(速報4)Inspiron 530の性能をベンチマーク測定
このページでは、パソコン性能を測定するベンチマークソフトを利用して、デスクトップパソコンInspiron 530とノートパソコンInspiron 1520の結果を比較してみたいと思います。
中〜上級者向けの内容となっていますが、デスクトップorノートで迷っていらっしゃる方はご参考にどうぞ。
ベンチマークソフトでInspiron 530の性能を調査する
前ページでは、”ビスタがどれだけ快適に動作するか”を判定する「エクスペリエンス インデックス値」をご紹介しました。
別の方法でパソコン性能を数値化する方法として、ベンチマークソフトと呼ばれる性能測定ソフトを使用してみましょう。
パソコンの快適さを測定する「PCMARK05」
「PCMARK05」は、インターネットを視聴する、文章を作成する、ファイルを圧縮するなど、”パソコンの快適さ”を数値化する代表的なソフトです。
PCMARK05:ファイルの暗号、テキスト編集など、パソコンで日常的に使われるような作業負荷をかけるベンチマークソフト。
私が購入したInspiron 530で、このベンチマークソフトを試してみると、
PCMARKS05のベンチマーク結果
スコア:5369でした。
この数字はかなり高く、最新のノートパソコンInspiron 1520の4413と比べると、約2割増しです。事実、操作感はInspiron 530の方が上です。(Inspiron 1520の数字が低い訳ではないです。)
3Dグラフィックの表示能力を測定する「3DMARK」
「3DMARK」は、3Dオンラインゲームなどに対する3Dグラフィック表示能力を数値化するソフトです。
3DMARKS05:3D描画を測定する定番ソフト。
美しい3Dグラフィックが魅力
3Dゲームをしなければ、それほど気にする数値ではありません。しかしビスタは高いグラフィック能力を必要とされるOSですので、この数値が高いほど性能的な余裕があることになります。
3DMARKS05のベンチマーク結果
スコア:9102でした。
私がカスタマイズした「nVIDIA GeForce 8600GT」は、グラフィック負荷が高いオンライン3Dゲームでも楽しむことができる拡張型ビデオコントローラなのですが、同ビデオコントローラをカスタマイズした、ノートパソコンInspiron 1520の数値が5326であることを考えると、かなりの性能差と言えます。
これだけ3Dグラフィック能力が高ければ、将来的な不安もほとんどありません。「下位のビデオコントローラーでは不安・・・。」という方にお勧めです。
「3DMARK06」
また、「3DMARK05」のグラフィックベンチマークでは物足りない方のために、さらにグラフィック負荷が高い「3DMARK06」も配布されています。
3DMARKS06のベンチマーク結果
スコア:4304でした。
Inspiron 1520が3063だったことを考えると、順当な数字だと言えます。高解像度モードでの重負荷3Dグラフィック描画には歯が立ちませんが、十分検討している数値だと思います。
ただ結果としては、ゲーム専用機としてはInspiron 530よりも、ハイエンドゲーム機種XPSシリーズの方がお勧めです。
FINAL FANTASY XI オフィシャルベンチマークソフト
3Dオンラインゲームの先駆けとも言うべき、超有名なゲームが「FINAL FANTASY XI」です。ご存じの方も多いと思います。
現在では、もっと高度なグラフィック能力を必要とする3Dゲームも多数ありますが、未だに「FINAL FANTASY XIが快適に動作できるか?」という判断材料となるベンチマークソフトがあります。
それが、開発元のスクウェア・エニックス社が提供する、公式ベンチマークソフト「オフィシャルベンチマークソフト3」(公式サイト)です。
FINAL FANTASY XI オフィシャルベンチマークソフト
上記のような3Dデモが再生され、実際にゲーム環境に耐えられるかを判断することができます。
ベンチマークの数値結果によって、
- 1000〜:とりあえず動作はする
- 2000〜:ストレスなくプレイできる
- 3000〜:結構快適にプレイできる
- 4000〜:大画面/高解像度表示でも快適
- 7000〜:動作に問題なし
という判断ができるのですが、今回のInspiron 530については、
- 低解像度モード:9767
- 高解像度モード:5721
と、動作に問題なしのレベルです。
高解像度液晶のカスタマイズ環境であっても、十分満足できる性能だと思います。(ただし、GeForce 8300 GSではかなり数値が落ちると予想します。)
【まとめ】実際の使い勝手は?
ノートパソコンInspiron 1520と同等のカスタマイズながら、ベンチマークの数値的には大きな差を有するInspiron 530。快適性やコストパフォーマンスを優先する方にお勧めです。
一般的な使い勝手は問題なし
ビスタの快適性を表す「エクスペリエンス インデックス値」や「PCMark05」に関してはかなり高い結果を残しているため、一般の方が不満に感じることはほとんどないと思われます。
インターネット、文章作成、音楽CD再生、DVD映画/視聴、画像/動画編集などの使用目的であれば、十分メイン機種として使用できますし、上位パーツをカスタマイズすれば、実用最高レベルの環境を手に入れることも可能です。
3Dゲームを楽しむなら
ヘビーユーザーの方にとっては、最高でも「GeForce 8600GT 256MB」までの選択となるグラフィック能力に不満をお持ちでしょうが、「GeForce 8800」レベルのハイエンドグラフィックカードを必要とするゲームでなければ、十分な気がします。
Inspiron 530は、3Dゲーム専用機としては不安ですが、ビスタはもちろん、カスタマイズによってはライトな3Dゲームも楽しめる、息が長いデスクトップパソコンと言えそうです。
DELL公式サイト 製品ページリンク
売れ筋のDELLデスクトップ上位機種。
私も購入したInspiron 530の見積もり/カスタマイズはこちら→Inspiron 530(DELL公式ページ)
(速報3)Windows エクスペリエンス インデックス値を紹介<< >>(速報5)デュアルコアCPU「Core 2 Duo」がすごい
参考:パソコン納得購入ガイド内ページ
- Inspiron 530 製品詳細
- DELL納得購入ガイドお勧め!「Inspiron 530」カスタマイズ例
- 徹底検討!「Inspiron 530」のカスタマイズ項目
- DELL購入検討日記「Inspiron 530 購入検討記」