Studio One 19をベンチマーク測定
ハードディスクのデータ転送を計測するCrystalDiskMark
パソコンの3大パーツと呼ばれる「CPU」、「メモリ」、ハードディスク」ですが、その中でもダントツでデータ転送速度が遅いのが「ハードディスク」です。
CPUやメモリの増強は案外知られているのですが、ハードディスクについてはデータ保存容量を気にするだけで、ディスクの回転数に関心を持つ方は少ないです。
CPUやメモリをアップしても、ハードディスクの性能が低いと、せっかくCPUやメモリを補強してもハードディスクが足を引っ張って、”体感的な差を”感じることができません。
つまり、ハードディスクのデータ転送速度が高いほどパソコンの基礎能力向上が見込めることになります。このページでは、Studio One 19のハードディスクの性能について調べてみます。
比較対象 | Inspiron 545 | Studio One 19 | Studio 15 |
---|---|---|---|
今回ご紹介しているハードディスク容量 | 500GB | 500GB | 250GB |
ディスクの回転速度 | 7200回転/分 | 7200回転/分 | 5400回転/分 |
性能 | ◎ | ◎ | ○ |
備考 | デスクトップパソコン用のハードディスクは7200回転/分タイプが主流。ノートパソコン用ハードディスクよりもデータ転送が速い。 | デスクトップパソコン用のハードディスクは7200回転/分タイプが主流。ノートパソコン用ハードディスクよりもデータ転送が速い。 | スタンダードノートパソコンのハードディスクは5400回転/分タイプが主流。デスクトップ並みの7200回転/分タイプを搭載している機種もある。 |
CrystalDiskMarkとは?
ハードディスクの転送速度を測定するベンチマークソフト「Crystal Mark」。左列が読込速度、右列が書込速度を表わし、各列上から連続、ランダム512KB、ランダム5KBのデータ転送速度を示します。
CrystalDiskMarkの結果
Studio One 19のハードディスク性能。
比較対象 | Inspiron 545 | Studio One 19 | Studio 15 |
---|---|---|---|
ディスクの回転速度 | 7200回転/分 | 7200回転/分 | 5400回転/分 |
シーケンシャル Read | 87.03 | 91.14 | 62.95 |
シーケンシャル Write | 88.87 | 87.87 | 60.33 |
ランダム512KB Read | 41.56 | 37.16 | 27.14 |
ランダム512KB Write | 66.93 | 50.06 | 25.33 |
ランダム5KB Read | 0.597 | 0.483 | 0.370 |
ランダム5KB Write | 2.133 | 0.897 | 0.541 |
(参考)PCMARK05のハードディスクスコア | 5912 | 4830 | 3444 |
シーケンシャル(連続読み書き)では、Inspiron 545のハードディスクに匹敵する数値を記録していますが、ランダムでは全体的に少しスコアが下がり気味です。
参考までにPCMark05でのハードディスクスコアも比較してみましたが、ランダムの速度低下分だけスコアが下がっています。搭載するハードディスクにもよるのでしょうが、省電力タイプのハードディスクが使われているのでしょうか。
ただし、インターネットやメール程度の軽作業であれば、体感レベルでの差はありません。動画や画像などデジタルコンテンツ系作業が主用途の方はご参考にどうぞ。
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