(まとめ)Studio XPS 13を使った感想
ミドルノートに匹敵する高い基本性能
Studio XPS 13は「インテル Core 2 Duoプロセッサ」や拡張型ビデオコントローラ「NVIDIA GeForce 9500M 256MB」がカスタマイズ可能な高性能モバイルノートです。
最新の3Dゲームを快適にプレイするにはモノ足りませんが、インターネットや文章作成、デジカメで撮影した画像を楽しむなど一般的な用途であれば十分な性能を誇ります。
Studio XPS 13のビスタエクスペリエンス値
今回紹介するStudio XPS 13ののカスタマイズ構成は、以下のとおりです。
- CPU
- インテル Core 2 Duo P8400(3MBキャッシュ、2.26GHz)
- メモリ
- 2GB(1GB×2)
- ハードディスク
- 160GB(5400回転/分)
- ビデオコントローラ
- NVIDIA GeForce 9400M G(チップセット内蔵)
- 液晶モニタ
- 13.3インチ WXGA Edge-to-Edge 液晶ディスプレイ (1280x800)
ビスタの動作快適性を表す「Windows エクスペリエンス インデックス値」を調べてみると、
Studio XPS 13の エクスペリエンス インデックス値
- プロセッサ:5.2
- メモリ:5.9
- グラフィックス:5.8
- ゲーム用グラフィックス:5.1
- ハードディスク:5.2
基本スコアは5.1でした。
ビスタの動作は、インデックス値が、
- 5以上・・・ものすごく快適
- 4以上・・・かなり快適
- 3以上・・・実用レベル
- 2以上・・・多少性能不足
- 1以上・・・動作しない場合あり
というランク付けであることから、かなり快適な性能を有していることになります。
ノートパソコンでは低い傾向にあるグラフィック系においても5.1と高スコアをマークしており、ちょっとした3Dゲームも楽しめることがわかります。再生負荷が高いハイビジョン映像も快適です。
最新タイプのCore 2 Duoを採用。動作周波数も2.26GHzと高く、性能に文句は付けられません。
NVIDIA GeForce 9400M G(チップセット内蔵)。描画負荷が高いハイビジョン映像の再生にも耐えられます。
GPUの動作周波数は350MHz。
デジカメで撮影した画像はもちろん、
簡単な動画編集にも対応します。(ハイビジョン動画の編集は難あり)
基本搭載ソフトで、DVDメニューの作成も簡単
実作業の快適性を想定した「PCMARK05」でベンチマーク
Windowsの起動やファイルの圧縮、アプリケーションを使った実環境を想定したベンチマークソフト「PCMARK05」。
Studio XPS 13のPCMARK05スコア
Studio XPS 13はモバイルノートパソコンであるにもかかわらず、他メーカーのミドルレンジノートパソコンに匹敵するスコアを計測。数値的には、1年ほど前のミドルレンジデスクトップにも対抗できそうなレベルです。自宅でしっかり使うメインノートとしても十分使えます。
Studio XPS 13のPCMARK05 詳細スコア。CPUやグラフィックの数値が比較的高い。
両機種とも最新CPU「Core 2 Duo」を搭載しているので、ノートパソコンとしては比較的高いスコアを記録。ミドルレンジノートStudio 15にも肉薄するスコアは魅力的です。
3Dオンラインゲームに対する性能を知る「3DMARK06」
Studio XPS 13はゲーム用途機種ではないですが、モバイルノートの中では比較的高い3Dグラフィック能力を誇ります。
Studio XPS 13の3DMark06のベンチマークスコア。
モバイルノートとしては、かなり高めの数値です。オプションのNVIDIA GeForce 9500M 256MBをカスタマイズすると、数値はさらに上がります。
ハードディスクのデータ転送速度を調査する「Crystal Diskmark」
Studio XPS 13のCrystal Diskmarkスコア
ノートパソコンでは一般的な5400回転/分のハードディスクなので、デスクトップパソコンと比べると少々物足りなさは残ります。
ただしビスタエクスペリエンス値では、ハードディスクスコアも5.2と好成績なので、Studio XPS 13の使用目的で想定される負荷作業であれば、特段気にするレベルではないでしょう。
DELL公式サイト 製品ページリンク
珠玉のモバイルノート
Studio XPS 13
大きめの13.3インチ液晶を搭載した、DELLスタンダードモバイル。
詳細は、Studio XPS 13(DELL公式ページ)をご参照ください。