13.iLifeを使ってみての感想
iPhoto、iMovie、iDVDは、基本的に初心者の方を対象とした作りを感じます。
「最小限の機能をわかりやすく。」
そんな印象を受けました。
しかも、サンプルテンプレートは、
「デザイナーさんが作ってるの?」
と思わせるほど、私のような一般市民には十分なセンスがあります。
無料でここまで機能が充実していれば、十分合格点だと思います。
もう少し機能に検討の余地あり?
ただ誉めてばかりだとあんまりなので、少しツッコミを。
まず機能が最小限過ぎるので、少し使っていると全ての機能を使い果たしてしまいます。
ちょっとパソコンが得意な方であれば、すぐに物足りなくなってしまいがち。
またAppleさんは、”直感的にどうすれば良いのかわかりやすい操作”というものをメインに製作されているそうですが、私個人的にはAdobeさんのPhotoshopやPremiereの方が取っ付きやすかった印象があります。(何年も前のことですので、記憶は定かではありませんが・・・)
動画編集初心者の方を取り込めるか
次に、ビデオカメラを持っている方はたくさん見かけるようになりましたが、私の周りで編集作業まで行っている方はまだまだ少数です。旅行や運動会など撮影する機会は多いようですが、DVテープやDVDメディアに記録してそのままという場合が大半です。
「動画編集は難しい。」
というイメージがあるそうで、特に女性の方にこの傾向は強いようです。
このレベルの方を、
「Macなら簡単に動画編集が可能!」
と引き込みたいところです。
デジカメ編集関係は興味あり
その反面、デジカメで撮影した画像を保存したり、プリントしたりする程度であれば手軽なので興味はある方が多いように思います。
中には
「レタッチ編集ってどうするの?」
と聞かれる方もいらっしゃるほどです。
そう言う意味ではiMovie、iDVDよりもiPhotoの手入れに力を入れた方が良いのかなぁ。という感じもします。
無料ソフトとしては十分
標準ソフトにそこまで求めるのもどうかと思いますが、今のiLifeは、
”背中のかゆいところに、手が届きそうで届かない”
そんな感じでしょうか。
(生意気言って、申し訳ありません・・・)
まぁ、初心者を脱出すれば有料ソフトがありますし、AppleさんとしてはiLifeを手がかりにMacファンになってもらえればそれでOKだと思います。
次回のiLife'07(?)が楽しみです。