CPU
CPUとは、Central Processing Unit(セントラル プロセッシング ユニット)の略称で、中央演算処理装置とも呼ばれます。名前のとおり、パソコンの中で各機器の制御やデータの計算・処理を行う大切なパーツです。
各CPUの簡単な性能比較
インテル製ノートパソコン用のCPUには、現在3つの種類があります。
(以下、性能順にご紹介します。)
- 1.Core 2 Duo プロセッサ
- 省電力を達成しながら、性能を高めることに成功した、現在最高のCPU。
ビデオ動画編集など、複雑な作業にも最高の快適さを与えてくれます。 - 2.Core Duo プロセッサ
- コアと呼ばれるCPUの中枢部を贅沢に2つも搭載したデュアルコアCPU。
同時並行作業が得意なので、パソコン使用時間の短い方やせっかちな方におすすめです。 - 3.Celeron M プロセッサ
- Pentiumプロセッサの安価版CPU。
基本性能は高いので、メールやインターネットなどの一般的な使用目的であれば問題ありません。
大切なのことは、パソコンの使用目的をキチンと知ること
動画編集などパソコンに負担のかかる作業をするためには、低価格なCPUでは性能不足です。
反対に、インターネットやメールしかしないのに、高性能なCPUは必要ありません。
予算がもったいないだけですので、他のパーツをグレードアップした方が良いと思います。
選択するCPUを検討する場合、大切なことは"パソコンの使用目的は何なのか?"を確認することです。
購入ガイドのおすすめ
1.ビデオカメラで撮影した動画編集を楽しむなら、Core 2 Duo プロセッサがおすすめ
私の一押しCPUは、最新の性能を搭載した「Core 2 Duo プロセッサ」です。
性能が良いのはもちろんですが、消費電力を従来のCPUよりかなり抑えている点は見逃せません。
現在では上位機種でしか選択できませんが、快適性を求めるのであれば、Core 2 Duo プロセッサは必須項目と言えそうです。
2.予算重視なら、安価なCeleron M プロセッサがおすすめ
最新の3Dゲームやビデオカメラで撮影した動画編集をすることがない方は、ずばり、Celeron M プロセッサをおすすめします。
上記のような、複雑なデータ処理を必要とする作業は、とにかくCPUの性能が決め手です。
しかし、インターネットやメール、Excel・Word、デジカメ画像管理などが主な使用目的であれば、高性能なCPUを選ぶ必要はないと思います。
もちろん、高性能なCPUを搭載することは、パソコンの快適性を向上する結果となる場合が多いのですが、メモリやハードディスクなどの他パーツもバランス良くグレードアップしないと効果はありませんので、結果として購入金額が高くなってしまいます。
そのため、
「予算に余裕があれば、CPUもグレードアップしておこう。」
という程度の気持ちで検討しましょう。