Inspiron mini 12のベンチマーク測定
4.デジタル一眼レフで撮影した画像を編集する「Capture NX2」
デジタル一眼レフや一部の上位コンパクトカメラでは、RAWと呼ばれる高画質モードが選択できます。劣化が少ない写真が楽しめることから最近人気が急上昇していますが、CPUにかかる負荷が非常に重く、高性能CPUが必要です。
今回は、私が普段使用しているRAW現像ソフトCapture NX2」で、1000万画素のデジタル一眼レフで撮影したRAWファイル100枚をJPEG変換に必要とした時間を比較してみました。
RAW現像ソフトCapture NX2」
比較対象 | Inspiron Mini 12 | Studio 15 | Inspiron 530 |
---|---|---|---|
CPU(動作周波数) | Atom Z520(1.33GHz) | Core 2 Duo T8100(2.1GHz) | Core 2 Duo E8500(3.16GHz) |
標準設定でJPEG変換 | 19分50秒(1150秒) | 5分55秒(355秒) | 3分25秒(205秒) |
今回比較したCapture NX2は、RAW現像ソフトの中でも比較的動作が重く、デスクトップパソコン並みの性能が求められます。
上記比較を見てもわかるとおり、Atomプロセッサを搭載したInspiron Mini 12はRAW現像処理に対応できておらず、厳しい結果になっています。搭載メモリ量が少なかったり、ハードディスクの回転数が遅いなど、CPUだけの要因ではありませんが、基本性能が低いことは否定できません。
普段のCPU使用率やメモリ使用量
CPU使用率やメモリ使用量を見ても、かなりの負荷が確認できる
一般的な撮影形式であるJPEGではここまでの差は出ませんが、Core 2 Duoプロセッサを搭載する上位機種でないと快適とは言えません。レタッチ編集できないことはありませんが・・・
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