Studio One 19 購入まとめ
Studio One 19のカスタマイズを考える
「Studio One 19の性能をベンチマーク測定」において、Studio One 19の性能について詳しくご紹介しました。実際にカスタマイズを検討している方のために、簡単にまとめてみます。カスタマイズのご参考にどうぞ。
高いビスタエクスペリエンス値を計測
今回ご紹介しているStudio One 19の構成。CPU以外は上位パーツを搭載。
Studio One 19のWindows エクスペリエンス インデックス値は4.8。
本体を限りなく小さくする一体型デスクトップパソコンでは、ワンサイズ小さなノートパソコン用の2.5インチハードディスクを採用することがあります。コンパクトになるので設計は楽になるのですが、その分だけ性能は落ちます。
その点、Studio One 19は「ハードディスク」項目で最高値の5.9を達成。一般的なデスクトップパソコンと同じ、高性能な3.5インチハードディスクを採用しているからです。
今回は500GBハードディスクを採用していますが、320GBや750GBでも性能面での差は大きくありません。厳密に言えばプラッタ容量によって差は出ますが、Studio One 19の用途では気にする必要はないでしょう。1GB当たりの単価が安い500GB前後がおすすめです。
グラフィックはGeForce 9400を狙え!
Studio One 19では、グラフィックにGeForce 9200とGeForce 9400がカスタマイズできます。チップセット統合型なので、将来拡張することができません。先行投資をおすすめします。
GeForce 9400を搭載するとグラフィックスコアは、4.8と5.1ですが、
GeForce 9200では、4.2と4.8に落ちます。
CPUやメモリが高速でもグラフィック能力が低いと、パソコン全体の基本能力としては高くありません。一番低いスコアの影響を受ける総合スコアでも4.8→4.2と大きく目減りします。アップグレード料金も2千円前後なので、GeForce 9400を狙ってみてください。
上位CPUを狙ってみよう!
今回ご紹介しているStudio One 19では、CPUに「Core 2 Duo E7500 (3MB L2 キャッシュ、2.93GHz、1066MHz FSB)」を搭載しています。安価な割に動作周波数が高いので、自作パソコンユーザーにも人気が高いCPUの一つです。
性能にこだわる方であれば、上位の「Core 2 Duo E8400 (6MB L2 キャッシュ、3.00GHz、1333MHz FSB)」もおすすめです。動作周波数こそほとんど変わりませんが、2次キャッシュメモリが2倍の6MBとなり、データ転送速度を示すFSBも1066MHz→1333MHzとアップします。
インターネットや文章作成程度の軽作業では大差ありませんが、画像や動画など重作業に威力を発揮します。予算に余裕があれば、アップグレードをおすすめします。
Core 2 Quadも搭載可能!
Studio One 19の発売がDELLから発表された当時、私個人的に一番驚いたのがクアッドコアCPUであるCore 2 Quadを搭載できることでした。
Studio Slim Desktopが搭載するクアッドコアCPU「Core 2 Quad」の概要。理論的にはデュアルコアCPU「Core
2 Quo」の2倍速で並行処理できることになります。
「この薄いStudio One 19の本体に、発熱量が多いCore 2 Quadを搭載しても問題ないのか?」と。(問題ないから発売してるんですけどね。)
Core 2 Quadも発売当初は発熱量が凄かったり、消費電力が高かったりとヘビーユーザー向けの印象が強かったですが、最近になってかなり改善されているようです。コアを4つ搭載していますので、性能的な余裕も大きく、対応ソフトでは劇的な処理速度を実現します。画像や動画が主用途の方は検討してみてください。
反対に、インターネットやメール、文章作成が中心の方であれば、クアッドコアCPUは過大性能です。体感差はもちろん、実際の処理速度に関しても、恩恵を受けることはほとんどありません。余った予算分を、他のカスタマイズアップグレードに当てましょう。
興味がある方は、DELL検討日記「CPU性能対決!クアッドコアVSデュアルコア」をご参照ください。
メモリは3GBもしくは4GB
メモリの価格が下がっていますので、個人的には4GBがおすすめです。一体型デスクトップなので、パソコン初心者の方には将来のパーツ増設は難しいので、購入時に大容量メモリのカスタマイズを検討してみてください。
ちなみに、OSは32ビット版と64ビット版が選べます。32ビット版だと、3GBメモリの壁がありますので、無理に4GBを選ぶ必要はありません。5千円程安い3GBメモリを選んでおき、その他パーツに予算を充ててください。
Studio One 19を購入するなら、タッチスクリーンを選択肢に!
Studio One 19で採用されているタッチパネルは、光学センサー方式です。従来の感圧シートを採用したタッチパネルとは異なり、画面がクリアです。指操作の反応もよく快適です。
液晶ディスプレイの端には、光学式センサーが配置されています。
2本の指を使えば、ズームやスクロールなどの操作も簡単。慣れは必要ですが、結構便利です。
DELL公式サイト 製品ページリンク
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