DELL、夏〜秋頃にかけて低価格ノート販売？
DELLから7インチ液晶ノートが登場？
DELLは今年の夏以降、「ネットブック」「ミニノートブック」と呼ばれる超低価格ノートパソコンの販売を予定している模様。今までのパソコンとは異なり、インターネットやメールなどに特化していることが大きな特徴の1つです。
【引用】
米パソコン大手デルは、ライバルに続いて低価格ノートパソコン市場に参入する計画だ。
記事によると、DELLは早ければ6月にも新しい低価格ノートを販売する予定があるそうです。この事実を裏付けるかのごとく、
【引用】
デルの広報担当者、コリーン・ライアン氏は「当社はHPが発表したUMPC製品に似た製品を提供する。当社が小型化・軽量化した製品をもって市場に参入し、非常にコスト効率の高い方法でより多くのモバイル機器ユーザーに応えるというのが重要な点」と語った。
という正式な発表もあったようです。
ただし、アメリカでの発表なので、日本でも6月頃に発売される確約はありません。現在の日本とアメリカでの販売機種ラインナップを見ても微妙に違うことから、「アメリカでは発売されても日本では発売なし」、という可能性はあります。
ネットブック(低価格ノートパソコン)って何？
前述しましたが、「ネットブック」はインターネットやメールに特化し低価格・軽量化を実現したノートパソコンのことです。
インターネットやメールに特化したノートパソコンを「ネットブック」、デスクトップパソコンを「ネットトップ」と呼ぶ
このネットブックの先駆けとなっているのが、ASUS製のEeePC(公式ページ)。7インチという小さな液晶モニタを搭載し、49,800円という低価格が人気です。
従来の常識をくつがえした「EeePC」
「画像や動画など、処理負荷が高い作業をする必要がなく、インターネットやメール、文章作成が中心」という方に限定したノートパソコンです。
ネットブックの購入対象層は？
ネットブックの特徴を整理します。
1.低価格
ネットブック一番の特徴は、5万円以下から購入できる低価格。インターネットやメールが主流であれば、10万円を超える高額パソコンを購入する必要がありません。
2.超小型
一般的なノートパソコンの液晶モニタが13.3〜15.4インチであるのに対して、7型〜9型程度と小さい。本体サイズも比例して小さくなるので、携帯性に優れる。
3.低性能
低価格・超小型のため、パソコン性能も最小限。
このように、ネットブックは「メインパソコンはすでに所有しており、サブパソコンとして所有したい」方向きです。
画像や動画を扱う作業はメインパソコンを使うけれど、「ちょっと手が空いた時にWebサイトやメールをチェックしたい」というのが想定環境です。
ネットブックを購入する目的は？
ネットブックの使用目的例をご紹介します。
- Webサイトの閲覧
- Eメール
- 楽曲のインターネット配信(iPod等との連携を含む)
- デジカメ写真のチェック(編集作業を除く)
- 動画視聴(DVD映画程度なら可能？ブルーレイは不可？)
- ブログやWebサイトの更新
- チャット
デジカメ写真のチェック程度はできるでしょうが、編集作業など処理負荷が高くなると厳しいというのが現状です。また、液晶サイズも7〜9インチが主体となるので、「小さいモニタ画面は嫌だ」という方は元々購入対象外となります。
気になる仕様は？
記事によると、「デルの新製品の価格は399ドル(5万円前後)からで、ディスプレーは8.9インチ」だそうです。
パソコンを1家に1台お持ちの方も多く、中には1人1台所有している方もいらっしゃいます。今後ネットブック業界が人気となれば、1人でパソコンを複数台所有する時代も近いと言えそうです。
1人複数台の時代が到来する？
反対にデメリットも存在します。
本体サイズが小さくなると、キーボードサイズやモニタの表示解像度などの制約があります。一部のキーが省略される、キーピッチ(各キー間の幅)が狭くなる、表示範囲が狭くなる、といった場面もありそうです。
【イメージ】一般ノート(左)に対して、ネットブック(右)はキーボードのピッチが狭くなる
どちらにしろ我々ユーザーにとって、使用目的を明確にしたネットブックは歓迎すべき分野と言えます。
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