XPS 420 速報レビュー
(速報5)XPS 420とInspiron上位機種の選択に悩む
性能、拡張性、将来性など全ての面で低価格Inspironシリーズの上を行くXPS 420。対抗馬としてはInspironシリーズ上位機種のInspiron 530が挙げられますが、どちらを購入するかは使用目的での判断となります。
搭載スペック、安定性など、全ての面でワンランク上をいくXPS 420(左)。右は低価格Inspironシリーズ最高峰のInspiron
530
内部にスペースを比較。
メンテナンスを考えるとXPS 420(左)の方が有利です。
また本体の高さは大きく違いますが、奥行きや横幅はそれほど違いがありません。高さに制限がなければ、設置スペースは同等と考えて良いでしょう。
軽負荷用途・予算重視という方はInspiron上位機種がおすすめ
Web閲覧、メール、文章作成、画像管理・編集など比較的負荷が軽い作業が中心であれば、XPS 420では過大性能です。Inspironシリーズ上位機種のInspiron 530やInspiron 530sがおすすめです。
デスクトップ人気の2機種。左が省スペース型のInspiron 530s、右が拡張型のInspiron
530。
性能さえこだわらなければ、XPS 420を本体単独購入する予算で「Inspiron 530+液晶モニタ」が購入できます。高性能なCore 2 Duoプロセッサも手軽にカスタマイズできますので、特に問題はないかもしれません。(事実、Inspiron 530とInspiron 530sの人気は高いです)
中〜上級ユーザーの方にとって、敢えてInspiron 530のデメリットを挙げるならば、
- XPS 420に比べて、本体がコンパクトなので拡張性に乏しい
- XPS 420に比べて、電源容量に余裕がなく高性能パーツの搭載が難しい
など、将来パーツをあれこれ増やしたい時に支障をきたす可能性があることです。
「購入時にある程度性能余裕を持ったカスタマイズを行い、将来パーツの拡張は行わない!」ぐらいの覚悟があればOKですが、将来必要となるであろう使用目的を判断できない方には少々不安かもしれません。
ヘビーな並行作業が多い方はXPS 420がおすすめ
対して、XPS 420を購入する一番の利点は、
- Core 2 Quad(クアッド)プロセッサを選択できること
- ハイエンドビデオコントローラ「GeForce 8800GT」が選択できること
です。
コア数が2個であるCore 2 Duo(デュオ)に対して、コア数が4個であるCore 2 Quad(クアッド)をカスタマイズ可能です。ヘビーな並行作業を行うとCore 2 Duo(デュオ)では快適性が損なわれるのに対して、Core 2 Quad(クアッド)ではほとんど問題なしというパワーを秘めています。
また、Core 2 Quad(クアッド)に最適化されているソフトを使えば、Core 2 Duoよりもかなり早く処理されます。画像や動画など、大容量ファイルを扱う作業が主用途の方におすすめです。
Core 2 Quad(クアッド)にも十分対応できる375W電源を採用
DELL公式サイト 製品ページリンク
快適性重視ならハイエンドデスクトップがおすすめ
XPS 420
Inspironシリーズでは選択できない高性能パーツを搭載するハイエンドXPSシリーズ。
XPS 420なら手が出しやすい低価格帯での購入が可能です。→XPS 420(DELL公式ページ)