Pavilion m9690jp/CT 購入まとめ
Pavilion m9690jp/CTのカスタマイズを考える
このページでは、Pavilion m9690jp/CTのカスタマイズについて検討してみます。
CPU編
Pavilion m9690jp/CTでカスタマイズできるCPU
- インテル Core i7 920(2.66GHz、8MB、4.8GT/sec)
- インテル Core i7 940(2.93GHz、8MB、4.8GT/sec)
Core i7 920とCore i7 940の違いは動作周波数だけです。Core i7 940へのアップグレードは価格差が約3万円近くしますので、正直一般ユーザー向けではありません。
ただ、Core i7 940の動作周波数は2.93GHzです。主流のCore 2 Duoであれば売れ筋のCore 2 E8400(3GHz)、クアッドコアのCore 2 QuadであればこれまたCore 2 Quad Q9650(3GHz)という人気CPUに匹敵する動作周波数となり、それが擬似的とは言え8コアで動くと考えるとかなり魅力的です。
各種ベンチマーク測定でもご紹介しましたが、Core i7 940の性能は凄まじいです。長く使うことを考えると、投資先としてはアリでしょう。
メモリ編
Pavilion m9690jp/CTでカスタマイズできるメモリ
- 3GB DDR3 1GB×3枚
- 6GB DDR3 2GB×3枚
- 12GB DDR3 2GB×6枚
Pavilion m9690jp/CTは64ビットOSを採用していますので、一般的な32ビットOSの上限とされる3GBメモリの壁がありません。事実上は無限大です。
予算重視であれば最小構成の3GBも選択肢ではありますが、64ビットOSを搭載しているにもかかわらずメモリが3GBしかないのは少々寂しい気がします。
そこで私がおすすめするのが、6GBメモリです。
大容量メモリが必要とされる、デジタル一眼レフレタッチ編集ソフト「Nikon Capture NX2」でも余裕ある作業が楽しめます。Premiareなど動画編集専門ソフトを使っても6GBを超えることは少ないです。
さらに言えば、 Pavilion m9690jp/CTの内部は広くありません。メモリ拡張スロットへアクセススペースが狭いので、メモリを増設するのにちょっと苦労が必要です。メンテナンスに不安がある方は初期投資をおすすめします。
ハードディスク編
Pavilion m9690jp/CTでカスタマイズできるハードディスク
- 320GB(320GB×1台)
- 640GB(640GB×1台)
- 1TB(1TB×1台)
- 1.5TB(1.5TB×1台)
- 640GB RAID1(640GB×2台)
- 1.28TB RAID0(640GB×2台)
- 1TB RAID1(1TB×2台)
- 2TB RAID0(1TB×2台)
最高峰のCore i7、大容量6GBメモリという組み合わせのPavilion m9690jp/CTであれば、ハードディスクも性能重視の構成がおすすめです。
最小構成は320GB×1台ですが、今回ご紹介しているハードディスクを2台使ってのRAID0(ストライピング)を検討してみてください。
RAID0(ストライピング)とは?
RAID0(ストライピング)とは、2台のハードディスクを使ってデータ転送速度を高速化する機能のことです。
RAID0とRAID1の概要
「CPU、メモリ、ハードディスクの中で、足を引っ張りやすいのがハードディスク」と言われることからもハードディスクの増強は必須項目であり、パソコン全体の快適性を押し上げることができます。
ベンチマークでも明らかにRAID0の効果と見られる結果が確認できますので、性能重視の方であれば、CPUのアップグレード料金を削ってでもRAID0の導入をおすすめします。
【参考】 CrystalDiskMarkでハードディスクのデータ転送速度を測定
DELLの低価格デスクトップInspiron 545のハードディスク性能。左列が読込速度、右列が書込速度、上から、それぞれ連続、512K毎、4K毎です。
Pavilion m9690jp/CTで2台のハードディスクでRAID0(ストライピング)を組んだスコア。連続の読込や書込では、一般的なデスクトップパソコンの約2倍という速度を実現しています。
グラフィックカード編
Pavilion m9690jp/CTでカスタマイズできるグラフィックカード
- ATI Radeon HD 4850 (1GB)
- NVIDIA GeForce 9800GT(1GB)
DELLでもそうなのですが、ハイエンド機種を選ぶ理由の1つが「高性能グラフィックカードが搭載できること」です。Pavilion m9690jp/CTでも、例外なく3Dゲームユーザーにも定評あるグラフィックカードをカスタマイズすることができます。
中でも個人的におすすめするのが、今回ご紹介しているATI Radeon HD 4850です。GeForce 9800シリーズと並んでコストパフォーマンスが高く、描画負荷が高い3Dゲームでも難なくプレイすることができます。
銅製ヒートシンクが渋いATI Radeon HD 4850
さらに上位の もカスタマイズ可能ですが、よほどシビアな能力を求める方でなければ、アップグレードする必要はないと思います。(3Dゲームをプレイ予定の方は、ゲーム推奨性能を必ずご確認ください。)
液晶モニタ編
Pavilion m9690jp/CTでカスタマイズできる液晶モニタ
- HP 2009f 20インチワイド液晶モニタ
- HP 2159m 21.5インチワイド液晶モニタ
- HP 2228h 22インチワイド液晶モニタ
- HP w2448hc 24インチワイド液晶モニタ
性能が高いPavilion m9690jp/CTを使うなら、表示範囲が広い大画面モニタがおすすめです。開けるアプリケーション数も増えますので、画像・動画編集作業にも最適です。
ゲーム用途においても、最近は高精細でキレイな高解像度モードが選べる3Dゲームタイトルも多いので、性能に余裕があるPavilion m9690jp/CTで思う存分ゲームライフを楽しんでください。
高解像度モードでプレイしたデビル・メイ・クライ。高解像度モードでは細かい部分もしっかりと描画されているのがわかります。
HP(ヒューレット・パッカード)公式サイトリンク
Core i7搭載の凄いヤツ!HP Pavilion Desktop PC m9690jp/CT。
詳細は日本HPのオンラインストア HP Directplus(HP公式ページ)でどうぞ。
DELL公式サイト 製品ページリンク
HP Pavilion m9690jp/CTと同等性能を誇るDELL機種
Studio XPS(左)、Studio XPS435(右)
Pavilion m9690jp/CTを写真で振り返る(その4)<< >>Pavilion m9690jp/CTの購入を考える