パソコン初心者の方のための、Windows Vista対象カスタマイズ基礎知識
Windows Vista お勧めカスタマイズ 〜ビデオコントローラ編〜
ビデオコントローラのカスタマイズを考える上で、もう1つ大切な要素があります。
それは、ビデオコントローラに搭載されているグラフィックメモリの容量です。
Windows Vistaに必要なグラフィックメモリの容量
拡張型のビデオコントローラには、専用のグラフィックメモリが搭載されています。
メインメモリ(512MBや1GBと呼ばれる数字)同様、搭載されているグラフィックメモリ容量が多いほど、動画描写が快適になるのです。
Windows XPでは、それほどグラフィックメモリ容量を必要としないので、気にする必要はありませんでしたが、Windows Vistaではそういう訳にはいきません。
ちなみに、Windows Vistaを快適に動作させるために必要とされる、グラフィックメモリ容量の参考値は以下のとおりです。
解像度 | 〜SXGA(1,280×1,024) | 〜WUXGA(1,920×1,200) | WUXGA〜(1,920×1,200) |
---|---|---|---|
グラフィックメモリ容量 | 64MB | 128MB | 256MB |
あくまで参考値なので、このメモリ容量以下だと動作しないという訳ではありません。
しかし快適性はかなり低くなりますので、できるだけ余裕を持ったグラフィックメモリ容量を搭載しているビデオコントローラがおすすめです。
【参考】DELLの液晶モニタ別おすすめグラフィックメモリ容量
DELLのノートパソコンを購入する場合は、機種によって液晶モニタのサイズが決まっています。
表示解像度のみが選べますので、上記の解像度におけるグラフィックメモリ容量を搭載したビデオコントローラを選択すれば問題ないでしょう。
ところが、デスクトップパソコンになると、複数のモニタが選択できることから、グラフィックメモリ容量に対する検討が、もう少し複雑になります。
参考として、DELLの液晶モニタのラインナップと比較すると、以下のようになります。
液晶モニタサイズ | 表示解像度 | 最低限必要なグラフィックメモリ容量 | おすすめグラフィックメモリ容量 |
---|---|---|---|
17インチ | 1,280×1,024 | 64MB | 128MB以上 |
19インチ | 1,280×1,024 | 64MB | 128MB以上 |
20インチ | 1,600×1200 | 128MB | 256MB以上 |
20インチワイド | 1,680×1050 | 128MB | 256MB以上 |
22インチワイド | 1,680×1050 | 128MB | 256MB以上 |
24インチ | 1,920×1,200 | 128MB | 256MB以上 |
30インチ | 2,560×1,600 | 256MB | 512MB以上 |
液晶モニタ選択のポイント
128MB〜256MB程度あれば、グラフィックメモリ容量としては一般的だと言えます。
基本的には、ビデオコントローラの性能が低→中→高となるにつれて、グラフィックメモリ容量も「64MB→128MB→256MB→512MB」となります。中〜高性能タイプを選択しておけば、あまり難しく考える必要はないでしょう。
ちなみに最近の主流は128MBや256MBです。
一部高性能なビデオコントローラでは、512MBというタイプもありますが、3DゲームやCGグラフィックなど特定の作業をしなければ性能過多です。
とはいうものの、仮にグラフィックメモリ容量が少ない場合、半透明表示などの画面効果が強制的に終了されて無透明表示になってしまいますので、余裕をもったパーツを選択しましょう。
>>液晶モニタ その1へ
参考:DELL公式ページ
Dimensionシリーズ(製品一覧ページ)
Inspiron シリーズ(製品一覧ページ)
DELLであなたにぴったりのPCを見つけよう!(特設ページ)