上位CPUは選択の価値があるか?
各種ベンチマークソフトで測定
パソコン性能を計測する方法として、以下のようなベンチマークソフトと呼ばれるアプリケーションが利用されます。
- SUPERπ
- 円周率の計算プログラム。コア数に関係なく、CPUの計算処理性能を測定できる。
- PCMARK05
- 現実のアプリケーションソフトでの利用を想定されており、ファイルの圧縮や暗号化、メモリの読み書き、Windowsの起動ブラウズなどの分析が可能。
- CINEBENCH
- 3D画像のレンダリングソフト。複数コアに対応しており、CPUの底力を判定できる。
今回は、上記3種類のベンチマークソフトを使用して、旧Inspiron 530と新Inspiron 530の性能比較してみることにします。
ベンチマークの結果を検討
今回比較したベンチマーク測定の結果を、順次ご紹介します。
SUPERπ
SUPERπは、コアの数に関係なく動作周波数のみに依存しますので、純粋にCPUの動作周波数に対する性能を比較することができます。
販売時期 | 私が所有する旧CPU | 改訂された新CPU |
---|---|---|
CPU | Core 2 Duo E6320 | Core 2 Duo E6750 |
SUPERπ | 2分30秒 | 1分53秒 |
動作周波数が、1.86GHz→2.66GHzにアップしている分だけ処理時間が短縮されました。動作周波数が大きな影響を与えるソフトでの利用では、上位CPUは十分価値があると言えます。
PCMARK05
PCMARK05
実際のパソコン環境での快適性を測定できるPCMARK05。基本的にはコア数が高いほど、ベンチマーク結果は高くなります。
販売時期 | 私が所有する旧CPU | 改訂された新CPU |
---|---|---|
CPU | Core 2 Duo E6320 | Core 2 Duo E6750 |
PCMARK05 | 5369 | 6871 |
この場合においても、動作周波数が高いCore 2 Duo E6750が、Core 2 Duo E6320に圧倒的な差を付けています。ベンチマークソフトの数字だけで言えば、普段の快適さが約3割アップすることになります。
CINEBENCH
CINEBENCH。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。
販売時期 | 私が所有する旧CPU | 改訂された新CPU |
---|---|---|
CPU | Core 2 Duo E6320 | Core 2 Duo E6750 |
CINEBENCH | 4分04秒 | 2分52秒 |
3Dグラフィックという、CPU性能が大きく影響するテストだけに、処理時間の差が大きく出ていることがわかります。
グラフィック関係の処理にも、上位CPUをカスタマイズする利点はあります。
(まとめ) CPUが違うと、性能が大きく異なるパソコンとなる
販売時期 | 私が所有する旧CPU | 改訂された新CPU |
---|---|---|
CPU | Core 2 Duo E6320 | Core 2 Duo E6750 |
SUPERπ | 2分30秒 | 1分53秒 |
PCMARK05 | 5369 | 6871 |
CINEBENCH | 4分04秒 | 2分52秒 |
結論から言いますと、半年前のCPUとの比較でもこれだけ異なる結果が出たことは、とても印象的でした。
インターネットや文章作成程度であれば新CPUの恩恵は少ないかもしれませんが、少しでもCPUに負荷がかかる作業であれば非常に大きな差が出ることがわかります。
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私も購入したInspiron 530の見積もり/カスタマイズはこちら→Inspiron 530(DELL公式ページ)
大きく向上する処理速度(実践編)<< >>検証結果を考察 〜上位CPUは必要か?〜
参考:パソコン納得購入ガイド内ページ
- Inspiron 530 製品詳細
- DELL納得購入ガイドお勧め!「Inspiron 530」カスタマイズ例
- 徹底検討!「Inspiron 530」のカスタマイズ項目
- DELL購入検討日記「Inspiron 530 購入検討記」