DELL(デル) Dimension/Inspiron
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ページ更新:2007/2/10
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Windows Vista(ビスタ)へアップグレード

4.動作に必要な性能条件

このページでは、ビスタを動作させるために必要なパソコンの性能について、再度確認してみたいと思います。

マイクロソフト社が公認する、「Capable PC」と「Premium Ready PC」

ビスタは、WindowsXPと比べて、格段に高い性能を必要とします。
そこで、自分の所有しているパソコンがビスタに対応できる性能を持っているのか、判断できる基準を発表しています。

マイクロソフト社が公認している性能には、

  • Capable PC・・・ビスタが最低限動作できる性能
  • Premium Ready PC・・・ビスタがある程度、快適に動作できる性能

という、2段階の基準が設定されています。

その性能比較は、以下のとおりです。

項目 Windows XP Capable PC Premium Ready PC
プロセッサ 300MHz 800MHz 1GHz
システムメモリ 128MB(推奨) 512MB 1GB
GPU SVGA (800x600) SVGA (800x600) DirectX 9対応
グラフィックメモリ - - 128MB
HDD - 20GB 40GB
HDD空き容量 1.5GB 15GB 15GB
光ディスク装置 CD-ROM ドライブ CD-ROM ドライブ DVD-ROM ドライブ

参考までに、Windows XPの必要性能と比較してみましたが、いかにビスタがパソコンの性能を必要とするかがわかります。もちろんおすすめは、一番右列の「Premium Ready PC」条件です。

CPU

基本的には、最近のパソコンであれば、1GHzという動作周波数はクリアしています。
ビスタに対応できるか、できないかという基準では、全くといって良いほど問題ないでしょう。

ただし、複数のウィンドウを開きながらの作業や、画像や動画など処理負荷が高い作業がメインとなる方は、「Core 2 Duo プロセッサ」などの高性能デュアルコアCPUがおすすめです。

システムメモリ

ビスタの動作条件に重要とされるのが、このメモリ容量です。

Windows XPでは、128MBや256MBで動作していたメモリが、ビスタでは最低でも512MB必要となります。(ちなみに、512MB未満であれば、インストールさえさせてもらえません・・・)

上記表のように、ビスタは512MBでも動作はしますが、快適とは言えないでしょう。
最低でも1GBメモリ、快適性にこだわるなら2GBメモリがおすすめです。

GPU

システムメモリと並んで、ビスタで最重要とも言われるのが、ビデオコントローラです。
DirectX 9という規格に対応していなければ、ビスタの目玉機能とも言える”エアロ”が使用できません。

基本的には、独立型のビデオコントローラを搭載する必要があり、ノートパソコンでは、最新のノートパソコンでないと難しいのが現状です。

ただし、デスクトップパソコンでは、2〜3年ほど前のビデオコントローラでも動作することはあります。(私のデスクトップもビスタ動作確認済みですし。)

※上記表では省略していますが、エアロを使用するためには、「WDDMドライバ」と呼ばれる対応ドライバ、「Shader Model 2.0以上」、「32ビットカラー表示が可能」という条件がつきます。DELLでは、”ビスタに対応している”と記載があれば問題ないでしょう。

グラフィックメモリ

ビデオコントローラに搭載されている、専用メモリのことです。
このメモリ容量が128MBないと、ビスタの描画力は十分に発揮できません。

モニタの表示解像度(1280×800と呼ばれる、表示範囲をあらわす数字)が高いと、256MB必要な場合もあります。1920×1080以上であれば、256MB以上のグラフィックメモリがおすすめですが、一般的には128MBでもOKでしょう。

HDDと空き容量

ビスタをインストールするためには、もちろんハードディスクの空き容量も考えなければいけません。

最低限必要とされる空き容量は、15GBです。
5年ほど前のパソコンでは、おそらくギリギリ、数年前のパソコンでも容量に余裕がない場合もあると思います。

最近のパソコンは、ハードディスクの大容量化が進んでいますので、それほど気にする必要はないかもしれませんが、念のため確認しておきましょう。

光ディスク装置

ビスタはDVDメディアでの購入となりますので、もちろんDVDが読み込める光学ドライブが必要です。(一部では、CDメディアタイプも実在しますが)

最近では、DVDドライブも当たり前になりつつあるので、心配する必要はないかもしれませんが、頭の片隅にでも入れておきましょう。

ビスタとXP以前のOSとの差

このように、ビスタはWindows XP以前のOSが必要とする性能と、かなり大きな差があります。

現在使用しているパソコンの性能が、ビスタ必要条件にギリギリのレベルであれば、迷うことなく新規購入をおすすめします。

ビスタにアップグレードするために、”ビスタを購入する経費”、”メモリやグラフィックカードを追加購入する経費”を考えると、新規にパソコンを購入した方が結果的に将来長く使えるでしょう。

メモリとビデオコントローラの性能に重点を置いて、購入予算を検討してみましょう。

>>ビスタとXPを両方使いたい

参考:Windows Vista関連情報

参考:DELL公式ページ
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