Inspiron 545 購入まとめ
Inspiron 545の購入を考える
Inspiron 545は、ロングセラーを誇ったInspiron 530の後継機種という位置付けだけあって、高い基本性能と安い価格設定が魅力的です。速報や各種ベンチマークでもご紹介しましたが、性能と価格のバランスが良い機種です。
DELLの自信がうかがえるInspiron 545。2009年の主力機種となるか?
DELLならではの豊富なカスタマイズも魅力的です。コストパフォーマンスを重視する初心者の方から、パワーを重視する中〜上級者の方まで、購入機種を決めかねている方はInspiron 545を中心に検討してみてください。
豊富なカスタマイズ性
拡張型のInspiron 545では、上位機種に匹敵するパーツのカスタマイズが可能です。
気になるCPUには主流のCore 2 Duoを搭載。今回ご紹介しているInspiron 545はCore
2 Duo E7400を搭載していますが、Core 2 Duo E8500など人気ナンバーもカスタマイズ可能です。
グラフィック能力に関係するビデオコントローラも、3Dゲームをプレイする必要がなければ性能不足を感じません。
ハードディスクも大容量タイプを2台まで搭載可能。データ容量が多い画像や動画の保存も安心です。
ビスタエクスペリエンス値でも、入門機種としてはかなり高いスコアを計測。
リニューアルしたチップセットを採用
チップセットにインテル3シリーズを採用しているだけあって、オンボードタイプとしても高いグラフィック能力を誇ります。
チップセットには、インテル3シリーズを採用。
Inspiron 545ではオプションで拡張型ビデオコントローラもカスタマイズ可能ですが、XP環境であればオンボードでも十分です。ビスタ環境では、ビデオコントローラのアップグレードをおすすめします。
初心者には十分だが、上級者には物足りない接続端子
Inspiron 545の接続端子(前面)。USB2.0×2個(右上)、マイク/ヘッドフォン端子が各1個(右下)。写真左のメディアカードリーダーはオプションです。
前面にUSB端子がありますので、USBメモリや音楽プレーヤーなどの接続に便利です。夜間など大音量を出しにくい時間帯でも、音声出力端子にヘッドフォンを接続することによって、映画や音楽視聴も気にすることなく楽しむことができます。
ちなみに、上位シリーズのStudio DesktopではIEEE1394端子が標準搭載されているだけでなく、3.5インチベイも1つ余裕があります。
【参考】上位シリーズのStudio Desktopでは、一番右上にIEEE1394端子があるだけでなく、メディアカードリーダー(左下)が標準搭載です。左上の3.5インチベイにも、内蔵機器を拡張することができます。
Inspiron 545の接続端子(背面)。ミニD-sub15ピン、USB2.0×4個、音声出力が一式。
背面には、USB端子が4個あります。キーボードやマウスはもちろん、プリンタや外付けハードディスクなど周辺機器を数多く接続することができますが、私は常時6個のUSB端子を使っていますので、あまり余裕がありません。足りないと思われる方は、ご自身でUSBカードを増設するなど対応が必要です。
上位のXPSシリーズやStudioシリーズではその他の接続端子も多く搭載されています。低価格なInspironシリーズとの差別化の1つと言えそうです。
前面パネルの違い
前期のInspiron 530では、前面パネルは上下のシャッター方式でしたが、Inspiron 545では開き方式に変更されています。
Inspiron 545の前面パネルは、開き方式を採用。
どちらの方式が良いという話ではないのですが、ホコリが入りにくいのはシャッター方式のような気がします。上位のStudio Desktopではシャッター方式を採用していますが、好みの問題かもしれません。
割と静かなInspiron 545
「性能重視の拡張型デスクトップであれば、ファン音がうるさいのでは?」という疑問も生じますが、Inspiron 545では至って静かです。使用距離や設置条件にもよりますが、昼間であればほとんど動作音は気になりません。発熱が少ないCore 2 Duoを採用していることや内部スペースに余裕があるからでしょう。
Inspiron 545の内部写真。スペースに余裕がある分、熱に対する耐性は強い。
ただし、起動時だけですが結構大きな「ブォ〜ン!」という音を発生します。DELLのデスクトップパソコンを初めて購入される方はびっくりされないようにご注意下さい。
クアッドコアCPU「Core 2 Quad」は必要ないか?
Inspiron 545で搭載可能なCPUはデュアルコアCPUのCore 2 Quoであり、画像や動画に強いクアッドコアCPU「Core 2 Quad」はカスタマイズできません。まだまだCore 2 Quadに最適化されているソフトが少なく、特定用途でなければパワーを体験できにくい現況を考えると、Core 2 Duoの方が高コストパフォーマンスと言えます。
ただし、Core 2 Quadは最適化ソフトが少ないとはいえ、複数作業の同時作業に効果的です。ユーザーの見えない所で色々なプログラムが動作するビスタであれば、Core 2 Quadの恩恵を受けることができます。
Core 2 Quadの価格が下がって魅力的ではあるけれど
1年前では高嶺の華だったCore 2 Quadですが、今年に入って一般ユーザーの手が届く価格帯に値下がりしています。将来を見据えるとCore 2 Quadをおすすめしたいのですが、無理に上位機種を選ぶ必要もありません。
では、どちらが良いのか?
当サイトのレビューでも何度かご紹介しておりますが、画像や動画を主に扱う方にはCore 2 Quad、インターネットや文章作成が主用途の方はCore 2 Duoという考えを基本とし、接続端子やデザインなど他の要素も含めて最終的な判断をおすすめしております。
少しのアップグレード料金をケチってしまったために、将来「Core 2 Quad搭載機種にしておけば良かった・・・」と後悔されないように、くれぐれもご注意ください。
コストパフォーマンスならピカイチ
・・・と少々脅かしてしまいましたが、私自身、Inspiron 545はかなり良い機種に仕上がった印象を受けています。上位機種と比べると、物足りない部分も見えてきますが、性能と価格のバランスはInspiron 545が一番です。
Inspiron 545はメインのデスクトップパソコンとしてだけでなく、サブ機種としてもおすすめです。ぜひ狙ってみて欲しい、パソコン納得購入ガイド一押しのおすすめ機種です。
DELL公式サイト 製品ページリンク
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Inspiron545
ロングセラーの正当な後継機種Inspiron 545。
高い基本性能を安価で手に入れたい方にぜひ。→Inspiron545(DELL公式ページ)