パソコン納得購入ガイドのWindows Vista検討コラム
Windows Vistaに乗り換えるのはいつが良い?
「ビスタに乗り換えるのは、いつが良いの?」
私の身近で、一番多い質問がこれです。
マイクロソフト社から新しいOSが提供される時期は、不確定要素が多いので判断が難しいところですが、今後の予想をまとめると以下のようになります。
新OSの発売時期と、現OSのサポート期間
新OSに乗り換えるための3箇条
OSの買い時を考える上で、私が考える大切なポイントは、以下の3点です。
- マイクロソフトは、 OS の発売間隔を3年に設定。
- サポート期限は、新しい OS が発売されてから約2年間。
(XPに関しては、ユーザーの強い意見により延長された。) - 一部では、大きな変化は今回が最後とも言われている。
1.マイクロソフトは、 OS の発売間隔を3年に設定
IT業界の技術進歩はとても早く、パソコンで行う作業は多種多様です。
さらに、コンピュータウイルスなどによる個人情報の漏洩など、セキュリティ的な問題が数多く報道されていることは、ご存じのとおりでしょう。
このことからも、パソコンの基礎となるOSには、性能・機能の向上が義務付けられている状態であり、 事実上シェアを独占しているマイクロソフト社には厳しい目が向けられています。
そこでマイクロソフト社は、新OSの開発期限を約3年に設定することによって、できるだけ安全かつ高性能なOSを提供するようにしています。
2.サポート期限は、新しい OS が発売されてから約2年間
OSは、複雑なプログラムで組まれているため、開発者が予想もしない不具合が発生します。
そのため、新しいOSが発売された後も、古いOSに対するサポートが必要となります。
通常は、新しいソフトが発売されれば、サポートは停止になりがちです。
しかし、マイクロソフトのOSは世界的なシェアを持つことから、アフターケアが強く求められています。
そのサポート期間は、原則、新しいOSが発売されてから約2年間です。
ちなみに、今回ビスタが2007年に発売されたことから、XPのサポートは「一部を除いて2009年に終了」とされていたのですが、ユーザーの強い意向があったため、2014年まで延長されています。
すると、
「2014年まで、XP を使い続けることができるのではないか?」
と思いがちですが、少々危険な理由もあります。。
XPは5年前のダイアルアップ、ISDN 時代を想定して開発されたOSであり、現在のようなインターネット常時接続時代を想定して作られたOSではありません。日々脅威にさらされ続けるパソコンのセキュリティ不安を解消できるものではないのです。
3. 一部では、大きな変化は今回が最後とも言われている
XP から今回のビスタが発売されるまで、約5年もかかりました。
マイクロソフト社が公表している3年という期間から言えば、大きく遅れた結果となっており、新しい OSの開発の難しさが表れています。
さらに一部では、
「大きな変化は今回が最後かも・・・」
とも噂されています。
仮に、3年という開発期間を守っていくのであれば、大きな機能向上は期待できませんし、 大きな機能向上を求めるのであれば、開発期間は今回のように5年かかるかもしれません。
まとめ
以上のことまとめると、
- XPをサポート終了まで、使い続けるのは危険
- セキュリティ機能を優先させるには、ビスタがおすすめ
- 次世代OSの発売予定は、2010年頃
となります。
私が考える、おすすめの乗り換え時期は、ずばり今年中です。
ビスタが発売されてからすでに2ヶ月程度経ち、ビスタ対応の周辺機器やアプリケーションソフトも出始めました。ビスタ発売当初には様子見だった方が、そろそろ検討を始められている話もよく耳にします。
来年(2008年中)には、2010年の次世代OSの情報が出始める可能性がありますので、乗り換え時期を逃してしまう可能性も考えられます。
特に、個人情報の漏洩などセキュリティ対策を重視したい方や、パソコン本体の買い換え時期を迎えている方は、ご検討してみてはいかがでしょうか。
参考:Windows Vista関連情報
参考:DELL公式ページ
- Dimensionシリーズ(製品一覧ページ)
- Inspiron シリーズ(製品一覧ページ)
- DELLであなたにぴったりのPCを見つけよう!(DELL公式特設ページ)