DELL初のUltrabook(ウルトラブック) XPS 13 レビュー
「12インチ液晶以下のモバイルノートは、画面やキーボードが小さくて使いづらい。」「一般的な15.6インチ液晶のオールインワンノートは持ち運びが面倒・・・。」という方におすすめなDELL初のUltrabook(ウルトラブック)XPS 13。発売前から話題をさらったスリム・省電力モバイルノートのレビューをご紹介します。
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Windows 8を搭載するNew XPS 13の性能をチェック!
Windows 8を搭載するNew XPS13 Ultrabookが手に入りましたので、Windows 7を搭載するXPS13-Ultrabookとの性能を比較するため、各種ベンチマークテストを実施しました。
今回ベンチマークスコアを比較するXPS 13とNew XPS 13ののカスタマイズ構成
CPU名 |
XPS 13(スタンダードモデル) |
XPS 13(プラチナモデル) |
New XPS 13(スタンダード) |
OS |
Windows 7 Home Premium 64bit版 |
Windows 7 Home Premium 64bit版 |
Windows 8 64ビット |
CPU(定格動作周波数) |
Core i5-2467M |
Core i7-2637M |
Core i5-3317U |
メモリ |
4GB |
4GB |
4GB |
ハードディスク |
SSD 128GB |
SSD 256GB |
SSD 128GB |
DELL公式サイト |
XPS13-Ultrabook |
XPS13-Ultrabook |
New XPS13 Ultrabook |
※2012年12月9日時点。最新の価格・スペック情報はNew XPS 13(DELL公式サイト)でご確認ください。
Core i5-2467MとCore i7-2637MとCore i5-3317UとCore i7-3517Uの比較
CPU名 |
Core i5-2467M |
Core i7-2637M |
Core i5-3317U |
Core i7-3517U |
コア数 |
2 |
2 |
2 |
2 |
スレッド数 |
4 |
4 |
4 |
4 |
定格動作周波数 |
1.6GHz |
1.7GHz |
1.70GHz |
1.90GHz |
最大動作周波数 |
2.3GHz |
2.8GHz |
2.60GHz |
3.00GHz |
キャッシュメモリ |
3MB |
4MB |
3MB |
4MB |
Windows 8を搭載するNew XPS 13。今回ご紹介しているNew XPS 13はCore i5-3317U(定格:1.7GHz、最大2.6GHz)を搭載しますが、この記事を書いている時点ではCore
i7-3517U(定格:1.9GHz、最大3.0GHz)も選べます。
New XPS 13のデバイスマネージャ(参考)。ビデオカードはインテル HD 4000
グラフィックス のみなので、拡張型ビデオコントローラ搭載ノートをご希望の方には不適。
(1)Windowsエクスペリエンス
New XPS 13のWindows エクスペリエンス値。グラフィックススコアも含めて6前後と安定しており、プライマリハードディスクは8.1を計測。
Windows エクスペリエンス インデックス値を比較
CPU名 |
XPS 13(スタンダードモデル) |
XPS 13(プラチナモデル) |
New XPS 13(スタンダード) |
プロセッサ |
6.3 |
6.6 |
6.9 |
メモリ |
5.9 |
5.9 |
5.9 |
グラフィックス |
5.6 |
5.3 |
5.6 |
ゲーム用グラフィックス |
6.2 |
5.9 |
6.4 |
ハードディスク |
7.9 |
7.9 |
8.1 |
(2)SSDの速度を測定「CrystalDiskMark 3.0」
New XPS 13が搭載する128GB SSDのアクセス速度をCrystalDiskMark 3.0で計測。
読込・書込共、爆速です。
(参考)XPS 13が搭載するSSD 128GBと256GBのアクセス速度をCrystalDiskMark
3.0で計測。差はないですが、10万円以下のモバイルノートとは思えません。
(3)実作業を想定する定番ベンチマーク「PCMARK7」
New XPS 13のPCMARK7スコア。ハイエンドデスクトップパソコン並のスコア(XPS
8500でも3000〜4500前後)と、13.3インチの薄型ノートとしては極めて好成績。
(参考)XPS 13(Core i5-2467M)のPCMARK7スコア。
(4)CPUの演算能力を調べる「CINEBENCH」
CPUの底力を調べる「CINEBENCH R10」(左)と「CINEBENCH R11」(右)。省電力タイプのCPUなので、スコアは一般的。
CINEBENCH R10での性能比較
機種名 |
XPS 13(スタンダードモデル) |
XPS 13(プラチナモデル) |
New XPS 13(スタンダード) |
Single CPU Render Test |
3610 |
4461 |
4561 |
Multi CPU Render Test |
7265 |
8522 |
8930 |
OpenGL Standard Test |
4442 |
4720 |
5493 |
CINEBENCH R11での性能比較
機種名 |
XPS 13(スタンダードモデル) |
XPS 13(プラチナモデル) |
New XPS 13(スタンダード) |
CPU(シングルスレッド)(pts) |
0.88 |
1.09 |
1.08 |
CPU(マルチスレッド)(pts) |
1.93 |
2.12 |
2.39 |
OpenGL(FPS) |
9.45 |
9.41 |
16.09 |
CPUの演算能力については、Core i7-2637Mを搭載するXPS 13(プラチナモデル)と、Core
i5-3317Uを搭載するNew XPS 13(スタンダード)がほぼ同じスコアですね。Core
i5-3317Uは、さすが最新CPUといったところでしょうか。
また、グラフィック能力については、Core i5-3317Uが大きく性能アップしています。拡張グラフィックスを搭載しないウルトラブックとしては、大きな利点ですね。
(5)ゲームのプレイ快適度がわかる「ストリートファイターWベンチマーク」
New XPS 13は評価B。ゲームプレイできないことはないですが、快適かどうかは微妙です。Webサイト閲覧やメール、文書作成など簡易な用途に割り切るべきかも。
XPS 13は評価Dと厳しい。
(まとめ)基本能力がアップしたNew XPS 13
Windows 8を搭載するNew XPS 13は、最新CPUを搭載していることもあって、基本能力が高いです。グラフィック能力も高いので、多少重い処理でも安心感が違います。
反面、高いグラフィック能力を求めなければ、使い慣れたWindows 7を搭載するXPS
13もありでしょう。この記事を書いている時点では、XPS 13の方が1〜2万円前後安いのも嬉しいポイントです。
個人的には、Windows 8はタッチパネルがあってこそ活きると思いますので、タッチパネル非搭載のXPS
13を購入するなら、Windows 7を搭載するXPS 13が狙い目かもしれませんね。
DELL公式サイト 製品ページリンク
DELL初のUltrabook(ウルトラブック) XPS 13。左がNew XPS13 Ultrabook(Windows 8搭載)、右がXPS13-Ultrabook(Windows 7搭載)。
大きくて使いやすい13.3インチ液晶モニタ/最新省電力CPUを搭載するXPS 13。
詳しくはNew XPS13 Ultrabook(Windows 8搭載)、XPS13-Ultrabook(Windows 7搭載)をご参照ください。
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