DELL(デル)パソコン
Studio 15レビューをご紹介!
DELLノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/6/8
DELL(デル)パソコン 目的別カスタマイズ カスタマイズ詳細 DELL(デル)ガイド製品情報 DELLとは PC基礎知識

最新プロセッサ「Core i7/i5」搭載ミドルレンジノート DELL Studio 15 レビュー

Studio 15は2008年の初期発売当初からマイナーチェンジを繰り返し行われ、現在も販売しているミドルレンジノートです。今回、最新プロセッサCore i5を搭載した新モデルに触れる機会がありましたので、各種ベンチマークテストを含め、古い記事を刷新してご紹介します。

Studio 15の性能をベンチマーク比較

【ベンチマーク比較 まとめ】 Studio 15を購入するなら、狙いたいCore i7

Studio 15のベンチマークテスト結果について、最後にまとめてみたいと思います。

ベンチマークテストを行った3機種のカスタマイズ仕様
比較対象 Core i3 + Inspiron 15 Core i5 + Studio 15 仮想Core i7搭載上位機種
(Core i7 + Vostro 3700)
OS Windows 7 Home Premium 64ビット版 Windows 7 Home Premium 64ビット版 Windows 7 Home Premium 64ビット版
CPU
(定格動作周波数、ターボブーストMAX時動作周波数)
Core i3-330M
(2.13GHz、−)
Core i5-430M
(2.26GHz、2.53GHz)
Core i7-720QM
(1.60GHz、2.80GHz)
メモリ 4GB 4GB 6GB
ハードディスク 320GB(5400回転/分) 320GB(5400回転/分) 500GB(7200回転/分)
ビデオコントローラ インテルHD グラフィックス Radeon HD 4570 512MB GeForce GT330 1GB

Windows エクスペリエンス

Windows 7エクスペリエンス値の性能比較
比較対象 Core i3 + Inspiron 15 Core i5 + Studio 15 仮想Core i7搭載上位機種
(Core i7 + Vostro 3700)
備考
主なカスタマイズ構成
(CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク)
  • Core i3 330M
  • 4GB
  • オンボード
  • 320GB(5400回転/分)
  • Core i5-430M
  • 4GB
  • RADEON HD 4570
  • 320GB(5400回転/分)
  • Core i7-720QM
  • 6GB
  • GeForce GT 330
  • 500GB(7200回転/分)
各機種、各カスタマイズの3機種を用意
プロセッサ 6.2 6.6 7.0 Core i3、Core i5、Core i7それぞれ約0.4ずつスコア差が確認できます。

Windows エクスペリエンスにおける「プロセッサ」スコアは、Core i7-720QMが7.0とかなり高いです。Windows7の基本動作だけであれば6.6のCore i5-430Mで十分ですが、せっかくStudio 15を購入するのであれば積極的に狙ってみてください。

参考ページ:【ベンチマーク比較1】 Windows 7を快適に動作できる指標「Windows 7エクスペリエンス値」(新しいウィンドウで開きます)

PCMark Vantage

PCMark Vantageでの性能比較
比較対象 Core i3 + Inspiron 15 Core i5 + Studio 15 仮想Core i7搭載上位機種
(Core i7 + Vostro 3700)
備考
主なカスタマイズ構成
(CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク)
  • Core i3 330M
  • 4GB
  • オンボード
  • 320GB(5400回転/分)
  • Core i5-430M
  • 4GB
  • RADEON HD 4570
  • 320GB(5400回転/分)
  • Core i7-720QM
  • 6GB
  • GeForce GT 330
  • 500GB(7200回転/分)
各機種、各カスタマイズの3機種を用意
PCMark Suite 4551 5073 6461 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
TV and Movies Suite 3010 3298 4175 Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。
Music Suite 4442 4707 5989 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 3886 4370 5040 データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。
Productivity Suite 4028 4288 5556 テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索、Windows Mailの検索、Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。

ベンチマークテストPCMark Vantageでは、Core i5とCore i7の性能差が現れてきます。

Communicati Suiteなど処理負荷が軽いテストでは性能差は比較的少ないですが、TV and Movies SuiteやMusic Suiteなど処理が重い用途を想定したテストではCore i7が大きく差を開けます。日常的な用途に近いProductivity Suiteでも結構な差が出ていますので、用途と予算に応じてご検討ください。

参考ページ:【ベンチマーク比較 その2】 画像や動画を主用途とする重負荷を想定したベンチマークテスト「PCMark Vantage」(新しいウィンドウで開きます)

3DMark06

3DMark06での性能比較
比較対象 Core i3 + Inspiron 15 Core i5 + Studio 15 仮想Core i7搭載上位機種
(Core i7 + Vostro 3700)
主なカスタマイズ構成
(CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク)
  • Core i3 330M
  • 4GB
  • オンボード
  • 320GB(5400回転/分)
  • Core i5-430M
  • 4GB
  • RADEON HD 4570
  • 320GB(5400回転/分)
  • Core i7-720QM
  • 6GB
  • GeForce GT 330
  • 500GB(7200回転/分)
3DMarks Score 1756 3564 7251
SM2.0 Score 547 1211 2905
HDR/SM3.0 Score 708 1436 2829
CPU Score 2167 2542 3105

3Dゲームに特化した用途になると、CPUよりもビデオコントローラの性能に左右されます。ハイエンドビデオコントローラがカスタマイズできないStudio 15では、最新3Dゲームに対応できないと考えておくべきです。

参考ページ:【ベンチマーク比較 その3】 3Dオンラインゲームに対する性能を3つのベンチマークテストで知る(新しいウィンドウで開きます)

Superπ

Superπでの性能比較
比較対象 Core i3 + Inspiron 15 Core i5 + Studio 15 仮想Core i7搭載上位機種
(Core i7 + Vostro 3700)
処理にかかった時間 1分47秒(107秒) 1分38秒(98秒) 1分33秒(93秒)

Superπのような古いシングルスレッド動作のアプリケーションにおいても、ターボブースト機能を有するCore i5、Core i7が好成績。ただしCore i7を無理にカスタマイズする必要性は少ないようです。Core i7-720QMが持つ最大2.80GHzという高動作周波数はとても魅力的ですが、一般用途ではCore i5-430Mの最大2.53GHzでも十分使えます。

参考ページ:【ベンチマーク比較 その4】 シングルスレッド対応アプリケーションでの処理速度を測定する「Superπ」(新しいウィンドウで開きます)

TMPGEnc 4.0 XPress

TMPGEnc 4.0 XPressでの性能比較
比較対象 Core i3 + Inspiron 15 Core i5 + Studio 15 仮想Core i7搭載上位機種
(Core i7 + Vostro 3700)
軽負荷エンコードテスト
DVI(720×480)→DVD形式(720×480)に変換
2分58秒(178秒) 2分40秒(150秒) 2分15秒(135秒)
重負荷エンコードテスト
HD(1920×1080)→ブルーレイ形式(1920×1080)に変換
14分48秒(888秒) 13分20秒(800秒) 11分44秒(704秒)

動画ファイルのエンコード作業になると、やはりCore i7-870の強さが確認できます。8分程度の動画でこれだけの処理時間差なので、長時間動画や各種設定を行うとさらに差が出ます。動画編集・収集を趣味とされている方にはCore i7がおすめです。

参考ページ:【ベンチマーク比較 その5】 動画エンコード処理の定番アプリケーション「TMPGEnc 4.0 XPress」(新しいウィンドウで開きます)

CINEBENCH

CINEBENCHでの性能比較
比較対象 Core i3 + Inspiron 15 Core i5 + Studio 15 仮想Core i7搭載上位機種
(Core i7 + Vostro 3700)
シングルスレッドで処理 2820 3376 3698
マルチスレッドで処理 6174 7099 10064
処理完了時間 2分23秒(143秒) 2分04秒(124秒) 1分27秒(87秒)

フルコア×100%で処理するアプリ環境では、唯一8スレッド動作するCore i7が圧倒的。マルチスレッド対応のアプリケーションをお持ちであれば、Core i7で決まりです。

参考ページ:【ベンチマーク比較 その6】 3Dレンダリング性能を測定する「CINEBENCH」(新しいウィンドウで開きます)


CPU選択のまとめ

メインノートならCore i7、サブノートならCore i5

各種ベンチマークテストにおいて、Core i3、Core i5、Core i7の性能を比較しましたが、用途や使用するアプリケーション環境によってはCore i5でも十分実用的なことがわかります。体感的な差を感じることは少ないと思いますので、一般的な軽負荷作業や予算を重視する方は、Core i5+Studio 15がおすすめです。

反面、画像レタッチ編集や動画エンコードなど重負荷処理になるとCore i7がかなりの性能差を発揮します。利用アプリによっては、デスクトップパソコンにも匹敵するスコアを叩きだしますので、将来長い目での投資を考えると選択肢の1つに入れても悪くないです。

特に、Core i7の中で最下位となるCore i7-720QMは、最大動作周波数が2.80GHzと圧倒的ながら定格動作周波数が1.60GHzとかなり省エネです。実作業レベルであればCore i3/Core i5と比べてもそれほど消費電力が上昇しませんので、発熱やバッテリの持ちも極端に悪くなることはありません。

  • 下位CPUではたどり着けない最高動作周波数2.80GHzを手に入れたい
  • 画像編集や動画エンコード作業の頻度が高い
  • 将来長く使いたいので、できるだけ高性能パーツを搭載しておきたい

の1つにでも該当する方は、ぜひ検討してみてください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio 15
スリムなデザインかつ最新パーツを搭載するミドルレンジノート DELL Studio 15

 15.6インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i5/i7」を搭載するミドルレンジノートStudio 15。
 →詳細はStudio 15(DELL公式ページ)をご参照ください。

【ベンチマーク比較 その6】 3Dレンダリング性能を測定する「CINEBENCH」<<  >>【購入まとめ】 ミドルレンジノートとして確固たる位置を築くStudio 15

▲このページのTOPに戻る

>>DELL 新Studio 15 レビュー TOPに戻る

>>パソコン納得購入ガイドのTOPに戻る