Windows Vistaの機能をチェック!
このページでは、Windows Vista(ウィンドウズ ビスタ)の気になる機能をご紹介します。
Windows Vista(ビスタ)の主な機能
8.Windows Vista エディション比較
Windows XPで、「Home Edition」や「Professional」といったエディションがあったように、Windows Vistaにも以下の4種類が発売されています。
1.各種エディションの概要
- 機能が少なくて、お買い得な「Home Basic(ホームベーシック)」
-
インターネットや電子メールの作成、デジカメで撮影した画像を楽しむことが目的の方におすすめ。
キレイな半透明・3Dグラフィック機能”エアロ”は使用できませんが、パソコンに必要とされる性能も低くてすむメリットがあります。Windows XPよりも、向上したセキュリティ機能や検索機能を使ってみたいという方に最適です。
- キレイなグラフィック機能”エアロ”が使える「Home Premium(ホームプレミアム)」
-
ウィンドウの半透明化や、複数のウィンドウを重ねて表示できる”フリップ3D”など、ビスタならではの機能を搭載した、メインエディション。
デジカメで撮影した画像の編集管理はもちろん、ビデオカメラで撮影した動画の編集やDVDメディアへの書き込み、音楽や映像を家電プレーヤーと同様、簡単に扱える統合ソフト「Windows メディアセンター」など、デジタルコンテンツを扱うソフトを完全装備。
一般的な使用目的であれば、このエディションでOKです。
- システムのバックアップ機能など、ビジネス用途に最適な「Business(ビジネス)」
-
家庭用メインエディションである、「Home Premium(ホームプレミアム)」とは対照的に、ビジネス機能に特化したエディション。
パソコンシステム全体をバックアップできる機能や、間違って上書きしてしまったファイルを、以前のバージョンの状態へ戻すことができる「シャドウコピー」など、データの安全性を追求しています。
デジタルコンテンツを扱うソフトが搭載されていませんので、家庭用には向きませんが、どちらかと言えば仕事用というパソコンに最適なエディションです。
- Vistaの機能を満喫、上記エディションを全部まとめた「Ultimate(アルティメット)」
-
上記3エディションの機能をすべて統括した、ビスタ最上級エディション。
さらに、デスクトップの壁紙に動画が設定できる「Ultimate Extras」や「ビットロッカーによるドライブ暗号化」など、アルティメットだけに搭載されている機能もあります。
家庭個人用として、デジタルコンテンツを扱う方や、業務用として、データの安全性・信頼性の双方を求める方、ヘビーユーザーの方に最適です。
2.エディション別 機能比較表
上記でご紹介した4つのエディションについて、搭載している機能を比較してみましょう。
基本性能
エディション名 | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
---|---|---|---|---|
ビスタの醍醐味 「Windows Aero(エアロ)」 |
- | ○ | ○ | ○ |
複数のウィンドウを重ねて回転 「Windows フリップ3D」 |
- | ○ | ○ | ○ |
ガジェットが置ける 「Windows サイドバー」 |
○ | ○ | ○ | ○ |
スパイウェアや一部のウイルスを発見、削除できる 「Windows Defender」 |
○ | ○ | ○ | ○ |
閲覧可能なサイトを制限できる 「保護者制限機能」 |
○ | ○ | - | ○ |
タブ機能やセキュリティが向上した 「Internet Explolor7 ブラウザ」 |
○ | ○ | ○ | ○ |
強化された検索機能 「クイック検索」 |
○ | ○ | ○ | ○ |
USBメモリで快適性をアップ 「Ready Boost」 |
○ | ○ | ○ | ○ |
64ビット版ビスタで搭載できる 最大メモリ容量 |
8GB | 16GB | 128GB | 128GB |
何度も申しますが、ビスタの醍醐味である”エアロ”は、「Home Basic」では使用できません。
その他は一部を除いて、ほとんど同機能だと言えます。
その中でも、特に注目しておきたいのが、セキュリティ機能が大きく向上させた「Windows Defender(ディフェンダー)」と、タブ機能を搭載してホームページの閲覧が簡単になった「Internet Explolor 7 ブラウザ」です。インターネット閲覧の頻度が多い方には、安心な機能でしょう。
デジタルコンテンツ、マルチメディア機能
エディション名 | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
---|---|---|---|---|
デジカメ画像の管理と編集 「Windows フォトギャラリー」 |
○ | ○ | ○ | ○ |
ビデオ動画編集ができる 「Windows ムービーメーカー」 |
- | ○ | - | ○ |
DVDメディアへの書き込みも万全 「Windows DVDメーカー」 |
- | ○ | - | ○ |
家電プレーヤーのように簡単な操作ができる 「Windows メディアセンター」 |
- | ○ | - | ○ |
Xbox360と連携した 「ホームネットワーク」 |
- | ○ | - | ○ |
基本性能は、各種エディション共にほとんど変わりませんでした。
しかし、このデジタルコンテンツに関する機能は、大きく違うことがわかります。
デジカメ写真の管理・編集が行える「Windows フォトギャラリー」は、全エディション使用できますが、その他の動画編集・DVDオーサリング等のマルチメディア機能は、「Home Premium」と「Ultimate」の2エディションのみです。
「Home Basic」はもちろん使用できませんが、「Business」でも使用できないので、ご注意ください。「Business」は、「”Home Premium”の上位エディション」と誤解する方が多いようです。
業務関連機能
エディション名 | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
---|---|---|---|---|
システム全体をバックアップ 「Windowsバックアップ」 |
- | - | ○ | ○ |
上書きしたファイルも元通り 「シャドウコピー」 |
- | - | ○ | ○ |
秘密のファイルを暗号化 「暗号化ファイルシステム」 |
- | - | ○ | ○ |
インターネットで遠隔操作が可能 「リモートデスクトップ」 |
▲ | ▲ | ○ | ○ |
ビジネスネットワーク環境で利用 「ドメイン参加」 |
- | - | ○ | ○ |
デスクトップの壁紙が動画になる 「Ultimate Extras」 |
- | - | - | ○ |
Windows XPでは、システムに不具合が出た場合に”復元機能”を使えましたが、システム全体のバックアップ機能は搭載していませんでした。そのため、他社の有料バックアップソフトを別途購入する必要がありました。
その点、Windows Vistaでは、「Business」と「Ultimate」の2エディションにおいて、標準機能として搭載されています。
また、うっかり上書きしてしまった重要ファイルも、以前のバージョンに復元できる「シャドウコピー」を搭載しているのも、この2エディションのみです。
まさに、データの消失が決定的となる業務関係用の機能と言えるでしょう。
どの機能が必要かを考えよう!
ビスタでは、4つのエディションによって、かなり機能に違いがあることがわかります。
もちろん、「Ultimate」が良いのは間違いないのですが、何せ価格が高いのと、選択できるDELLパソコンに制限がありますので、へービーユーザーの方にしか向かないでしょう。
パソコン購入ガイドのおすすめ
私のおすすめは、やはり「Home Premium」です。
デジカメ写真やビデオカメラで撮影した動画などの編集が標準ソフトで可能です。
その他にも、一般ユーザーの方が必要とする機能は、十分な兼ねそろえています。
ただあえて言うならば、
- システム全体をバックアップできる、「Windowsバックアップ」
- 上書きしたファイルも前バージョンに復旧できる「シャドウコピー」
を使いたいかどうかが、選択の分かれ目となるでしょうか。
ご自身に必要な機能は何なのか、予算とあわせてご検討ください。
参考:Windows Vista関連情報
参考:DELL公式ページ
- デル、お得なキャンペーン情報
- DELLであなたにぴったりのPCを見つけよう!(DELL公式特設ページ)