Pavilion m9690jp/CTをベンチマーク測定
ハードディスクのデータ転送を計測するCrystalDiskMark
パソコンの3大パーツと呼ばれる「CPU」、「メモリ」、「ハードディスク」ですが、その中でもダントツでデータ転送速度が遅いのが「ハードディスク」です。
パソコン性能を向上させる方法として、CPUやメモリの増強は案外知られているのですが、ハードディスクについてはデータ保存容量を気にするだけで、ディスクの回転数に関心を持つ方は少ないです。
CPUやメモリをアップしても、ハードディスクの性能が低いと、せっかくCPUやメモリを補強してもハードディスクが足を引っ張って、それほど”体感差”を味わうことはできないことが多いです。
ハードディスクのデータ転送速度が高いほどパソコンの基礎能力向上が見込めることから、このページではPavilion m9690jp/CTのハードディスクの性能について、Inspiron 545とStudio 15の2機種と比較してみることにします。
比較対象 | Pavilion m9690jp/CT | Inspiron 545 | Studio 15 |
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今回ご紹介しているハードディスク容量 | 500GB×2台(RAID0) | 500GB | 250GB |
ディスクの回転速度 | 7200回転/分 | 7200回転/分 | 5400回転/分 |
性能 | ◎ | ○ | ▲ |
備考 | 上位機種では、2台のハードディスクを使って、RAID0と呼ばれる高速機能が使えます。理論上のデータ転送速度は2倍です。 | デスクトップパソコン用のハードディスクは7200回転/分タイプが主流。ノートパソコン用ハードディスクよりもデータ転送が速い。 | スタンダードノートパソコンのハードディスクは5400回転/分タイプが主流。デスクトップ並みの7200回転/分タイプを搭載している機種もある。 |
CrystalDiskMarkとは?
ハードディスクの転送速度を測定するベンチマークソフト「Crystal Mark」。左列が読込速度、右列が書込速度を表わし、各列上から連続、ランダム512KB、ランダム5KBのデータ転送速度を示します。
CrystalDiskMarkの結果
CrystalDiskMarkでハードディスクのデータ転送速度を測定。今回のPavilion m9690jp/CTでは、2台のハードディスクでRAID0(ストライピング)を組んでいますので、一般的なデスクトップパソコンの約2倍という速度を実現。
Inspiron 545のハードディスク性能
Studio 15のハードディスク性能
比較対象 | Pavilion m9690jp/CT | Inspiron 545 | Studio 15 |
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ディスクの回転速度 | 7200回転/分 RAID0 | 7200回転/分 | 5400回転/分 |
シーケンシャル Read | 156.3 | 87.03 | 62.95 |
シーケンシャル Write | 138.7 | 88.87 | 60.33 |
ランダム512KB Read | 45.66 | 41.56 | 27.14 |
ランダム512KB Write | 73.80 | 66.93 | 25.33 |
ランダム5KB Read | 0.874 | 0.597 | 0.370 |
ランダム5KB Write | 1.903 | 2.133 | 0.541 |
ベンチマーク結果を見てもわかるとおり、Pavilion m9690jp/CTの性能が頭一つ抜けています。OSの起動速度や操作ソフトのレスポンスなど、パソコン操作全てにおいて快適だと言えます。
HP(ヒューレット・パッカード)公式サイトリンク
Core i7搭載の凄いヤツ!HP Pavilion Desktop PC m9690jp/CT。
詳細は日本HPのオンラインストア HP Directplus(HP公式ページ)でどうぞ。
DELL公式サイト 製品ページリンク
HP Pavilion m9690jp/CTと同等性能を誇るDELL機種
Studio XPS(左)、Studio XPS435(右)