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Studio XPS 8100レビューをご紹介!Studio XPS 8100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/5/20
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 8100 レビュー

Studio XPS 8100は比較的低価格で購入できるDELLプレミアムデスクトップ。
画像・動画編集や最新3Dゲームを楽しむ方におすすめします。

最上位CPUであるCore i7-870をベンチマーク調査!

【最強対決! Core i7-870 VS Core i7-860 序章】 最上位であるCore i7-870の性能が気になる

Studio XPS 8100は私自信、結構お気に入りの機種だったこともありまして、Studio XPS 8100とInspiron 580のベンチマーク比較ハードディスク増設手順の説明ハードディスク→SSDへの換装による爆速レビュー市販電源ユニットへの取り替えレビューと多くのレビューをご紹介してきました。

そして先日、レビューの締めくくりとして、Studio XPS 8100でカスタマイズできるCPUの中から

  • 売れ筋で自作ユーザーに人気高いCore i7-860
  • クアッドコアCPUとしてコストパフォーマンスが高いCore i5-750
  • 低価格なデュアルコアCPUのCore i5-650

性能比較に触れ、結果として「Studio XPS 8100を購入するなら、やはりCore i7-860が一押しである!」という結論に至ったわけです。

最上位のCore i7-870に触れずに終わっていいの?

そんな「そろそろStudio XPS 8100に関するレビューも書き尽くしたので、そろそろ違う機種のレビューを書こうかな。」と思っていた矢先に、当サイトをご覧頂いている知人の方から、

じゃあ、最上位のCore i7-870はレビューしないの?

という、全く空気を読まれていないご質問を頂いてしまいました。(笑)

ベンチマークテストは結構面倒くさいので言い訳してごまかそうかなとも思ったのですが、他に当サイトをご覧頂いている方の中にもCore i7-860とCore i7-870の性能差が気になるユーザーさんもいらっしゃるでしょうし、Core i7-870がお買い得な特別パッケージも時々販売されていることがありますので、これが最後だ・・・と覚悟を決めて調査してみることにしました。

Studio XPS 8100でカスタマイズ可能な最上位CPUである「Core i7-870」
この記事を書いている2010年5月19日時点において、Studio XPS 8100でカスタマイズ可能な最上位CPUである「Core i7-870」。性能はもちろん価格もハイエンドなので、正直、一般向けとは言えません。画像や動画の編集作業をバリバリ楽しむ方など、性能差がハッキリと現れる用途重視の方におすすめです。

定格動作周波数は2.93GHzと非常に高く、これが最大8スレッド動作しますので末恐ろしいです
定格動作周波数は2.93GHzと非常に高く、これが最大8スレッド動作しますので末恐ろしいです。しかもターボブーストMAX時は最大3.60GHzまでアップし、単スレッドアプリケーションにも最適です。

Core i7-870の表と裏
Core i7-870の表と裏。構造的には下位のCore i7-860と同じです。

Core i7−870をCPU-Zで見る
Core i7−870をCPU-Zで見る

Core i7-860とCore i7-870の違いおさらい

各種ベンチマーク比較の前に、Core i7-870とCore i7-860の違いについておさらいしておきましょう。

Core i7-860とCore i7-870の違い
CPU名 Core i7-870 Core i7-860 【参考】Core i5-750 備考
対応CPUソケット LGA1156 LGA1156 LGA1156 形状、ピン数共に同じなので、対応CPUソケットも同じ
コア数 4 4 4 全て4コアのクアッドコアCPU
スレッド数 8 8 4 ハイパースレッディング機能を搭載しているCore i7のみ擬似的に8コア動作する
動作周波数 2.93GHz 2.80GHz 2.66GHz Core i7シリーズは定格動作周波数が極めて高い
ターボブースト機能による最大周波数 3.60GHz 3.46GHz 3.20GHz ターボブースト機能により、下位CPUを圧倒する3.6GHz/3.46GHzまで到達する
2次キャッシュ 256KB×4 256KB×4 256KB×4 全て同じ
3次キャッシュ 8MB 8MB 8MB 全て同じ
システムバス転送レート 2.5GT/s(DMI) 2.5GT/s(DMI) 2.5GT/s(DMI) 全て同じ
TDP(熱設計電力) 95W 95W 95W 全て同じ
ハイパースレッディング機能 - Core i7のみ搭載
ピーク(最大動作周波数)時

実際に、シングルスレッドアプリケーションでの動作周波数を実測してみると、上記表に近い動きをしました。

3591.0MHz 3457.9MHz 3191.9MHz
左から、Core i7-870、Core i7-860、Core i5-750の実測における最大動作周波数。
Core i7-870は3591.0MHz(×27倍)、Core i7-860は3457.9MHz(×26倍)まで上昇しますが、Core i5-750では3191.9MHz(×24倍)がほぼ上限となっています。

アイドル(負荷がかかっていない)時の動作周波数

ちなみにアイドル状態にしてみると、両CPUとも1197GHzでした。

Core i7-870 Core i7-860 Core i5-750
左から、Core i7-870、Core i7-860、Core i5-750の実測における最小動作周波数。
両CPU共、約1.2GHまで下がって省電力化しています。

Core i7-870の性能はかなり魅力だが、見合う用途と予算が必要

Core i7-870とCore i7-860の違いは、定格動作周波数とターボブースト機能による最大動作周波数です。コア数やスレッド数、各次キャッシュ容量は同じですが価格差が結構ありますので、約0.14GHzの動作周波数アップに必要な費用が約25,000〜30,000円もかかることになります。

将来、価格差がもう少し縮まればCore i7-870のお得感も出てくるでしょうが、この記事を書いている時点では、少しでも処理速度をアップしたい一部のハイエンドユーザーでないと、Core i7-870を選ぶメリットは薄いです。一般ユーザーであれば、メモリやハードディスク、ビデオコントローラなど他パーツに予算を投資した方が幸せになれる気がします。

次ページからは、各種ベンチマークテストにおける性能比較の結果をご紹介します。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100
性能重視の中〜上級ユーザーに大人気を誇るハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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