2009年冬のCPU選択を考える
- ビスタが快適に動作する数値を示す「ビスタエクスペリエンス値」
- 実作業での快適さを測定する「PCMARK05」
- 画像や動画などデジタルコンテンツ系の処理性能を測定する「PCMarkVantage」
- 3Dオンラインゲームに対応できる数値を示す「3DMark06」
- CPUのシングル処理速度を測定する「Superπ」
- 文章ファイルを圧縮する「+Lhaca」
- 音楽CDをパソコンに取り込む「iTunes」
- デジタル一眼レフで撮影した画像を編集する「Capture NX2」
- 動画を他形式に変換する「TMPGEnc 4.0 XPress」
- 3Dレンダリング性能を測定する「CINEBENCH」
8.デジタル一眼レフで撮影した画像を編集する「Capture NX2」
デジタル一眼レフや一部の上位コンパクトカメラでは、RAW(ロー)と呼ばれる高画質形式が人気です。ところが、処理負荷が非常に重いため高性能CPUが欠かせません。
ニコンの一眼レフRAW現像ソフト「CaptureNX2」
一眼レフカメラで撮影した高解像度写真のレタッチ編集は、高性能なCPUほど快適です。
私が普段使用しているRAW現像ソフトCapture NX2を使用して、100枚のRAWファイル(1230万画素相当)をJPEG形式に一括変換する時間を比較します。
また、さらに処理負荷がかかった環境を想定するために、「軽めのフィルタ効果処理後、JPEG変換」、「非常に重いフィルタ効果処理後、JPEG変換」も比較検討してみました。
結果
比較対象 | 低 | 中 | 高 | (参考) |
---|---|---|---|---|
CPU名 | Core 2 Duo E7300 | Core 2 Duo E8400 | Core 2 Duo E8500 | Core 2 Duo E6320 |
JPEGに変換 | 3分31秒(211秒) | 3分01秒(181秒) | 2分46秒(166秒) | 3分57秒(237秒) |
軽めのフィルタ効果処理後、JPEG変換 | 5分10秒(310秒) | 4分46秒(286秒) | 4分16秒(256秒) | 7分01秒(421秒) |
非常に重いフィルタ効果処理後、JPEG変換 | 49分40秒(2980秒) | 40分36秒(2436秒) | 37分48秒(2268秒) | 60分00秒(3600秒) |
Core 2 Duo E7300を基本とした性能比較 (JPEGに変換) |
1倍 | 1.16倍 | 1.27倍 | 0.89倍 |
Core 2 Duo E7300を基本とした性能比較 (常に重いフィルタ効果) |
1倍 | 1.22倍 | 1.31倍 | 0.82倍 |
まず、「JPEGに変換」と「軽めのフィルタ処理後、JPEG変換」の場合を比較してみます。
Capture NX2でRAW形式→JPEG形式へバッチ処理変換するのにかかった処理時間を比較
最近の画像編集ソフトは大半が複数コアに対応しているため、Core 2 Duoを搭載すると快適性が大きく向上することは知られていますが、動作周波数が違うとさらに処理速度に差が出ます。
単純なRAW形式→JPEG形式変換はもちろんですが、軽くでもフィルタをかけるだけでも処理完了時間に差が出る点も、非常に興味深いところです。
さらに、「非常に重いフィルタ効果処理後、JPEG変換」の比較を追加したのが、下記の結果です。
Capture NX2でRAW形式→JPEG形式へ変換するのにかかる処理時間を比較(その2)
普段ここまで重いフィルタをかけることは希ですが、かなりの時間差が生じます。画像レタッチ編集が主用途の方は、上位CPUを選ぶほど快適さが向上すると言えるでしょう。
DELL公式サイト 製品ページリンク
売れ筋のDELLデスクトップ上位機種。
私も購入したInspiron 530の見積もり/カスタマイズはこちら→Inspiron 530(DELL公式ページ)
音楽CDをパソコンに取り込む「iTunes」<< >>動画を他形式に変換する「TMPGEnc 4.0 XPress」
参考:パソコン納得購入ガイド内ページ
- Inspiron 530 製品詳細
- DELL納得購入ガイドお勧め!「Inspiron 530」カスタマイズ例
- 徹底検討!「Inspiron 530」のカスタマイズ項目
- DELL購入検討日記「Inspiron 530 購入検討記」