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DELL XPS タワー(XPS 8910)レビューをご紹介!DELL XPS タワー(XPS 8910)の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2016/12/11
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第8世代Core i7を搭載する人気デスクトップ XPS タワー(XPS 8930)をレビュー♪

DELL XPS タワー(XPS 8930) レビュー

DELLハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー(XPS 8910) レビュー

DELL XPS タワーは、第6世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強いDELL主力モデルで、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

DELL XPS タワー レビュー

 (平成30年1月10日追記)
 XPS タワーの発売開始当初に搭載されていた「第6世代プロセッサCore i7-6700/6700K」が、最新の「第8世代 インテル Core i7-8700 プロセッサ」を搭載したNew_XPSタワー_8930(2017/10/24発売)New_XPSタワー_スペシャルエディション_8930(2017/10/24発売)にマイナーチェンジし、継続して発売中です。

【ベンチマーク比較 その3】 XPS タワーのカスタマイズを検証する(ビデオコントローラ編)

前ページでは、【ベンチマーク比較 その2】 XPS タワーのカスタマイズを検証する(CPU編)をご紹介いたしました。

このページでは、【ベンチマーク比較 その3】 XPS タワーのカスタマイズを検証する(ビデオコントローラ編)についてご紹介します。

ビデオコントローラの「GeForce GT 730」、「GeForce GTX 750Ti」、「GeForce GTX 960」の性能比較

XPS タワーは、各種ビデオコントローラがカスタマイズ可能です。グラフィック能力に大きな差がありますので、気になっている方も多いのではないでしょうか。

まずはビデオコントローラの仕様をチェック!

この記事を書いている時点で、XPS タワーでカスタマイズ可能なビデオコントローラは、ローエンドのGeForce GT 730、ミドルレンジのGeForce GTX 750Ti、ハイエンドのGeForce GTX 960の3種類です。

GeForce GT 730、GeForce GTX 750Ti、GeForce GTX 960の概要比較
ビデオコントローラ名 GeForce GT 730 GeForce GTX 750Ti GeForce GTX 960 備考
専用メモリ 2GB DDR3 2GB DDR3 2GB DDR3 同じ
シングルスロット ダブルスロット ダブルスロット GeForce GT 730のみシングルスロット
ワット数 30W 75W 120W 性能に応じて、ワット数も多い
グラフィックスのクロック 967MHz 1020MHz 1127MHz 性能に応じてクロックも高い
メモリスピード 1000MHz 2700MHz 3500MHz 性能に応じてクロックも高い
メモリデータ幅 64ビット 128ビット 128ビット GeForce GT 730のみ64ビット
接続端子 DVI-D×1
HDMI×1
VGA×1
DVI-D×1
HDMI×1
VGA×1
DVI-D×1
HDMI×1
ディスプレイポート×3
GeForce GTX 960のみディスプレイポート×3を搭載する
市場価格 約6,000円 約11,000円 約20,000円 2016年9月4日時点、パソコン納得購入ガイド調べ

性能的には、ミドルレンジGeForce GTX 750TiとハイエンドのGeForce GTX 960が飛び抜けています。

私のおすすめは、予算重視ならGeForce GT 730、高パフォーマンス重視ならGeForce GTX 960です。特にGeForce GTX 960は、比較的高いグラフィック能力を必要とする最新ゲームも快適にプレイ可能なのでXPS タワーに最適です♪

XPS タワーでカスタマイズ可能な3種類のビデオコントローラを用意

今回、ローエンドのGeForce GT 730(DELL純正)、ミドルレンジのGeForce GTX 750Ti(市販製品)、ハイエンドGeForce GTX 960(DELL純正)による性能比較をご紹介します。ビデオコントローラーの性能が気になる方はご参考にしてください。

XPS タワーでカスタマイズできるビデオコントローラ例
XPS タワーでカスタマイズできるビデオコントローラ例。
左から、ローエンドのGeForce GT 730(DELL純正)、ミドルレンジのGeForce GTX 750Ti(市販製品:玄人志向 GF-GTX750TI-LE2GHD)、ハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)です。性能と価格に比例して、ビデオコントローラの大きさや厚みが増します。

DELL純正のGeForce GTX 750Tiの外観
(2016年12月11日追記:DELL純正のGeForce GTX 750Tiの外観です。形状はGeForce GT 730に似てますね。)

左から、ローエンドのGeForce GT 730(DELL純正)、ミドルレンジのGeForce GTX 750Ti(市販製品)、ハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)
ハイエンドのGeForce GTX 960は、小学生の時に使っていた筆箱ぐらい大きく、強力な冷却ファンが付いてます。ちなみに嫁さんは、弁当箱みたいと言ってました。

ローエンドのGeForce GT 730は1スロットを占有、その他の2つは2スロットを占有します。
ローエンドのGeForce GT 730は1スロットを占有、その他の2つは2スロットを占有します。

XPS タワーにローエンドのGeForce GT 730(DELL純正)を搭載した状態
XPS タワーにローエンドのGeForce GT 730(DELL純正)を搭載した状態。
XPS タワーの筐体と比べると、かなり小さいです。

XPS タワーにミドルレンジのGeForce GTX 750Ti(市販製品)を搭載した状態
XPS タワーにミドルレンジのGeForce GTX 750Ti(市販製品)を搭載した状態。
XPS タワーの筐体と比べても、それほど大きくありません。

XPS タワーにハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)を搭載した状態
XPS タワーにハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)を搭載した状態。
XPS タワーの筐体と比べると、さすがに少し大きいですね。

ハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)を斜め方向からみた状態
ハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)を斜め方向からみた状態。
前面からのエアフローは確保できています。

XPS タワーの電源ユニットを納めた状態で、ハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)を見る
XPS タワーの電源ユニットを納めた状態で、ハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)を見る。
配置はぴったりですが、吸気は下方向からなので大丈夫です。

ハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)は、2スロットを占有します
ハイエンドのGeForce GTX 960(DELL純正)は、2スロットを占有します。
ただし、接続端子の種類が豊富(HDMI、ディスプレイポート、DVI)なので、色々なモニタに対応可能です。

今回ベンチマーク比較したXPS タワーのカスタマイズ構成は、以下のとおりです。

ベンチマーク比較したXPS タワーのカスタマイズ構成
ビデオコントローラ名 XPS タワー その1 XPS タワー その2 XPS タワー その3
OS Windows 10 Home 64bit版 Windows 10 Home 64bit版 Windows 10 Home 64bit版
CPU Core i7-6700 Core i7-6700 Core i7-6700
メモリ 8GB 8GB 8GB
ハードディスク 1TB HDD 1TB HDD 1TB HDD
ビデオコントローラ GeForce GT 730
(DELL純正)
GeForce GTX 750Ti
(市販製品)
GeForce GTX 960
(DELL純正)

※GeForce GTX 750Tiは市販カードであり、DELL公式ページに記載しているスペックと若干異なりますので参考としてください。

ゲーム定番ベンチマークテスト「3DMARK」

まずは、定番のベンチマークテスト「3DMARK」で比較しました。高い描画能力が必要となる中〜重量級ゲームを想定したベンチマークテストです。

3DMARKでの性能比較
ベンチマーク項目 XPS タワー その1 XPS タワー その2 XPS タワー その3
FIRE STRIKE 1044 4122 6433
SKY DIVER 4254 13783 20013
CLOUD GATE 7127 19508 23253
ICE STORM 58836 131920 152462
XPS タワー その1 : Core i7-6700+8GBメモリ+1TB HDD+GeForce GT 730 2GB
XPS タワー その2 : Core i7-6700+8GBメモリ+1TB HDD+Geforce GTX 750Ti 2GB
XPS タワー その3 : Core i7-6700+8GBメモリ+1TB HDD+Geforce GTX 960 2GB

3DMARKのベンチマークテスト結果
3DMARKのベンチマークテスト結果

ローエンドのGeforce GT 730は、他に比べてかなりスコアが低いです。特に、グラフィック負荷が高い項目になるとスコアの低下が激しいです。

反対に、ミドルレンジのGeforce GTX 750TiやハイエンドのGeforce GTX 960では、全体的にスコアが高いです。ゲーム用途を想定している方は、この2機種がおすすめです。

ファイナルファンタジー14の公式ベンチマークテストで性能をチェック

次に、負荷が比較的軽い人気ゲームファイナルファンタジー14のベンチマークで比較してみました。

比較的動作が重いファイナルファンタジー14 エオルゼアのベンチマークテスト
人気が高いファイナルファンタジー14 イシュガルドのベンチマークテストを試してみました。

ファイナルファンタジー14 イシュガルドでの性能比較
表示解像度と品質 XPS タワー その1 XPS タワー その2 XPS タワー その3
1280×720(標準品質) 3956(快適) 17912(非常に快適) 20198(非常に快適)
1280×720(高品質) 2165(普通) 9734(非常に快適) 14581(非常に快適)
1280×720(最高品質) 1989(設定変更を推奨) 8570(非常に快適) 13107(非常に快適)
1920×1080(標準品質) 1998(設定変更を推奨) 9793(非常に快適) 14745(非常に快適)
1920×1080(高品質) 1076(設定変更が必要) 4951(快適) 7675(非常に快適)
1920×1080(最高品質) 991(動作困難) 4287(快適) 6689(とても快適)
XPS タワー その1 : Core i7-6700+8GBメモリ+1TB HDD+GeForce GT 730 2GB
XPS タワー その2 : Core i7-6700+8GBメモリ+1TB HDD+Geforce GTX 750Ti 2GB
XPS タワー その3 : Core i7-6700+8GBメモリ+1TB HDD+Geforce GTX 960 2GB

ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト結果
ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト結果

GeForce GT 730は、低解像度であれば何とかプレイは可能ですが、ゲーム用途しては不向きです。

反面、ミドルレンジのGeforce GTX 750TiとハイエンドのGeforce GTX 960は、上記の3DMARKと同じく高スコアです。Geforce GTX 750Tiでも、1920×1080(最高品質)でも『4287(快適)』と十分なスコアをたたき出しており、ライトな負荷のゲームであれば対応可能です。

Geforce GTX 960は、文句の付けようがない高スコアです。また、Geforce GTX 750Tiと比べて、負荷が重くなってもスコアが下がりにくい傾向が見受けられますので、重い負荷のゲームであればGeforce GTX 960の一択で良いと思います。

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」

参考までに、ゲーム以外の用途でも、ビデオコントローラの影響があるのか確認してみます。

以下、実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」で比較してみました。

PCMARK8での性能比較
ベンチマーク項目 XPS タワー その1 XPS タワー その2 XPS タワー その3
一般的な使い勝手の「Home」 3591 4390 4296
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」 4033 4959 5188
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」 4657 4730 4715
XPS タワー その1 : Core i7-6700+8GBメモリ+1TB HDD+GeForce GT 730 2GB
XPS タワー その2 : Core i7-6700+8GBメモリ+1TB HDD+Geforce GTX 750Ti 2GB
XPS タワー その3 : Core i7-6700+8GBメモリ+1TB HDD+Geforce GTX 960 2GB

PCMARK 8の各項目スコアを比較
PCMARK 8の各項目スコアを比較

一般的な使い勝手の「Home」で差が付いてますが、テスト内に簡易なゲームプレイ項目が含まれているためです。

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」では、ミドルレンジのGeforce GTX 750TiやハイエンドのGeforce GTX 960で高スコアです

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」では、ビデオコントローラーの性能差は感じられません。

ゲーム以外の用途では、ビデオコントローラはあまり気にしなくても良いです。

【ビデオコントローラのまとめ】 目的と予算にあわせて選択

ビデオコントローラについてのまとめは、以下のとおりです。

目的と予算を考えると、

  • ゲーム用途を想定しなければ、ローエンドのGeForce GT 730でもOK
  • ライトなゲームをプレイするなら、ミドルレンジのGeForce GTX 750Tiがおすすめ
  • ゲーム用途なら、ハイエンドのGeForce GTX 960の一択

目的と予算にあわせてご検討ください。

 (平成30年1月10日追記)
 XPS タワーの発売開始当初に搭載されていた「第6世代プロセッサCore i7-6700/6700K」が、最新の「第8世代 インテル Core i7-8700 プロセッサ」を搭載したNew_XPSタワー_8930(2017/10/24発売)New_XPSタワー_スペシャルエディション_8930(2017/10/24発売)にマイナーチェンジし、継続して発売中です。

DELL XPS タワーが気になる方はDELL公式サイトをチェック♪

第6世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー 
第6世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー(左)とDELL XPSタワー スペシャルエディション(右)

 (平成30年1月10日追記)
 XPS タワーの発売開始当初に搭載されていた「第6世代プロセッサCore i7-6700/6700K」が、最新の「第8世代 インテル Core i7-8700 プロセッサ」を搭載したNew_XPSタワー_8930(2017/10/24発売)New_XPSタワー_スペシャルエディション_8930(2017/10/24発売)にマイナーチェンジし、継続して発売中です。

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