Inspiron 545sをベンチマーク測定
ハードディスクのデータ転送を計測するCrystalDiskMark
パソコンの3大パーツと呼ばれる「CPU」、「メモリ」、ハードディスク」ですが、その中でもダントツでデータ転送速度が遅いのが「ハードディスク」です。
パソコン性能を向上させる方法として、CPUやメモリの増強は案外知られているのですが、ハードディスクについてはデータ保存容量を気にするだけで、ディスクの回転数に関心を持つ方は少ないです。
CPUやメモリをアップしても、ハードディスクの性能が低いと、せっかくCPUやメモリを補強してもハードディスクが足を引っ張って、それほど”体感差”を味わうことはできないことが多いです。
このことからも、ハードディスクのデータ転送速度が高いほどパソコンの基礎能力向上が見込めますので、このページではInspiron 545sのハードディスクの性能について、ノートパソコン2機種(Inspiron Mini 12、Studio 15)と比較してみることにします。
比較対象 | Inspiron 545s | Studio 15 | Inspiron Mini 12 |
---|---|---|---|
今回ご紹介しているハードディスク容量 | 500GB | 250GB | 80GB |
ディスクの回転速度 | 7200回転/分 | 5400回転/分 | 4200回転/分 |
性能 | ◎ | ○ | ▲ |
備考 | デスクトップパソコン用のハードディスクは7200回転/分タイプが主流。ノートパソコン用ハードディスクよりもデータ転送が速い。 | スタンダードノートパソコンのハードディスクは5400回転/分タイプが主流。デスクトップ並みの7200回転/分タイプを搭載している機種もある。 | ミニノートやモバイルノートに採用されることが多い。性能よりも省電力性を重視しているため、回転数は低め。 |
CrystalDiskMarkとは?
ハードディスクの転送速度を測定するベンチマークソフト「Crystal Mark」。左列が読込速度、右列が書込速度を表わし、各列上から連続、ランダム512KB、ランダム5KBのデータ転送速度を示します。
CrystalDiskMarkの結果
Inspiron 545sのハードディスク性能
Studio 15のハードディスク性能
Inspiron Mini 12のハードディスク性能
比較対象 | Inspiron 545s | Studio 15 | Inspiron Mini 12 |
---|---|---|---|
ディスクの回転速度 | 7200回転/分 | 5400回転/分 | 4200回転/分 |
シーケンシャル Read | 79.10 | 62.95 | 37.62 |
シーケンシャル Write | 74.11 | 60.33 | 32.46 |
ランダム512KB Read | 38.40 | 27.14 | 17.48 |
ランダム512KB Write | 60.94 | 25.33 | 18.81 |
ランダム5KB Read | 0.537 | 0.370 | 0.291 |
ランダム5KB Write | 1.774 | 0.541 | 1.082 |
ベンチマーク結果を見てもわかるとおり、Inspiron Mini 545sの性能が頭一つ抜けています。OSの起動速度や操作ソフトのレスポンスなど、パソコン操作全体において快適だと言えます。
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