なネジフリー構造を採用していることは多いのですが、「筐体がコンパクトなDELL XPS タワーがネジフリー構造?」と。 結論を先に申しますと、DELL XPS タワーは非常に良くできた内部構造になっており、所有欲を刺激させてくれます。 (トリック その1)簡単に外れる筐体の側面
DELL XPS タワーでは、ハードディスクが最大3台まで搭載可能であり、ハードディスク周辺のスペースにも余裕がありますので、発熱によって、DELL XPS タワーの動作が不安定になることもありません。
ハードディスクについて、1台目は上記写真では右下(前面の下)に搭載されます。2台目は左下(背面の下)、3台目は写真右上(前面の上)に内蔵する構造になっています。 なお、前面側の内部フレームにも大きな吸気メッシュが確保されており、エアフローは万全です。 (トリック その2)グイッと回転する電源ユニット上記の写真では、CPUやメモリ、ビデオコントローラなどが見えず、メンテナンスできないような構造になっています。これを解決するトリックが、グイッと回転する電源ユニット(!)です。
ちょうど90度回転すると、、、
電源ユニットが回転させると、本体内部にも比較的余裕スペースがあることがわかります。物理的に大きなハイエンドビデオコントローラ「ハイエンドのGeForce GTX 960」が搭載できることも納得です。
CPUファンは、一般的なサイズの8cmタイプです。
単純計算ですが、
と約2倍もの能力差がありますね。 2.高い拡張性余裕のある電源容量
ビデオコントローラの性能により、電源容量は350Wと460Wの2タイプあります。ビデオコントローラの性能にもよりますが、将来の拡張性も安心な容量だと思います。 最大3台搭載可能なハードディスクベイ
増設可能な内蔵USB端子や高速なSSD用 M.S カードスロット
DELL XPS タワーの購入時、256GB M.2 ソリッドステートドライブを選択すると、このようなパーツが上記のSSD用 M.2 カードスロットに搭載されます。ハードディスクベイが3台ありますので、SSDも含めると、DELL XPS タワーには最大4台のストレージ(ハードディスク×3台、SSD×1台)が搭載可能です。 ビデオコントローラや拡張スロット
拡張スロットは、上から、PCI Express×16、PCI Express×1、PCI Express×1、PCI Express×4です。なお、DELL XPS タワーのマザーボードは、DELLオリジナルのようでした。チップセットは最新のIntel Z170です。
3.高い信頼性
さらに、XPS 8900よりも側板サイズが小さいためか、XPS タワーの側板はかなり堅牢であり、を両手でねじってみても”しなり”が全くありません。側板の振動による騒音の心配も不要です。 処理負荷が重い作業がメインなら、DELL XPS タワーが最有力候補!高性能なパーツ、コンパクトな筐体、高い拡張性や信頼性と3拍子揃ったDELL XPS タワーは、よくできたハイエンドデスクトップパソコンに仕上がっています。また、最小構成、かつ、お得なキャンペーンを併用すると10万円前後からの購入も可能ですので、自作パソコンの基本構成としてもおすすめです。
また、DELL XPS タワーの本体デザインや内部構造は、過去の人気機種であるStudio XPS 8100(2010年発売)→XPS 8300(2011年発売)→XPS 8500(2012年発売)→XPS 8700(2013年発売)→XPS 8900(2015年発売)の流れを組む長年欠けて熟成された技術の結晶です。購入後の安心感も大きなポイントだと思います。 そんなDELL XPS タワーの弱点を挙げるとすれば、スリム型/一体型デスクトップのような省スペース設置は見込めないことでしょうか。また、多少の作業であれば、高性能なノートパソコンでも対応は可能なので、性能や快適性をどこまで求めるかが、DELL XPS タワーを購入するかの分かれ目でしょう。 なお、DELL XPS タワーは高性能なデスクトップパソコンながら、カスタマイズ構成やキャンペーン内容によっては入門機種+αの予算で購入できることもありますので、DELL XPS タワー(DELL式ページ)をこまめにチェックしてみてください。 動画/画像の編集などの負荷のかかるタスクを快適にこなしたい人におすすめです。 次ページでは、DELL XPS タワー と DELL XPS 8900の徹底比較をご紹介いたします。
DELL XPS タワーが気になる方はDELL公式サイトをチェック♪ 詳細はNew_XPSタワー_8930(2017/10/24発売)(DELL公式ページ)、または、 New_XPSタワー_スペシャルエディション_8930(2017/10/24発売)(DELL公式ページ)をご参照ください。 |