DELL(デル) Dimension/Inspiron
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ページ更新:2007/3/11
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パソコン初心者の方のための、Windows Vista対象カスタマイズ基礎知識

Windows Vista お勧めカスタマイズ 〜CPU ノートパソコン編 その3〜

このページでは、DELLのノートパソコンにおけるCPUの選び方について、もう少し詳しくご紹介したいと思います。

(ただし、話が少し長くなりますので、あまり興味のない方は、飛ばしてお読みください。)

CPUの長所・短所を知ろう!(ノートパソコン編)

  1. コアと呼ばれるCPUの中枢部分が2つある、「Core 2 Duo」デュアルコア・プロセッサ」がおすすめ
  2. Core Douプロセッサは省電力性に優れ、モバイル用途に最適
  3. 「とにかく安く購入したい」、「インターネットや文章作成程度で十分」という方には、Celeron Mがおすすめ
  4. 【高性能CPUがおすすめの理由】 Windows VistaはCPUの性能を必要とするOSである

1.コアと呼ばれるCPUの中枢部分が2つある、「デュアルコア・プロセッサ」がおすすめ

最近何かと話題のCPU、それがデュアルコアCPUです。

コアを2つ搭載し、処理性能が向上

CPUには、性能の中核をになう”コア”という部分が存在します。

従来のシングルコアCPUと呼ばれる「Pentium M プロセッサ」や「Celeron M プロセッサ」は、1つしか搭載されていなかったのですが、CPUが進化するに従って、贅沢に2個(デュアル)搭載されたCPUが開発されたのです。

それが、"デュアルコアCPU"と呼ばれるもので、現在の「インテル Core 2 Duo」や「AMD Turion 64 X2」が該当CPUとなっています。

Windows VistaはデュアルコアCPUが主流

デュアルコアCPUの利点は何かと言いますと、複数作業時における処理速度の向上です。

デュアルコアCPUは、

  • 動画編集作業としつつ、音楽鑑賞を楽しむ
  • デジカメで撮影した画像レタッチ編集を楽しみながら、ファイルのエンコード(変換)を行う
  • インターネットやメールをしながら、Excel・Wordなどのビジネスソフトで文章作成を行う

といった、複数のアプリケーションを一度に動作する「マルチタスク環境」と呼ばれる状況で、劇的な処理性能を発揮します。

これは、コアと呼ばれるCPUの作業スペースが2倍に増えたことによって、CPUの作業量に大きな余裕ができたことが大きな理由となっているからです。

ちなみに、
「インターネットや文章作成しか使わない。」
という方であっても、近年の動画や画像データは容量が大きくなっている傾向にあるので、デュアルコアCPUの恩恵を受けることができます。

ウイルス対策ソフト等の常駐

もう1つ、デュアルコアCPUの恩恵として忘れてはならないのは、"ウイルス対策ソフト等の常駐"です。

例えば、ウイルス対策ソフトというのは、インターネット中やメールの送受信、ファイルの展開やその他不正なアクセスなどをリアルタイムで監視しています。

そのため、単にインターネットをしているだけであっても、

  • インターネット
  • ウイルス監視

という、2つの作業が同時に行われている"マルチタスク環境"であると考えられます。
つまり、処理能力的に余裕があるデュアルコアCPUの性能が発揮されるという訳です。

もちろん、デュアルコアCPUでなくても問題ありませんが、今後作業量が増えることを考えると、初期投資としては効果的なのではないでしょうか。

2.Core Douプロセッサは省電力性に優れ、モバイル用途に最適

Core Dou プロセッサは、Core 2 Duoプロセッサと同じデュアルコアCPUです。
そのため、「性能としては近いものがある」と考えがちですが、使用目的としては少し異なるCPUです。

「Core Duo」と「Core 2 Duo」の違いって?

先に発売されたのは、Core Duoの方です。

従来のPentium Mプロセッサから、世代交代する役割として登場し、そのコストパフォーマンスの高さには定評がありました。

しかし、その後すぐに、
約20〜30%も性能が向上!
と発表されたCore 2 Duoが発売されたために、ひっそりと陰を潜めてしまいました。

たしかに処理負荷が高い作業であれば、
「約20〜30%も性能が向上!」
という言葉に疑いの余地はないのですが、軽い処理負荷であればそれほど体感速度としては変わらないこともあります。

そんなCore Duoの利点は、
Core 2 Duoよりも消費電力が少ない
ということです。

数字で言えば、数W(ワット)程度の小さい電力差でしかありませんが、モバイル用途となると話は違います。

つまり、

「性能を追求したCore 2 Duo」=(イコール)=「消費電力が上がってしまったCore 2 Duo」

ということになるのです。

そのため、「持ち運ぶ機会が多い」+「軽負荷作業が中心」というモバイルユーザーには、おすすめのCPUと言えるでしょう。

3.「とにかく安く購入したい」、「インターネットや文章作成程度で十分」という方には、Celeron M プロセッサでもOK

高性能なCore 2 Duoプロセッサに対して、低価格でコストパフォーマンスが高いCPUが、Celeron Mプロセッサです。

  • 「性能よりも安さ」
  • 「使用目的は、インターネットやメール程度」
  • 「動画はほとんど扱わない」

と、ハッキリと割り切れる方におすすめなCPUです。

低価格とは言うモノの、最近のCPUは基本性能が高いので、一般的な使用目的であれば十分です。処理負荷が高くならない限り、高性能CPUとの差を実感できる場面は少ないかもしれません。

"Celeronプロセッサで節約”という選択も検討しましょう。

【高性能CPUがおすすめの理由】 Windows VistaはCPUの性能を必要とするOSである

Windows Vistaは、現在のWindows XPと比べて、とても高い性能を必要とします。

一般的に、ビスタが動作できるかの鍵を握るパーツと言えば、メモリとビデオコントローラです。
しかし、CPUはパソコン性能の要(かなめ)となるパーツであることに間違いはなく、低価格なCeleron Mプロセッサでは不安が残ります。

特にその差が顕著に出るとされるのが、

  • データの編集作業
  • データのエンコード(変換)作業
  • 3Dオンラインゲームやアプリケーションの使用

上記の作業がメインという方には、デュアルコアCPUが必須と考えるべきでしょう。

>>メモリ

参考:Windows Vista関連情報

参考:DELL公式ページ
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