Studio XPS 13の性能をベンチマーク測定
一般的に、モバイルノートは携帯性が重視されますので、性能面では物足りないことが多いです。持ち運びを考えて小型化されているとは言え、パソコン性能が低ければストレスがたまってしまいます。
そこで、Studio XPS 13の性能を各種ベンチマークソフトを利用して、他機種と性能を比較してみることにしました。
今回比較した機種は、Studio XPS 13とスタンダードノートInspiron 15です。各機種ののカスタマイズ構成は、以下のとおりです。
| 比較対象 | Studio XPS 13 | Inspiron 15 |
|---|---|---|
| OS | Windows Vista Home Premium | Windows Vista Home Premium |
| CPU | インテル Core 2 Duo P8400 (動作周波数：2.26GHz、2次キャッシュ：3MB L2キャッシュ) |
インテル Core 2 Duo P8600 (動作周波数：2.4GHz、2次キャッシュ：3MB L2キャッシュ) |
| メモリ | 2GB(1GB×2) | 2GB(1GB×2) |
| ハードディスク | 160GB(5400回転/分) | 320GB(5400回転/分) |
| ビデオコントローラ | NVIDIA GeForce 9400M G(チップセット内蔵) | インテル GMA 4500MHD(チップセット内蔵) |
| 液晶モニタ | 13.3インチ WXGA Edge-to-Edge 液晶ディスプレイ (1280x800) | 15.6インチワイド液晶 WXGA (1366x768) |
上記比較を見るとわかりますが、Studio XPS 13はモバイルノートながら、かなり高い性能を誇ることがわかります。
CPUは最新Core 2 Duoですし、メモリも実質スタンダードとされる2GB、ノートパソコンでは弱点とされるビデオコントローラにもNVIDIA GeForce 9400M Gを内蔵しています。
Studio XPS 13は、高性能CPU「Core 2 Duo」やグラフィック機能「NVIDIA GeForce
9400M G」を搭載しているので、ベンチマークスコアに期待ができる。
実作業の快適性を想定した「PCMARK05」
Windowsの起動やファイルの圧縮、アプリケーションを使った実環境を想定したベンチマークソフト「PCMARK05」。
Studio XPS 13のPCMARK05スコア
Studio XPS 13はモバイルノートパソコンであるにもかかわらず、他メーカーのミドルレンジノートパソコンに匹敵するスコアを計測。数値的には、1年ほど前のミドルレンジデスクトップにも対抗できそうなレベルです。自宅でしっかり使うメインノートとしても十分使えます。
対して、スタンダードノートInspiron 15のPCMARK05スコアです。
Inspiron 15のPCMARK05スコア
Inspiron 15は、DELLでは低価格ノートとしての位置付け機種ですが、カスタマイズによってはミドルレンジ機種に匹敵する性能を所有します。今回ご紹介している最新Core 2 Duoを搭載したInspiron 15と比べても、Studio XPS 13は遜色ないスコアを叩き出していることがわかります。
詳細スコアも比較
【左】Studio XPS 13のPCMARK05 詳細スコア、【右】Inspiron 15のPCMARK05 詳細スコア
| 比較対象 | Studio XPS 13 | Inspiron 15 | 備考 |
|---|---|---|---|
| PCMARK | 4362 | 4993 | 総合スコア。数値が高いほど性能が高い。 |
| CPU | 5107 | 6006 | CPUに関するスコア |
| Memory | 4716 | 5087 | メモリに関するスコア |
| Graphics | 3067 | 2474 | グラフィック能力に関するスコア |
| HDD | 4375 | 4496 | ハードディスクに関するスコア |
Inspiron 15と比べると、全体的に1割程度スコアは落ちますが、グラフィックスについてはStudio XPS 13の方が上です。「モバイルノートは性能が低い」という印象は、過去のものとなったようです。
DELL公式サイト 製品ページリンク
珠玉のモバイルノート
Studio XPS 13
大きめの13.3インチ液晶を搭載した、DELLスタンダードモバイル。
詳細は、Studio XPS 13（DELL公式ページ）をご参照ください。
（速報８）所有する歓びを味わえるStudio XPS 13(性能・機能編)<< >>3Dオンラインゲームに対する性能を知る「3DMARK06」