XPS 420 本体チェック編
背面編をチェック
続いて、XPS 420の背面をご紹介します。
XPS 420の背面(一部オプションあり)
背面上部
電源部拡大写真
左半分を占めているのは電源部。電源内部の熱を排気し、安定した動作を確保するために大きなファンが搭載されています。
その右にある赤色の小さな部分は、「電圧セレクタスイッチ」と呼ばれる定格電圧の選択スイッチ。日本で使う「115V」、海外で使う「230V」という2種類の切り替えが可能であり、XPS 420購入時には「115V」に設定されています。
右中央部に見えるのは、電源コネクタです。
背面中央部
背面中央部の拡大写真
背面中央部には各接続端子が集中しています。
左のメッシュ部分は、前面から取り込んだ大量の給気を排気するために大きな面積を有しています。
対して右側には、音声出力端子やUSB端子、eSATAなどInspironシリーズには搭載されていない端子群が装備されており、中〜上級者の意向を反映した内容となっています。
XPS 420の音声出力
全て音声関係の端子であり、マークが微妙に違います。簡単にご紹介しておきましょう。
端子番号 | 名称 | 説明 |
---|---|---|
1(水色) | ライン入力コネクタ | カセットプレーヤー、CDプレーヤーなど録音/再生機器を接続します |
2(黄緑) | ライン出力/ヘッドフォンコネクタ | ヘッドフォンやスピーカーを接続します |
3(黒) | S/PDIF | デジタルで音声を出力できます |
4(黒) | サラウンドサウンドコネクタ | マルチチャネル対応スピーカーを接続します |
5(橙) | センター/サブウーハーコネクタ | 正面スピーカー、またはサブウーハーを接続します |
6(白) | サイドサラウンドコネクタ | マルチチャネル対応スピーカーを接続します |
LAN端子、USB端子×6ヶ
左側にあるのは有線LAN用の端子。「ネットワークアダプタコネクタ」とも呼ばれます。
また、XPS 420では背面にUSB端子が6個搭載されています。前面にも2個あるので、計8個となります。
デジタル音声出力(RCA)、IEEE1394、eSTAT
さらに、Inspironシリーズには搭載されていないデジタル音声出力やeSATAも標準搭載。もちろんIEEE1394も実装されています。
これだけ端子が豊富なXPS 420ですが、Inspironシリーズにはない端子があります。それは、アナログVGAモニタ端子です。
XPS 420にはないアナログD-sub15ピン端子(写真はInspiron 530の背面)
液晶モニタとアナログ接続するためのD-sub15ピン端子がありません。最近の主流がデジタル接続になっていますので、XPS 420を購入される方には不要という判断でしょう。現在アナログ接続のモニタを使用している方はご注意ください。
背面下部
拡張性が高い背面下部
拡張スロットは全部で6個。PCIスロットが3つ、PCI Express ×16が1つ、PCI Express ×8が1つ、PCI Express ×1が1つです。それぞれメッシュ加工されており、排熱性の高さが見て取れます。
上に見えるのはビデオコントローラ。XPS 420では複数のビデオコントローラからカスタマイズできますが、今回ご紹介しているのはハイエンド「GeForce 8800GT 512MB」です。
また、下に見えるのはサウンドカード「Sound Blaster X-Fi Xtreme Music」。オンボードタイプのサウンド機能ではなく高音質に特化した専用カードなので、音質にこだわりたいゲームユーザーの方におすすめです。
Inspiron 530はメッシュ加工されておらず、XPS 420のメリットと言えます
ビデオコントローラ
ビデオコントローラー(オプション)
拡張タイプの「GeForce 8800GT 512MB」を選択すると、このような端子が見えています。
デジタル端子が2つありますが、左側がメインなので通常はこちらに液晶モニタを接続します。液晶モニタを2台使用してのデュアルモニタ環境を楽しむ場合は、右側のサブ端子も利用します。
左端はTV用の端子。パソコンの映像をテレビに出力したい場合は、この端子を別売りケーブルで接続することになります。
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