2009年冬のCPU選択を考える
- ビスタが快適に動作する数値を示す「ビスタエクスペリエンス値」
- 実作業での快適さを測定する「PCMARK05」
- 画像や動画などデジタルコンテンツ系の処理性能を測定する「PCMarkVantage」
- 3Dオンラインゲームに対応できる数値を示す「3DMark06」
- CPUのシングル処理速度を測定する「Superπ」
- 文章ファイルを圧縮する「+Lhaca」
- 音楽CDをパソコンに取り込む「iTunes」
- デジタル一眼レフで撮影した画像を編集する「Capture NX2」
- 動画を他形式に変換する「TMPGEnc 4.0 XPress」
- 3Dレンダリング性能を測定する「CINEBENCH」
3.画像や動画などデジタルコンテンツ系の処理性能を測定する「PCMark Vantage」
前ページでご紹介したPCMark05が、ファイルの圧縮や暗号化、メモリの読み書き、Windowsの起動ブラウズなどの分析を中心としているのに対して、今回ご紹介する「PCMarkVantage」は画像や動画などデジタルコンテンツ用途を中心とした重負荷ベンチマークテストです。
ひ弱なCPUだとベンチマークスコアが非常に悪く、上位CPUに大きなスコア差を付けられるテストなので、CPUの底力がわかります。
PCMarkVantage。大量の高画質画像やハイビジョン映像など、描画負荷が高いベンチマークが満載。
PCMark Vantageのスコア画面。総合スコアのPCMarkスコアだけでなく、TV/ムービー、ゲーミング、ミュージック、コミュニケーションなど様々な用途別テストが行うことができる。
今回の比較では、総合スコアの「PCMarkSuite」と、用途頻度が高いと考えたMP3形式→WMA形式のサウンドファイル変換などを実測する「MusicSuite」の2項目を採用しています。
比較対象 | 低 | 中 | 高 | (参考) |
---|---|---|---|---|
CPU名 | Core 2 Duo E7300 | Core 2 Duo E8400 | Core 2 Duo E8500 | Core 2 Duo E6320 |
PCMarkスコア | 2833 | 3079 | 3274 | 2472 |
Musicスコア | 2892 | 3279 | 3463 | 2421 |
Core 2 Duo E7300を基本としたPCMarkスコアの比率 | 1倍 | 1.09倍 | 1.16倍 | 0.87倍 |
Core 2 Duo E7300を基本としたMusicスコアの比率 | 1倍 | 1.13倍 | 1.20倍 | 0.84倍 |
PCMark Vantageでベンチマーク比較
Core 2 Duo E8400やCore 2 Duo E8500では、ベンチマークスコアが約1.1〜1.2倍アップ。動作周波数のアップが、ほぼスコアに反映されていることがわかります。
インターネットや文章作成など軽作業であれば、スコアの違いを体感することは難しいでしょうが、画像レタッチ編集やビデオ動画編集など重作業では大きな性能差と言えるでしょう。
実際に、私が画像レタッチ編集や動画編集をしている際でも、Core 2 Duo E8500はかなり快適です。処理量が少ないと上位CPUの恩恵は受けにくいこともありますが、デジタルコンテンツ系の作業が中心なら、ぜひ狙ってみてください。
DELL公式サイト 製品ページリンク
売れ筋のDELLデスクトップ上位機種。
私も購入したInspiron 530の見積もり/カスタマイズはこちら→Inspiron 530(DELL公式ページ)
実作業での快適さを測定する「PCMARK05」<< >>3Dオンラインゲームに対応できる数値を示す「3DMark06」
参考:パソコン納得購入ガイド内ページ
- Inspiron 530 製品詳細
- DELL納得購入ガイドお勧め!「Inspiron 530」カスタマイズ例
- 徹底検討!「Inspiron 530」のカスタマイズ項目
- DELL購入検討日記「Inspiron 530 購入検討記」