Inspiron mini 12のベンチマーク測定
5.動画を他形式に変換する「TMPGEnc 4.0 XPress」
高画素デジカメ写真での編集作業能力では、Core 2 Duo搭載機種に大きく差を付けられたInspiron Mini 12ですが、さらに処理負荷が重い動画エンコード(ファイル形式の変換)での処理速度比較を行いました。
動画エンコードの定番「TMPGEnc 4.0 XPress」。Core 2 Duo、Core 2 Quadに最適化されている。
映像の出力形式や解像度などかなり細かい設定ができるだけでなく、圧縮された映像もキレイなので非常に評判が高い。
TMPGEnc 4.0 XPressを使用して、10分のDVビデオカメラ動画をDVD形式(720×480)に変換、1分のAVCHDビデオカメラ動画ファイルをブルーレイ形式(1920×1080)に変換するのに必要な時間を、それぞれ比較してみました。
比較対象 | Inspiron Mini 12 | Studio 15 | Inspiron 530 |
---|---|---|---|
CPU(動作周波数) | Atom Z520(1.33GHz) | Core 2 Duo T8100(2.1GHz) | Core 2 Duo E8500(3.16GHz) |
軽負荷エンコードテスト DVI(720×480)→DVD形式(720×480)に変換 |
4分25秒(265秒) | 4分25秒(265秒) | 2分54秒(174秒) |
重負荷エンコードテスト HD(1920×1080)→ブルーレイ形式(1920×1080)に変換 |
11分38秒(698秒) | 2分34秒(154秒) | 1分47秒(107秒) |
予想を反して、軽負荷エンコードテスト(DVI(720×480)→DVD形式(720×480)に変換)では、Inspiron Mini 12はCore 2 Duo搭載スタンダードノートStudio 15に迫る結果を残しました。ハイビジョン非対応のビデオカメラで撮影した動画のエンコード処理程度であれば、Inspiron Mini 12でも使えることがわかります。
ただし、ファイル容量が多いハイビジョン映像のエンコード作業「HD(1920×1080)→ブルーレイ形式(1920×1080)」では、極端に処理速度が落ちています。
Inspiron Mini 12を使って、ハイビジョン動画をブルーレイ用形式に変換して、メディアに書き出す、なんて作業を想定されている方はいらっしゃらないでしょうが、同レベルの作業をすると極端に処理が遅くなることは頭に入れておいてください。
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