DELLハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー(XPS 8930) レビュー
DELL XPS タワーは、第8世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強いDELL主力モデルで、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。
XPS タワー(XPS 8930) レビュー
XPS タワー スペシャルエディション(XPS 8930)との比較レビュー
【ベンチマーク比較 その1】 現行ノートパソコンと比較編!これがDELL XPS
タワーを購入する理由!
「最近はノートパソコンでも高性能だけど、それでも大きなデスクトップパソコン「DELL
XPS タワー」を買う必要があるのか?」
という疑問を解消するために、現行のノートパソコンとの性能を比較しました。しかも、高性能なゲーミングノートを2台も対象としています。
デスクトップパソコンとノートパソコンのどちらを購入するか迷っている方は、参考にしてみてください。
ベンチマーク(その1) CPU単独の性能をチェックする「CINEBENCH R11.5」
まずは、単純にCPUだけの性能を比較しました。
使用するベンチマークテストは、CPU単独の性能をチェックする「CINEBENCH R11.5」とし、ベンチマークテストした各パソコンの仕様は以下のとおりです。
CINEBENCH R11.5での性能比較
パソコン名 |
(ノート)
Inspiron 15 5000 gaming
(5576) |
(ノート)
Inspiron 15(3567) |
(ノート)
Inspiron 14(7460) |
(ノート)
XPS 13(9370) |
(ノート)
Inspiron 15 7000 Gaming
(7577) |
(デスクトップ)
XPS 8930 |
CPU名 |
第7世代
AMD FX-9830P |
第6世代
Core i3-6006U |
第7世代
Core i5-7200U |
第8世代
Core i7-8550U |
第7世代
Core i7-7700HQ |
第8世代
Core i7-8700 |
コア数/スレッド数 |
4/4 |
2/4 |
2/4 |
4/8 |
4/8 |
6/12 |
定格動作周波数 |
3.00GHz |
2.00GHz |
2.50GHz |
1.80GHz |
2.80GHz |
3.20GHz |
最高動作周波数 |
3.70GHz |
- |
3.10GHz |
4.00GHz |
3.80GHz |
4.60GHz |
シングルスレッドスコア |
1.06 |
0.94 |
1.45 |
1.88 |
1.66 |
2.18 |
マルチスレッドスコア |
3.55 |
2.24 |
3.53 |
7.38 |
7.97 |
15.54 |
CINEBENCH R11.5のベンチマークテスト結果
DELL XPS タワーが搭載する第8世代Core i7-8700は、デスクトップパソコン用CPUだけあって、コア数やスレッド数、動作周波数がすごいです。定格動作周波数はもちろん、最高動作周波数が4.6GHzに達しますので、安価なノートパソコン用CPUはもちろん、高性能ノートパソコン用CPUのと比べてもパワーが全く違います。
実際にベンチマークテストのスコアを確認しても、Core i7-8700は、古いアプリケーションでの処理速度を想定したシングルスレッドスコアで、安価なCore
i3-6006Uの約2.3倍です。
さらに、新しいアプリケーションでの処理速度を想定したマルチスレッドスコアでは、安価なCore
i3-6006Uの約6.9倍、最新かつ高性能なCore i7-8550Uでも約2.1倍にまで広がります。
ベンチマーク(その2) 実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK
8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」で比較してみました。
実際の体感速度はCPU以外のパーツ(特にSSD)の影響もありますので、ハードディスクを搭載したノートパソコン(Inspiron 15(3567)も比較対象としています。
ベンチマークテストした各パソコンの仕様は以下のとおりです。
PCMARK 8での性能比較
パソコン名 |
(ノート)
Inspiron 15 5000 gaming
(5576) |
(ノート)
Inspiron 15(3567) |
(ノート)
Inspiron 14(7460) |
(ノート)
XPS 13(9370) |
(ノート)
Inspiron 15 7000 Gaming
(7577) |
(デスクトップ)
XPS 8930 |
CPU |
第7世代
AMD FX-9830P |
第6世代
Core i3-6006U |
第7世代
Core i5-7200U |
第8世代
Core i7-8550U |
第7世代
Core i7-7700HQ |
第8世代
Core i7-8700 |
メモリ |
8GB |
4GB |
8GB |
8GB |
16GB |
16GB |
ストレージ |
256GB SSD |
1TB ハードディスク |
256GB SSD |
256GB SSD |
256GB SSD |
256GB SSD |
ビデオコントローラ |
Radeon RX560 |
Intel HD 520 |
Intel HD 620 |
Intel HD 620 |
Radeon GTX 1060 |
Radeon GTX 1060 |
一般的な使い勝手の「Home」 |
3156 |
2469 |
3344 |
3273 |
4085 |
5281 |
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」 |
4497 |
2514 |
4171 |
4904 |
5286 |
7789 |
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」 |
3991 |
2936 |
4434 |
3829 |
5019 |
5450 |
ハードディスクへのアクセス速度を調べる「Strage」 |
4888 |
1825 |
4917 |
4777 |
5004 |
4475 |
PCMARK 8のベンチマークテスト結果
安価なCore i3-6006U+ハードディスクを搭載するInspiron 15(3567)が、完全に性能不足を露呈しています。それ以外のSSDを搭載するノートパソコンは、ほぼ同じレベルのスコアです。
DELL XPS タワーは、一般的な使い勝手の「Home」、画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」、文書作成など仕事の使い勝手の「Work」の全ての項目で高いスコアであり、特に「Creative」が飛び抜けて高いです。
ベンチマーク(その3) ゲーム定番ベンチマークテスト「3DMARK」
ゲーム用途の快適性を調べるために、グラフィック能力の定番ベンチマークの3DMARKで比較しました。
ベンチマークテストした各パソコンの仕様は以下のとおりです。
3DMARKでの性能比較
パソコン名 |
(ノート)
Inspiron 15 5000 gaming(Inspiron 15 5576) |
(ノート)
Inspiron 15 3567 |
(ノート)
Inspiron 14 7460 |
(ノート)
XPS 13 9370 |
(ノート)
Inspiron 15 Gaming 7577 |
(デスクトップ)
XPS 8930 |
CPU |
第7世代
AMD FX-9830P |
第6世代
Core i3-6006U |
第7世代
Core i5-7200U |
第8世代
Core i7-8550U |
第7世代
Core i7-7700HQ |
第8世代
Core i7-8700 |
メモリ |
8GB |
4GB |
8GB |
8GB |
16GB |
16GB |
ストレージ |
256GB SSD |
1TB ハードディスク |
256GB SSD |
256GB SSD |
256GB SSD |
256GB SSD |
ビデオコントローラ |
Radeon RX560 |
Intel HD 520 |
Intel HD 620 |
Intel HD 620 |
Radeon GTX 1060 |
Radeon GTX 1060 |
FIRE STRIKE |
11205 |
559 |
1062 |
1139 |
8410 |
10899 |
SKY DIVER |
29590 |
2623 |
4204 |
4601 |
21383 |
32990 |
CLOUD GATE |
35438 |
4104 |
6514 |
8917 |
23307 |
36343 |
3DMARKのベンチマークテスト結果
ゲーム用途を想定したベンチマークテストなので、DELL XPS タワー、および、ゲーミングノート2台の独壇場です。
ベンチマーク(その4) ファイナルファンタジー14の公式ベンチマークテストで性能をチェック
念のため、人気ゲームファイナルファンタジー14の公式ベンチマークでも比較してみました。
人気が高いファイナルファンタジー14のベンチマークテストを試してみました。
ファイナルファンタジー14での性能比較
パソコン名 |
(ノート)
Inspiron 15 5000 gaming(Inspiron 15 5576) |
(ノート)
Inspiron 15 3567 |
(ノート)
Inspiron 14 7460 |
(ノート)
XPS 13 9370 |
(ノート)
Inspiron 15 Gaming 7577 |
(デスクトップ)
XPS 8930 |
CPU |
第7世代
AMD FX-9830P |
第6世代
Core i3-6006U |
第7世代
Core i5-7200U |
第8世代
Core i7-8550U |
第7世代
Core i7-7700HQ |
第8世代
Core i7-8700 |
メモリ |
8GB |
4GB |
8GB |
8GB |
16GB |
16GB |
ストレージ |
256GB SSD |
1TB ハードディスク |
256GB SSD |
256GB SSD |
256GB SSD |
256GB SSD |
ビデオコントローラ |
Radeon RX560 |
Intel HD 520 |
Intel HD 620 |
Intel HD 620 |
Radeon GTX 1060 |
Radeon GTX 1060 |
1920×1080(標準品質) |
とても快適 |
−(プレイ不可) |
−(プレイ不可) |
普通 |
非常に快適 |
非常に快適 |
1920×1080(最高品質) |
快適 |
−(プレイ不可) |
−(プレイ不可) |
普通 |
非常に快適 |
非常に快適 |
3DMARKと同様、DELL XPS タワー、および、ゲーミングノート2台の独壇場です。
CPUのオンボード能力しかないノートパソコンでは、ゲーム用途には向かないことがわかります。最新の第8世代Core
i7-8550Uを搭載するXPS 13 9370でも、なんとか『普通』レベルです。
【まとめ】 処理負荷が高くなると、デスクトップが大きく有利
インターネットやメール、Officeなどの軽作業であれば、DELL XPS タワーほどの性能は不要ですが、処理負荷が高く、長時間の作業となる画像や動画編集、そして高い描画能力が求められるゲームが主用途になると、やはりDELL
XPS タワーがおすすめです。
特に、「ベンチマーク(その2) 実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK
8」」でもかなりの高スコアであり、日常的に快適なことがよくわかります。
次ページでは、XPS タワーでカスタマイズ可能なビデオコントローラの「GeForce GT 1030」、「GeForce GTX 1050Ti」、「GeForce
GTX 1060」の性能比較についてご紹介します。
XPS タワー(XPS 8930) レビュー
XPS タワー スペシャルエディション(XPS 8930)との比較レビュー
DELL XPS タワーが気になる方はDELL公式サイトをチェック♪
第8世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ DELL XPS タワー(左)とDELL
XPSタワー スペシャルエディション(右)
詳細はNew_XPSタワー_8930(DELL公式ページ)、または、 New_XPSタワー_スペシャルエディション_8930(DELL公式ページ)をご参照ください。
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