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DELLパソコン カスタマイズ基礎知識」は、DELLパソコンのメモリに関する基礎知識ページです。

ページ更新:2007/6/16
DELL(デル)パソコン

DELLパソコン カスタマイズ基礎知識

DELLのカスタマイズは、慣れれば簡単!
難しい言葉はできるだけ省略して、初心者の方にもわかりやすくご紹介しています。

メモリのカスタマイズ

「作業環境を快適にするには、メモリの増設が一番の近道!」
と言われるほど、搭載メモリの容量はとても重要です

メモリの役目

前述したCPUが計算処理を行うことに対して、メモリは一度に作業できるデータ量を決定します。

メモリ容量によって、パソコンの快適さが変わる
メモリ容量によって、パソコンの快適さが変わる 

メモリ容量大きいほど、一度にたくさんのデータを開くことができますので、

  • データ量が大きなファイルを扱う
  • 一度に複数の作業をこなす

という作業が容易になります。

ビスタは大容量メモリがおすすめ

OS(ビスタやXP)は、メモリを消費することによって、動作を可能とします。
特にメモリをたくさん消費するビスタは、特に余裕を持ったメモリ容量が必要です。

お勧めのメモリ容量
項目 Windows Vista Windows XP
一般ユーザー向け 1GB 512MB
画像・動画編集やゲームなどがメインの中〜上級者向け 2GB 1〜2GB
メモリは1GBが最低条件

XPでは512MBメモリでも良いですが、ビスタの場合は動作に支障をきたします。

起動時間が長かったり、動作全体が鈍いなど、インターネットとメール程度でしか使い物になりません。最低でも1GBメモリは必須だと言えます。

動画編集や画像レタッチ編集がメインの方は、2GBメモリが断然おすすめ!

私もビスタを楽しんでいますが、インターネット、メール、DVD視聴、簡単なデジカメ写真のレタッチ編集程度であれば、1GBメモリでも支障はありません。

ただし、600万〜1000万画素レベルのコンパクトデジカメのレタッチ編集や、デジタル一眼レフなどでRAW現像を行う場合には、1GBでモノ足りません。さらに複雑な計算処理を必要とする高度な動画編集であれば、ハッキリとメモリ不足を感じるでしょう。

動画や画像などデータ容量が大きなファイルを扱う作業がメインとなる方は、是非とも2GBメモリにしておくことをおすすめします。

DELLが推奨するメモリ容量

ちなみに、DELLの公式ページに記載されているメモリ容量をご紹介すると、以下のようになっています。

2GBメモリ
アプリケーションの動作がスムースになります。複数のアプリケーションを同時に使うこともストレスなく行えます。ファイルの圧縮・解凍を行いながら、画像の編集したり、音楽を楽しむことができます。
1GBメモリ
Windows Aero や新しくなったビジュアルエフェクトなどに必要最低限の容量です。スムースな使用環境には2GB以上の構成をお薦めします。

文章を見ると、「とにかく2GBがおすすめ」という雰囲気ですが、インターネットや文章作成程度であれば、1GBメモリでもストレスはありません。ただし、快適性を重視したい方には、2GBがお勧めです。

メモリの規格について

メモリの性能にこだわる方は、搭載するメモリ容量だけではなく、メモリの規格やデュアルチャネルと呼ばれる機能についても、理解しておきましょう。

メモリの表記例
メモリの表記例

メモリの総容量と枚数

メモリの総容量を指し、例えば同じ1GBメモリでも、

  • 1GB(1GB×1枚)
  • 1GB(512MB×2枚)

という2種類があります。(1枚が良いのか、2枚が良いのかは、後述します。)

デュアルチャネルって何?

デュアルチャネルというのは、メモリを2枚使うことによってデータ転送を倍速し、パソコン全体の処理を高める機能のことです。

デュアルチャネルとは
デュアルチャネルとは

メモリが1枚の場合に対して、2枚の場合は約2倍ものデータ量を扱うことができるということになります。(理論値であり、実際は2倍も早くなりません)

反対に、「512MB (512MBx1)」という1枚メモリの場合は、デュアルチャネルに対応しません。
2枚で1組が原則です。

メモリの規格名について

従来の規格であった「DDR-SDRAM」をさらに高速化した規格が、現在主流となっている「DDR2-SDRAM」です。

2007年6月時点のDELLパソコンにおいては、すべてDDR2-SDRAMとなっていますので、それほど気にする必要はありませんが、古いパソコンですと、「DDR-SDRAM」メモリが採用されています。

動作周波数

DELLページで製品詳細を調べると、"667MHz"のようなメモリの動作周波数が確認できます。

これは、メモリのデータ処理速度を表す数字であり、 数字が多いほど高速なメモリを意味します。

DELLでは、基本的に、

  • 上位機種は667MHzタイプ
  • 下位機種では533MHzタイプ

を採用している傾向が見られます。

ちなみに、データ転送速度の比較をしておくと、以下のようになります。

メモリ規格によるデータ転送速度比較
項目 転送速度 デュアルチャネル時
533MHz(PC4200) 4.2GB/s 8.6GB/s
677MHz(PC5300) 5.3GB/s 10.6GB/s

単位は「GB/s(Gは10の6乗)」と非常高速ですが、ハードディスクなど他周辺機器の速度が遅いので、劇的に体感速度が向上するものではありません。あくまで参考程度にしてみてください。

パソコン納得購入ガイドがおすすめするメモリ容量

メモリの必要容量もCPUと同様に、主な使用目的が決め手になります。

小さなデータしか扱わない使用目的であれば512MBでも充分ですし、動画など大容量データを扱う場合は1GB〜2GB程度のメモリ容量が必要になります。

ずばり、

  • 予算重視の方は、512MB
  • パソコン初心者の方は、1GB
  • 性能重視の方は、2GB

が基準ラインとなります。

また、主な使用目的別に分けてみると、

  • インターネットやメール、文章作成が主な使用目的の方は、512MB〜1GBがおすすめ
  • 常時快適な使用感を味わいたい方や簡単な動画編集、デジカメ画像レタッチを目的とする方は、1GBがおすすめ
  • 複雑な動画編集や3Dゲーム・グラフィック処理を楽しみたい方は、2GBがおすすめ

となります。

※ビスタはメモリ消費量が多いので、「XP+512MB」程度を目安に容量を検討しましょう。

後で増設も考える

ただメモリに関しては、メモリを差し込むメモリスロットさえ空きがあれば、後で増設が可能です。

初めから大容量メモリを選択することに越したことはないですが、当初予算が足りなければ、後で増設という方法も検討してみましょう。

ただし、差し込むメモリスロットの数が残っていることを確認しておく必要がありますので、注意が必要です。

通常は、デスクトップパソコンは計4個、ノートパソコンは計2個のスロット数となっていますので、ノートパソコンの場合、「512MB×2」メモリを選ぶと増設ができなくなります。

 参考:DELL購入検討日記「4.将来的な容量と枚数を検討する

 詳しいカスタマイズは、デルオンラインストアでどうぞ。

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