12.綺麗なメニュータイトルのDVD-Videoが作れるiDVD
iMovieで編集した動画というのは、あくまでパソコン上でのみ再生できる形式です。
編集動画ファイルを、そのままの形式でDVDメディアに書き込んでも家電DVDプレーヤーでは再生できません。
家庭用の家電DVDプレーヤーで再生したければ、DVDプレーヤーが認識できる形式でDVDメディアに記録する必要があります。この形式は一般的に、”DVD-Video”と呼ばれています。
さらにもう一歩手を加えて、市販のレンタルDVDのようなメニュータイトルを作成したいところですが、これらの役目を全て行ってくれるのが、iDVDなのです。
iDVD操作画面画像
これまたiMovieと同様、標準搭載ソフトとは思えない出来具合。
さすがに有料ソフトほど細かな作業はできませんが、DVD作成が初めての方はちょっと感動すると思います。
サンプルテンプレートもセミプロレベル
初めから用意されているテンプレートはiMovie HDと同様、実用的なデザインなので十分満足です。キレイなグラフィックで、グリグリっと動くアニメーションは、自分で作ったことを忘れさせてくれそうです。
動画編集最後の難関、オーサリング
これら一連の作業のことを”オーサリング”と呼びます。
動画編集初心者の方にとって、
「難しそう・・・」
という印象が強い作業であることは間違いないでしょう。
そんな方にも、
「たった数クリックで、オリジナルDVDが簡単に完成します!」
というのがこのiDVDの特長であり、他の有料ソフトとそれほど遜色ないと思います。
ただ、敢えて気になった点を挙げますと、
- どこに動画ファイルをドラッグ&ドロップできるのか、わかりにくい時がある
- 操作感覚が割と自由なので、次にどう操作すれば良いのか、迷うことがある
- あとどのくらいで作業が完了するのか、先が見えない
ように感じました。
ちょっと辛口な気もしますが、この3点について、もう少し迷わなくて良ければ嬉しいなぁと思いました。