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DELL XPS タワー(XPS 8910)レビューをご紹介!DELL XPS タワー(XPS 8910)の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2016/8/28
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DELLハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー(XPS 8910) レビュー

DELL XPS タワーは、第6世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強いDELL主力モデルで、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

DELL XPS タワー レビュー

【概要】 画像や動画編集ならこれ!ハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー(XPS 8910)

2016年8月16日、DELLから今年の主力ハイエンドデスクトップパソコンが発売されました。画像や動画編集を楽しみたい中〜上級ユーザーにおすすめのDELL XPS タワー(正式名称はDELL XPS 8910)です。

性能はもちろん、本体デザインや品質も秀逸です。自己購入しましたので、詳細レビューをご紹介します。

DELL XPS タワーの外観
DELL XPS タワーの外観。重厚感あるデザインの本体ボディで、前面は手が映り込むほどの光沢が楽しめる漆黒色です。安価な入門デスクトップパソコンとは違った高級感が味わえます。

DELL XPS タワーは、DELLがワンランク上の快適性を提供するプレミアムブランド「XPSシリーズ」の主力モデルです。大人気の最新プロセッサCore i7を搭載していますので、高いCPU性能が必要な画像や動画編集、4Kビデオ、ブルーレイの再生、本格的なマルチタスク処理、大型3Dゲームなど、システム負荷の高いアプリケーションでもさくさく快適な環境が手に入ります。

また、CPU以外にも、最大32GBの大容量メモリ、アプリの起動やデータの読み書きが高速なSSD、用途で選べるローエンド〜ハイエンドビデオコントローラ、数多くの接続端子を標準装備するなど、いわゆる全部入りのハイエンドデスクトップです。

DELL XPS タワー(左)と、現在も大人気のXPS 8900(右)と外観を比較
DELL XPS タワー(左)と、過去の大人気機種XPS 8900(右)と外観を比較。
同性能にもかかわらず、奥行き感がかなりコンパクトになっているのがわかります。低価格モデルのInspironシリーズに近い印象のコンパクト感なので、「これはスゴい!」とDELL XPS タワーの梱包箱を開けた瞬間に叫んでしまいました。

ちなみに、従来のXPSシリーズよりも約27%小さいタワーに全てが搭載されています。
しかも、重量も約28%軽くなっています。

筐体サイズの比較
機種名 高さ 奥行き 重量
DELL XPS タワー 386.5 mm 180 mm 356 mm 10 Kg
DELL XPS 8900 406.8 mm 185 mm 444 mm 13.8 kg

今回、DELL XPS タワーが発売されたことにより、XPS 8900は販売終了となりました。

以下、DELL XPS タワーのレビューです。

【特徴 その1】 高性能なパーツが目白押し

DELL XPS タワーは、高性能なCPU、読み書きが高速なSSD、用途で選べるローエンド〜ハイエンドビデオコントローラなど、高いパフォーマンスを誇ります。

1.5年前のCPUの約7倍、3年前のCPUの約2倍のスコアをたたき出すCore i7-6770/6700K

DELL XPS タワーの一番の特徴は、最新の「第6世代プロセッサCore i7-6700/6700K」を搭載していることです。詳しい性能については別ページで詳しくご紹介しますが、以下に過去のCPUとのベンチマーク比較をご紹介します。

Core i7-6700をCPU-Zで見る
Core i7-6700をCPU-Zで見る。高性能CPUの代表格である「4コア8スレッド+最大動作周波数4GHz」の組み合わせは破壊力抜群です。

CINEBENCH
数年前のパソコンからの買い換えをご検討されている方のために、CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテスト「CINEBENCH R10」を使って、最新のCore i7-6700/6700Kと過去のCPUとの性能比較をご紹介します。

CINEBENCH R10でのベンチマーク結果
CPU名 Core 2 Duo E6320 Core i3-530 Core i7-870 Core i7-2600 Core i7-3770 Core i7-4770 Core i7-6700 Core i7-6700K
開発コード名 Conroe Clarkdale Lynnfield Sandy Bridge Ivy Bridge Haswell Skylake Skylake
コア数/スレッド数 2/2 2/4 4/8 4/8 4/8 4/8 4/8 4/8
ターボブースト機能/ハイパースレッディング機能 -/- -/○ ○/○ ○/○ ○/○ ○/○ ○/○ ○/○
定格動作周波数 1.86GHz 2.93GHz 2.93GHz 3.40GHz 3.40GHz 3.40GHz 3.40GHz 4.00GHz
ターボブースト機能による最大動作周波数 - - 3.60GHz 3.80GHz 3.90GHz 3.90GHz 4.00GHz 4.20GHz
シングルスレッドスコア 1898 3830 4722 6126 6862 7421 8316 8583
マルチスレッドスコア 3614 8682 17753 23039 25691 29180 31840 34502
処理完了時間 244秒 101秒 49秒 38秒 34秒 30秒 27秒 25秒
備考 2007年の普及価格帯CPU 2010年の普及価格帯CPU 2009年の高性能CPU(旧Studio XPS 8100に搭載) 2011年の高性能CPU(旧XPS 8300に搭載) 2012年の高性能CPU(旧XPS 8500に搭載) 2013年の高性能CPU(旧XPS 8700に搭載) DELL XPS タワーに搭載。統合グラフィックス機能を強化し、消費電力を大幅に低減させた2016年の主力CPU 同左
※ターボブースト機能:処理負荷に応じて動作周波数を自動的にアップさせる機能
※ハイパースレッディング機能:1つのコアを擬似的に2つのコアのように動作させる機能

CINEBENCH R10のベンチマークテスト結果
CINEBENCH R10のベンチマークテスト結果。DELL XPS タワーが搭載するCore i7-6700/6700Kの強さが際立っていることがわかります。それにしても、懐かしいCPUが並んでますね。(笑)

マルチスレッドに対応するソフトであれば、最新のCore i7-6700は桁違いの強さを発揮します。約9年前のCore 2 Duo E6320の約9倍、約7年前に発売されたCore i7-870の約2倍という性能はスゴイです。用途にもよりますが、Core 2 Duo E6320では30分もかかっていた作業が、最短でたった数分で終わる計算になります。

4年間の主力CPUであるCore i7-3770と比較しても、Core i7-6700は約1.23倍程度のスコアアップが確認できます。一般用途では体感差は小さいですが、処理負荷が高く、長時間の作業となる画像や動画編集が主用途になると、割と大きな差になりますね。「処理速度にこだわりたい!」とお考えの方は、Core i7-6700を採用するDELL XPS タワーを検討してみてください。

CPU単独の性能比べだけあって、予想通りCore i7-6700とCore I7-6700Kが圧倒的に強いです。「Single CPU Render Test」についてはCore i5-6400と比較して約1.2倍、「Multi CPU Render Test」については8スレッド動作が効いて約1.4倍のスコアでした。特にCore i7-6700Kが強いですね。

 (平成29年4月25日追記)
 XPS タワーの発売開始当初に搭載されていた「第6世代プロセッサCore i7-6700/6700K」が、最新の「第7世代 インテル Core i7-7700 プロセッサ」を搭載したNew XPS タワーにマイナーチェンジし、継続して発売中です。

2.大容量ハードディスク、または、高速なSSDが選択可能

DELL XPS タワーは、大容量ハードディスク、または、高速なSSDが選択可能です。

データの保存容量を重視する方は大容量ハードディスクを、操作の快適性を重視する方は高速なSSDがおすすめです。また、データ保存用の「大容量ハードディスク」+システム起動用の「高速なSSD」という、贅沢な2台選択も可能です。

パーツ単独の速度を計測する「CrystalDiskMark 3.0」でベンチマーク比較。
ハードディスクとSSD(非純正、参考例:SanDisk X300 M.2 2280 256GB)の速度をベンチマーク「CrystalDiskMark 3.0」で比較。

あくまで参考イメージですが、ハードディスク(左)とSSD(右)を比較してみると、その差は歴然です。特に、実際の体感差となる『4K QD32』は2ケタも違うほど別次元のスピードです。

特に、処理負荷の高い作業(例えば、1枚数MBの容量のデジカメ写真の編集やハイビジョン動画の編集)をバリバリ作業するレベルであれば、Core i7-6700/6700K+SSDの組み合わせが最適だと思います。

3.低価格〜高性能まで、ビデオコントローラ用途で選択可能

DELL XPS タワーは、数種類のビデオコントローラが選択可能です。予算を重視するローエンド、バランスが良いミドルレンジ、重量級ゲームもプレイ可能なハイエンドなど、用途と予算に応じた最新のラインナップが勢揃いです。

XPS 8900でカスタマイズできるビデオコントローラ例
DELL XPS タワーでカスタマイズできるビデオコントローラ例。
上はハイエンドのGeForce GTX 960、下はローエンドのGeForce GT 730です。性能と価格に比例して、ビデオコントローラの大きさや厚みが増します。予算重視ならGeForce GT 730、高パフォーマンス重視ならGeForce GTX 960がおすすめ。

比較的動作が重いファイナルファンタジー14 エオルゼアのベンチマークテスト
例えば人気が高いファイナルファンタジーシリーズでも、ハイエンドのGeForce GTX 960であれば、高解像度+高画質の最高環境でプレイが可能です。

 詳細はDELL XPS タワー(DELL公式ページ)、または、DELL XPS タワー スペシャルエディション(DELL公式ページ)をご参照ください。

【特徴 その2】 豊富な接続端子と高い冷却能力

DELL XPS タワーは、とにかく豊富な接続端子と、コンパクトな筐体からは想像できないほど高い冷却能力を誇ります。

1.前後に豊富な接続端子が配置されている

DELL XPS タワーの前面
DELL XPS タワーの前面。前面の接続端子や光学ドライブは、上部に集中しています。

利用頻度が高い接続端子が前面に配置されていますので、DELL XPS タワーを机の下に設置しても、わざわざ背面の接続端子を使うという手間がありません。下位機種(入門デスクトップInspironシリーズ)では得られない、XPSブランドの付加価値と言えます。

XPS タワーの前面上部を拡大
XPS タワーの前面上部を拡大。左から、電源ボタン、SDカードスロット、ヘッドフォン出力、マイク入力、USB3.0×4です。特に利用が多いUSB端子が4ヶも搭載されているのがポイントですね。(ちなみに、XPS 8900は2ヶでした。)

なお、あえてデメリットを書くと、光学ドライブはスリムタイプであり、1台のみ搭載可能です。XPS 8900では最大2台まで光学ドライブが搭載可能ですが、DELL XPS タワーのコンパクトさを考えると仕方ありませんね。

また、SDカード以外の少数メディア(コンパクトフラッシュ、メモリスティックなど)を使っている方には不便かもしれません。この機会に、SDカードへの乗り換えもご検討ください。

DELL XPS タワーの背面
DELL XPS タワーの背面。DELL XPS タワーは、拡張性が高い機種であり、下位機種と比べると接続端子の数や種類が豊富です。

DELL XPS タワーの背面に用意されている接続端子は、上から有線LAN、USB2.0×2、ディスプレイポート、HDMI、USB3.1 Type-C(形状が小さく、上下・左右の区別がないタイプ)、USB3.1(従来のUSBと同形状で互換性があるタイプ)、USB3.0×3、音声出力、ビデオコントローラ(写真は、NVIDIA GeForce GT730 2GB DDR3 )、拡張スロットです。

最大の特徴は、最新の高速USB規格であるUSB3.1を2ヶも搭載していることです。USB 3.1は、USB3.0の約2倍の転送速度(理論値)を誇りますので、大容量データの転送などにかかる時間も大幅に短縮できます。もちろん、従来のUSB3.0やUSB2.0とも互換性がありますので、既にお持ちの外付けハードディスクや周辺機器も引き続き使うことができます。

2.思わず笑ってしまうほどの強力な冷却能力

DELL公式ページではわかりにくいのですが、私がDELL XPS タワーを目の前にして、一番衝撃を受けたのが強力な冷却能力でした。

繰り返しますが、DELL XPS タワーは、「筐体がコンパクト、かつ、高性能パーツを選び放題」が大きな魅力です。反面、「高性能パーツから発生する大量の熱を、どのようにして冷却するのか?」、という課題も存在しているはずです。

「一般的な空冷式だと、難しいのでは?」
「強力な水冷式だと、高額になってしまう?」

というのが、少しパソコンに詳しい方であれば、素朴に感じる疑問だと思います。

DELL XPS タワーが自宅に到着するまで、私も疑問に感じていたのですが、DELL XPS タワーを目の前にして、その疑問が一瞬にして解消されました。そのトリックは大きく2点、「極端に多い吸気メッシュ」と「筐体上部にある特大12cmファン」です。

(トリック その1) 極端に多い吸気メッシュ

(解決法 その1)極端に多いメッシュ面積
DELL XPS タワーの左側面を見ると、左半分(背面側)は全面がメッシュデザインになっており、そのうち、実際に吸気する大きな2カ所の四角形が見えます。

DELL公式サイトでDELL XPS タワーの写真を見ていると、メッシュは単なるデザイン+αだと思っていたので、ここまでメッシュ面積を確保していることに驚きました。DELLの潔さを感じますね(笑)。ただし、メッシュの目はかなり細かくなっていますので、内部までスカスカという悪いイメージはありません。

ちなみに、上部の四角形から見えているのは、電源ユニットです。

上側のメッシュ部分を拡大
上側のメッシュ部分を拡大。中に見えるのは、なんと電源ユニット(!)です。

一般的に、電源ユニットは本体上部、または、下部に配置されることが多いのですが、なぜかこんな中間部分に配置されています。

「こんな中間部分に、放熱量が多い電源ユニットを配置すると、放熱量が多いCPUやビデオコントローラと重なるのでは?」と思ったのですが、その理由は以下のとおりでした。

DELL XPS タワーの側板を外した状態。
DELL XPS タワーの側板を外した状態。電源ユニットは、側板のメッシュ部分から吸気し、背面から直接排気します。つまり、エアーフロー構造が切り離されており、DELL XPS タワーの筐体の影響を受けません。

DELL XPS タワーには、上記でご紹介した側面だけでなく、前面の周囲全てについても吸気メッシュが確保されています
DELL XPS タワーには、上記でご紹介した側面だけでなく、前面の周囲全てについても吸気メッシュが確保されています。1つのメッシュサイズは小さいですが、周囲全部にメッシュが確保されていますので、かなりの面積になります。

DELL XPS タワーの右側面
DELL XPS タワーの右側面。
こちらの側板にはメッシュはありませんが、前面(写真左)と上部には、右側面と同様にメッシュが確保されています。

(トリック その2)筐体上部にある特大12cmファン

もう1つのトリックは、筐体上部にあるこの特大12cmファンです。

DELL XPS タワーの上部
DELL XPS タワーの上部。
左半分(背面側)は全面が吸気メッシュであり、しかも特大12cmファン(!)が内蔵されています。

上部の筐体カバーを外した状態
上部の筐体カバーを外した状態。
筐体の半分を埋め尽くす特大12cmファンの存在感がスゴいです。(笑)

ちなみに、筐体の内部スペースに余裕があるXPS 8900では、背面側に9cmのファンを搭載しています。最上位のゲーミングデスクトップ「Alienware シリーズ」では、内部に大型のファンを搭載することはありますが、DELL XPS タワーのコンパクトな筐体でこれだけ大きなファンを搭載すると、ものすごい存在感(違和感?)を感じます。

笑ってしまいましたが、しかし、特大12cmファンを搭載することで、

  1. 大量の吸気が確保でき、長時間の作業でも安定感がある
  2. ファンの回転数を抑えることができ、静音性も両立している

という、2点の大きなメリットが得られていることも確かです。

このように、DELL XPS タワーは、「極端に多いメッシュ」と「筐体上部にある特大12cmファン」により、高性能とコンパクトな筐体を両立させています。

DELL XPS タワーの底面
DELL XPS タワーの底面。
前面(写真左)にも、吸気メッシュがあります。
なお、筐体を支える台座は、直線的なデザインの台座が前後に1つずつ配置されていました。

 詳細はDELL XPS タワー(DELL公式ページ)、または、DELL XPS タワー スペシャルエディション(DELL公式ページ)をご参照ください。

【特徴 その3】 メンテナンスが楽なネジフリー構造と高い拡張性

DELL XPS タワーは、下位機種(Inspiron シリーズ)よりも内部メンテナンスが楽なネジフリー構造、高い拡張性、高い信頼性を有しています。特に、ネジフリー構造は、XPS 8900でも採用されていませんので、特筆すべき点だと思います。

1.メンテナンスが楽なネジフリー構造

ただし、ここでも、疑問が1点。

筐体に余裕があるデスクトップパソコンだと、内部メンテナンスが楽なネジフリー構造を採用していることは多いのですが、「筐体がコンパクトなDELL XPS タワーがネジフリー構造?」と。

結論を先に申しますと、DELL XPS タワーは非常に良くできた内部構造になっており、所有欲を刺激させてくれます。

(トリック その1)簡単に外れる筐体の側面

DELL XPS タワーの背面上部にある、引き手のようなところに手を入れます
まず、DELL XPS タワーの背面上部にある、引き手のようなところに手を入れます。

@引き手を手前に引き出すと、A側板の上部が外れます
@引き手を手前に引き出すと、A側板の上部が外れます。
ただし、側板が筐体にひっかかった状態で保持されるため、側板が急にバタンと倒れてキズ付くことがありません。

側板が外れて、上部がひっかかった状態を側面から見た状態
側板が外れて、上部がひっかかった状態を側面から見た状態。
パーツの増設時や内部の掃除時など、ネジフリーで側板が外せるのは、非常に便利です。

DELL XPS タワーの内部写真
DELL XPS タワーの内部写真。
左上に電源ユニット、右上にハードディスクベイ×1、下部にハードディスクベイ×2が確保されています。

DELL XPS タワーでは、ハードディスクが最大3台まで搭載可能であり、ハードディスク周辺のスペースにも余裕がありますので、発熱によって、DELL XPS タワーの動作が不安定になることもありません。

DELL XPS タワーの内部を背面側から見た状態
DELL XPS タワーの内部を背面側から見た状態。

ハードディスクについて、1台目は上記写真では右下(前面の下)に搭載されます。2台目は左下(背面の下)、3台目は写真右上(前面の上)に内蔵する構造になっています。

なお、前面側の内部フレームにも大きな吸気メッシュが確保されており、エアフローは万全です。

(トリック その2)グイッと回転する電源ユニット

上記の写真では、CPUやメモリ、ビデオコントローラなどが見えず、メンテナンスできないような構造になっています。これを解決するトリックが、グイッと回転する電源ユニット(!)です。

電源ユニットのロックを外すスライドスイッチがあります
DELL XPS タワーの背面に、電源ユニットのロックを外すスライドスイッチがあります。
このスイッチを上方向にスライドします。

電源ユニットのロックを外して、DELL XPS タワーの背面のくぼみに手を入れます
電源ユニットのロックを外して、DELL XPS タワーの背面のくぼみに手を入れます。

このまま手前方向に引き、電源ユニットを回転させます
手前方向に引き、電源ユニットを回転させます。

電源ユニットが、ちょうど90度回転する
電源ユニットが、グイッと回転しはじめます。

ちょうど90度回転すると、、、

電源ユニットを90度回転させた状態を、斜め方向から見た状態
電源ユニットを90度回転させた状態を、斜め方向から見た状態。
筐体内部から、電源ユニットが飛び出てくる姿は爽快です。(笑)

DELL XPS タワーの内部
DELL XPS タワーの内部。
このようになり、CPUクーラー、メモリスロット×4、ビデオコントローラーと拡張スロットにアクセスすることができます!

電源ユニットが回転させると、本体内部にも比較的余裕スペースがあることがわかります。物理的に大きなハイエンドビデオコントローラ「ハイエンドのGeForce GTX 960」が搭載できることも納得です。

CPUファン周辺を拡大
CPUファン周辺を拡大。

CPUファンは、一般的なサイズの8cmタイプです。
その上には、前述した特大12cmファンが配置されています。天井の半分を埋め尽くしていますので、CPUから放出された熱をほぼ直接(?)外部に排気してくれます。CPUに負荷がかかり続ける重作業でも、安定性がある動作が期待できます。

内部ファンを比較
内部ファンを比較。左がXPS タワーの12cmファン、右がXPS 8900の9cmファン。

単純計算ですが、

  • XPS タワーの12cmファンは、12cm(縦)×12cm(横)×3.5cm(高さ)=504立方cm
  • XPS 8900の9cmファンは、9cm(縦)×9cm(横)×2.5cm(高さ)=202.5立方cm

約2倍もの能力差がありますね。

2.高い拡張性

余裕のある電源容量

DELL XPS タワーの電源ユニットを拡大
DELL XPS タワーの電源ユニットを拡大。
今回のDELL XPS タワーではローエンドのビデオコントローラを搭載しているので、低い方の350Wのタイプでした。なお、電源ユニットはDELLオリジナルで、利用頻度が高い12V系統の出力は9A/12A/8Aでした。

ビデオコントローラの性能により、電源容量は350Wと460Wの2タイプあります。ビデオコントローラの性能にもよりますが、将来の拡張性も安心な容量だと思います。

最大3台搭載可能なハードディスクベイ

ハードディスクベイは、さすがにネジフリーではありませんでした
ハードディスクベイは、さすがにネジフリーではありませんでした。
ただ、一度取り付けると外す機会はまれでしょうから、仕方ありません。

左右にあるネジを2本外すだけです
左右にあるネジを2本外すと、

手で簡単に取り外し可能です
手で簡単に取り外し可能です。

ハードディスクベイごと取り外した状態
ハードディスクベイごと取り外した状態。ベイのサイズは比較的余裕があり、放熱しやすいように設計されています。

増設可能な内蔵USB端子や高速なSSD用 M.S カードスロット


ハードディスクベイの上部には、高速なSSD用 M.2 カードスロットや内蔵SATAポートも用意されています。USB端子ボードの増設にも対応しますし、カスタマイズで高速なSSDを選択することもできます。

私が個人的に利用しているM.2 SSD(非純正、SanDisk X300 M.2 2280 256GB)の外観
(参考)私が個人的に利用しているM.2 SSD(非純正、SanDisk X300 M.2 2280 256GB)の外観。

DELL XPS タワーの購入時、256GB M.2 ソリッドステートドライブを選択すると、このようなパーツが上記のSSD用 M.2 カードスロットに搭載されます。ハードディスクベイが3台ありますので、SSDも含めると、DELL XPS タワーには最大4台のストレージ(ハードディスク×3台、SSD×1台)が搭載可能です。

ビデオコントローラや拡張スロット

ボディ下部の拡張スロット周辺を拡大
ボディ下部の拡張スロット周辺を拡大。写真上に見えるビデオコントローラは、標準搭載の「NVIDIA GeForce GT 730 2GB DDR3」です(1スロット分占有)。将来、ハイエンドビデオコントローラにも換装可能です。

標準搭載の「NVIDIA GeForce GT 730 2GB DDR3」の外観
標準搭載の「NVIDIA GeForce GT 730 2GB DDR3」の外観

DELL XPS タワーのマザーボード
ビデオコントローラを外してみました。ワイヤレスLANと拡張スロットが並んでいます。

拡張スロットは、上から、PCI Express×16、PCI Express×1、PCI Express×1、PCI Express×4です。なお、DELL XPS タワーのマザーボードは、DELLオリジナルのようでした。チップセットは最新のIntel Z170です。

ハイエンドのビデオコントローラ用の6ピン端子は1ヶ搭載しています
ハイエンドのビデオコントローラ用の6ピン端子は1ヶ搭載しています。ローエンドのGeForce GT 730では不使用です。

ハイエンドのビデオコントローラ用のストッパーも標準装備しています
ハイエンドのビデオコントローラ用のストッパーも標準装備しています。ローエンドのGeForce GT 730では不使用です。

3.高い信頼性

マザーボードのコンデンサは、熱に強い個体コンデンサが多く採用されていました
マザーボードのコンデンサは、熱に強い個体コンデンサが多く採用されていました。高負荷かつ長時間の利用でも安定性を確保するための重要ポイントです。

メモリは、高速なDDR4 2133MHzメモリ
メモリは、高速なDDR4 2133MHzメモリ。搭載されていたメモリは、高品質なブランドのサムスンでした。
なお、標準は8GB デュアル チャネル(4GB×2)ですが、画像や動画の編集作業を想定する場合は16GBがおすすめです。

XPS タワーの側板は、安価な下位機種の側板よりも堅牢に作られています
XPS タワーの側板は、かなり堅牢に作られています。

さらに、XPS 8900よりも側板サイズが小さいためか、XPS タワーの側板はかなり堅牢であり、を両手でねじってみても”しなり”が全くありません。側板の振動による騒音の心配も不要です。

処理負荷が重い作業がメインなら、DELL XPS タワーが最有力候補!

高性能なパーツ、コンパクトな筐体、高い拡張性や信頼性と3拍子揃ったDELL XPS タワーは、よくできたハイエンドデスクトップパソコンに仕上がっています。また、最小構成、かつ、お得なキャンペーンを併用すると10万円前後からの購入も可能ですので、自作パソコンの基本構成としてもおすすめです。

  • 第6世代Core i7プロセッサを搭載
  • 高速なSSDも搭載可能
  • 最新ゲームのプレイ可能なビデオコントローラが搭載可能
  • ミニタワー型筐体ながら、高い拡張性を確保
  • 特大12cmを筆頭とした、強力な冷却能力
  • ブランドパーツを採用した安心感

また、DELL XPS タワーの本体デザインや内部構造は、過去の人気機種であるStudio XPS 8100(2010年発売)→XPS 8300(2011年発売)→XPS 8500(2012年発売)→XPS 8700(2013年発売)→XPS 8900(2015年発売)の流れを組む長年欠けて熟成された技術の結晶です。購入後の安心感も大きなポイントだと思います。

そんなDELL XPS タワーの弱点を挙げるとすれば、スリム型/一体型デスクトップのような省スペース設置は見込めないことでしょうか。また、多少の作業であれば、高性能なノートパソコンでも対応は可能なので、性能や快適性をどこまで求めるかが、DELL XPS タワーを購入するかの分かれ目でしょう。

なお、DELL XPS タワーは高性能なデスクトップパソコンながら、カスタマイズ構成やキャンペーン内容によっては入門機種+αの予算で購入できることもありますので、DELL XPS タワー(DELL式ページ)をこまめにチェックしてみてください。

動画/画像の編集などの負荷のかかるタスクを快適にこなしたい人におすすめです。

次ページでは、DELL XPS タワー と DELL XPS 8900の徹底比較をご紹介いたします。

DELL XPS タワーが気になる方はDELL公式サイトをチェック♪

第6世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー 
第7世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー(左)とDELL XPSタワー スペシャルエディション(右)

 詳細はDELL XPS タワー(DELL公式ページ)、または、DELL XPS タワー スペシャルエディション(DELL公式ページ)をご参照ください。

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