2009年冬のCPU選択を考える
- ビスタが快適に動作する数値を示す「ビスタエクスペリエンス値」
- 実作業での快適さを測定する「PCMARK05」
- 画像や動画などデジタルコンテンツ系の処理性能を測定する「PCMarkVantage」
- 3Dオンラインゲームに対応できる数値を示す「3DMark06」
- CPUのシングル処理速度を測定する「Superπ」
- 文章ファイルを圧縮する「+Lhaca」
- 音楽CDをパソコンに取り込む「iTunes」
- デジタル一眼レフで撮影した画像を編集する「Capture NX2」
- 動画を他形式に変換する「TMPGEnc 4.0 XPress」
- 3Dレンダリング性能を測定する「CINEBENCH」
9.動画を他形式に変換する「TMPGEnc 4.0 XPress」
CPUの性能を最大限に発揮できる用途の1つが動画のエンコード作業です。複数コアに対応している場合が多く、最新CPUは必須と言えます。
動画エンコードの定番「TMPGEnc 4.0 XPress」。Core 2 Duo、Core 2 Quadに最適化されている。
映像の出力形式や解像度などかなり細かい設定ができるだけでなく、変換した映像もキレイなので評判が高い。
今回はTMPGEnc 4.0 XPressを使用して、約8分のDVカメラAVI動画ファイルをDVD形式に変換、約1分のHDカメラの動画ファイルをブルーレイ形式に変換するのに有した時間を比較します。
結果
比較対象 | 低 | 中 | 高 | (参考) |
---|---|---|---|---|
CPU名 | Core 2 Duo E7300 | Core 2 Duo E8400 | Core 2 Duo E8500 | Core 2 Duo E6320 |
軽負荷エンコードテスト DV(720×480)→DVD形式(720×480)に変換 |
3分23秒(203秒) | 3分04秒(184秒) | 2分54秒(174秒) | 4分54秒(294秒) |
重負荷エンコードテスト HD(1920×1080)→ブルーレイ形式(1920×1080)に変換 |
1分59秒(119秒) | 1分52秒(112秒) | 1分47秒(107秒) | 2分54秒(174秒) |
Core 2 Duo E7300を基本とした性能比較 (DVD形式に変換) |
1倍 | 1.10倍 | 1.17倍 | 0.69倍 |
Core 2 Duo E7300を基本とした性能比較 (ブルーレイ形式に変換) |
1倍 | 1.06倍 | 1.11倍 | 0.68倍 |
TMPGEnc 4.0 XPressで動画ファイルを変換するのにかかる処理時間を比較
処理負荷が重い動画エンコードでも、動作周波数に比例して処理速度が向上していることがわかります。
今回のテストは、8分、1分という撮影時間が少ない動画データを使用したので時間差は少ないように感じますが、実際の動画エンコード作業ではかなりの時間差になることも多いでしょう。
4つのコアを持つCore 2 Quadプロセッサには劣りますが、動画を扱う作業であれば予算の許す限り上位CPUを狙ってみてください。
DELL公式サイト 製品ページリンク
売れ筋のDELLデスクトップ上位機種。
私も購入したInspiron 530の見積もり/カスタマイズはこちら→Inspiron 530(DELL公式ページ)
デジタル一眼レフで撮影した画像を編集する「Capture NX2」<< >>3Dレンダリング性能を測定する「CINEBENCH」
参考:パソコン納得購入ガイド内ページ
- Inspiron 530 製品詳細
- DELL納得購入ガイドお勧め!「Inspiron 530」カスタマイズ例
- 徹底検討!「Inspiron 530」のカスタマイズ項目
- DELL購入検討日記「Inspiron 530 購入検討記」