Dimension 9150のCPUはこうなっている!
左側に大きな黒いケースのようなものがあります。
この黒いケースの横から見える金属製のボックスは、CPUの冷却装置です。
横のメッシュのような部分は波板状になっており、空気と触れ合う面積を大きく取ることで効率的な冷却を実現しています。
CPUの冷却装置
Dimension 9150では、デュアルコアを採用した高性能なPentiumDプロセッサを登載することができます。
デュアルコアとは、CPUの中枢部となるコアというものを贅沢に2つ登載しているプロセッサのことで、一度にたくさんの作業をする場合に性能を発揮します。
例えば、インターネットやメール、画像・動画編集といった作業を同時にこなしたり、処理負荷の高い動画ファイルのエンコード(形式変換)作業がものすごく効率的なのです。
避けて通れない熱の問題
これだけ性能の高いPentiumDプロセッサですが、欠点もあります。
それは、CPUが発する熱の問題です。
高性能なCPUほど消費電力が大きくなるため、たくさんの熱を発生します。
使用環境によっては、手で触れないほどCPUが熱くなることも多く、効率的に熱を逃がさないとCPUが焼けて壊れます・・・。
では、どうするかと言いますと、CPUの上に冷却装置を付けて、CPUの熱を逃がします。
その冷却装置というものが、上記写真にある金属製のボックスです。
大きくて効率的な冷却装置
CPUはパソコンの中でも、1,2を争う発熱量を誇ります。
そのため、大きな冷却装置でないと熱を逃がしきれません。
そのためか、Dimension 9150のCPU冷却装置は、かなり大きいです。
最初に対面したときの印象は、"インスタントコーヒーのビン"でした(笑)。
大きくて、丸くて、寸胴・・・といったイメージです。
さらに黒いケースの反対側は、下の写真のように大きな冷却ファンがついています。
この大きな冷却ファンで、たくさんの外気を取り入れてCPUを冷却します。
反対に言いますと、これだけの冷却装置でないと熱を逃がしきれないほどの高性能なCPUなのです。
ノートパソコンに、これだけ大きな冷却装置は入りません(^ ^;)。
それほど、ノートパソコンのCPUとは性能が違うのです。
このことからも、高性能なCPUを登載しているDimension 9150にとっては、冷却装置はとても大切なパーツの1つだと言えます。
追伸
本当は、この冷却装置を取り外してその下にあるCPUの写真を掲載したかったのですが、
何かトラブルがあった時に、
「お客様が必要なく触ったことが原因で起こったトラブルと考えられますので、修理費用に関しては保証対象外となります。」
と、DELLさんに言われそうなので、やめておきます。
DELLのデスクトップパソコンで一番人気。納得の高性能と拡張性。
新機種Inspiron 530の詳細は、Inspiron 530(DELL公式ページ)でご参照下さい。